コールセンターを辞める理由と辞めたくなった時の対策法
コールセンターを辞める理由には、実際に勤めた人が感じる様々なものがあるでしょう。その中でも、どのようなものが多いのでしょうか。
そして辞めたいと思った時には、どう行動をすればよいのかについてもお伝えしていきましょう。
コールセンターを辞めたくなる理由
コールセンターを辞めようかな…と思う理由には、どのようなものがあるのかについて、まずは見ていきましょう。
ストレスやプレッシャー
仕事をしていく中で、ストレスやプレッシャーを感じる人はとても多いです。コールセンターに勤務をしていると、様々なお客さんの対応をすることになりますよね。
相手としては当然と思って話して来る内容でも、こちらにとっては不快になるものあるのです。
ストレス発散のようにして、電話をしてくるクレーマーと呼ばれるタイプの人もいるでしょう。こういう相手にも、分け隔てなく丁寧に接しなければいけないのが、コールセンターの辛いところでもあるのです。
ただ電話を受けていればいいだけだと、周りから思われる場合も。でも簡単な仕事ではなく、嫌な思いをして疲れを感じる場面はとても多いのです。
人の話し声が辛くなる
たまに電話や話し声がストップすればまだよいのですが、鳴り続ける時もありますよね。こうなると着信音が気になってきたり、人の話し声に対して辛さを感じたりするのです。
順番に出るようになっていて、なかなかその順番が回ってこない場合もまだよいでしょう。でも息をつく暇もなく、すぐに自分の順番になり電話の鳴る音を聞いて話し声を聞かなければいけないのは大変ですよね。
人の話し声については慣れているはずだと思っていた人でも、勤めるのに疲れてくると段々と嫌なものになってしまうのです。
人と話すのが好きで、コールセンターに勤めたという人もいるでしょう。でも段々とこれが嫌になり「自分は人との会話が得意ではないのかもしれない」と、悩んでしまうようになるのです。
時間に追われることが苦しい
何時までに何件の電話に出なければいけないなどの、ノルマが決まっている場合もありますよね。
こういう時に、急いで電話に出なければいけないと時間に追われてしまう場合もあるのです。
せめて穏やかな気持ちで電話に出られたのならよいのですが、時間にまで追われてしまうと、かなり気持ちが苦しいですよね。
このまま続けていると、自分らしさを見失ってしまいそう…と思い、コールセンターを辞めるのを考えるようになる人もいるでしょう。
丁寧で失礼のない話し方を徹底しなければいけない
相手に対して丁寧で失礼のないように、話し方を徹底しなければいけないことも多いでしょう。先輩や上司から、話し方について学ぶ機会もあるかもしれません。
でもどんなに学ぼうとしても、難しい対応の仕方がありますよね。これについては「どうしたらいいのだろう」と、この時になって思う可能性もあるでしょう。
今までの経験を武器にして頑張ろうとしても、相手によって話してくる内容や話口調にも違いがあります。
これを感じると、ケースバイケースで対応を要求される難しさに疲れてしまうのです。自分の満足のいく対応ができて良かったと思ったら、次の電話でこれができなかった場合も。
少し自信を持っても、すぐに自信を無くさせる出来事が待っているのです。切り替え上手になれたらよいのですが、できないと思うと「自分は向いていないかもしれない」と思ってしまうでしょう。
体が疲れることも
同じ行動を繰り返すと考えると、疲れやすい可能性があるでしょう。色々な仕事をすれば、気持ちを変えられるかもしれません。
でもいつも同じ仕事内容の場合は、どうしても体が疲れやすくなるのです。
座っている時間がとても長い
休憩時間であっても、座ったままでいなければいけないケースもあります。たまには立ち上がって、社内を歩く時間が欲しいと思う時も。
でもなかなかこういう時間を与えてもらえず、お昼休みであっても誰かは電話当番が必要なので、座ったままお昼を取るケースもあるでしょう。
全然休憩にならず、疲れが取れないままなのです。こういう時に外に行って、公園を歩くなどの気分転換ができればよいのですが、これが許されない可能性が高いでしょう。
座りっぱなしでは、血液の流れが悪くなるかもしれません。そして冷え性などで悩むケースもありますよね。
自分は体が丈夫だから大丈夫だろうと思っていたら、とても疲れやすくなってしまったという例もあるのです。
トイレに行く時間もない
繁忙期などはトイレに行きたいと思っても、電話が鳴りやまないので行けない場合もあるでしょう。
このような状態では、体調を崩しかねません。これを上司や先輩に言ったとしても、改善しないケースもあるのです。
体調不良を感じたとしたら、仕事が原因かもしれないと思い辞めたくなってしまうでしょう。
働き方を変えられたらよいのですがそれができない時が多いので、どうしても体に負担がかかってしまうのです。
座っているだけだから楽かもしれない、このように思って入社した人もいるかもしれません。でも実際にはそんなことはないと分かり、体調を守るためにも辞めようと意識し始めるのです。
耳が痛くなることも
インカムをつけて受話音を聞くことになるので、これによる負担が心配になる人もいるでしょう。
耳が悪くなったらどうしよう…と悩むケースもあるのです。このような時には、自分の健康を守るためにも、続けられないように感じるでしょう。
自分にとって一番大切なものは何かを考えた時に、この仕事を続けていてはいけないと思うようになるかもしれません。
今後の対策について
辞めたいと思った時には、今後どうするのかを考えるようにしましょう。現在の自分の状況について客観視する必要があるのです。
人間関係に問題がある場合
仕事をしていて、人間関係に問題があると思うのなら上司や先輩、同僚に相談をしてみましょう。
このうえで改善できる可能性もあるのです。でも相談をしても状態が良くならないとしたら、長く悩み続けるのは辛いのでその場から離れることも考える必要があるでしょう。
人間関係の場合は、間に人が入ってくれると改善できる可能性があります。でも間に入ってくれる人がいないと感じたのなら、転職を考えるようにしましょう。
ノルマがきついと感じるのなら
仕事は何とかできるけれど、ノルマがきついのが悩みだと思うのならこれについては直属の上司に相談をしてみましょう。
やりがいになると会社側が思い、ノルマを課せている場合もあるのです。でもこちらにとっては、今のノルマが退職を考えるほど辛いと伝える必要があるでしょう。
伝えたことにより、ノルマを少し楽にしてくれるかもしれません。どうせ言っても無駄だと思い、何も言わないままで辞めるよりは相談をする機会を持つのが大切です。
まとめ
コールセンターを辞める時には、後悔が少ないようにしたいですね。仕事に就きながら転職活動をすることも可能なのです。
転職エージェントに在職中と伝えて、登録をするようにしましょう。こうすれば現在の自分の仕事よりも条件がよく、合うと思える場所をアドバイザーから紹介してもらえるかもしれません。
退職をしなくてもできるのが転職活動ですが、一人でするのは大変ですよね。ここで転職のプロに、委ねる部分は委ねるようにしてみましょう。
現在の職業に対しての悩みや不安についても、相談ができるので心が少しでも楽になるはずです。
