勝手に引き出しを開ける心理について・職場のデスクは常にオープンにするべき?

勝手に引き出しを開ける心理について・職場のデスクは常にオープンにするべき?

勝手に引き出しを開ける人の心理は理解できますか。隠しごとをしているつもりではなくても、自分の所有物を了承得ずに勝手に見る人は困りますよね。

では職場の場合はどこまでプライバシーを意識していいのか、デスクの扱い方で悩むこともあるかもしれません。そこで今回は、勝手に引き出しを開ける人の心理と、職場での対処方法について詳しくご解説していきましょう。



勝手に引き出しを開ける心理とは?

勝手に引き出しを開ける心理について・職場のデスクは常にオープンにするべき?勝手に引き出しを開けるのは、心理的に次のような理由があります。他人のスペースであるとはわかっていても、自分の行動を抑制できない原因があるようです。

 

当然だと思っている

友人の家に遊びに行き、ハサミを使う場面。「ハサミ貸してくれる?」と質問するのが一般的なマナーですが、中には人の家でも勝手に引き出しを開けて探す人もいますよね。

この心理背景にあることは「当然」だと思っているため。仲がいいから、知り合いだからなど、相手との関係性で言い訳して自分の行為を正当化しています。

家族同士ならもちろん勝手に引き出しを開けることはあるかもしれませんが、他人とはどれほど仲がよくても一線を引くことが大切。勝手に引き出しを開ける人は、心理的に世の中のマナーを理解していないのかもしれません。

 

好奇心旺盛だから

勝手に引き出しを開ける心理とは、純粋な好奇心のため。他人がどのようなものを所有しているのか、どう整頓しているのか、興味があるためにやってしまいます。

好奇心旺盛なので、気になることがあれば積極的に行動に移すタイプ。しかし自分の興味が優先されることもしばしばあるので、他の人の迷惑を考えないところもあります。

引き出しの中には意外なものがしまっているかもしれません。好きな人や嫌いな人など、相手の人間性が見えることも。そんなことを想像していると、思わず体が動いてしまうのでしょう。

 

変わった趣味

勝手に引き出しを開ける心理とは、少し変わった趣味と共通しています。他人のプライバシーを見ることで心が満たされるタイプ。隠しごとをされると余計に気になり、しつこく相手に質問することもあるでしょう。

勝手に引き出しを開ける人は、心理的に自分の欲求を満たしたいため。表面的にはとても真面目そうな人ですが、プライベートではとても短気で意外な一面を持っているタイプかもしれません。

 

自己防衛のため

勝手に引き出しを開ける人は、心理的に自分を危険から守っていることが関係しています。相手がどのような武器を持っているのか知りたいようなこと。

引き出しの中にしまってある人の持ち物は、「見せたくない秘密」も含まれています。それは場合によっては他人に辛い思いをさせるアイテムにもなり得るため、自分がトラブルに巻き込まれないよう、相手の戦略を先手打ってチェックしているのです。

 

甘えがある

勝手に引き出しを開ける人は、心理的に自分への甘えがあるため。幼少期に両親に甘やかされて育った人は、自分が何をしても怒られないと自信があります。

このタイプは引き出しの中身に興味があるわけではなく、ダメなことをできる自分に満足したいため。甘やかされている人は心配りやデリカシーが不足しているので、人付き合いでもトラブルになることはよくあるでしょう。

 

職場のデスクはオープンにするべきか

勝手に引き出しを開ける心理について・職場のデスクは常にオープンにするべき?職場のデスクは自宅とは違うので、どこまでオープンにするべきか迷いませんか。そんな時は次のポイントを意識してデスクを管理してみましょう。

 

私物は入れない

職場のデスクは仕事で使うものなので、本来私物は入れないと考える人は多いですよね。しかし休憩時間に読む本やおやつなど、仕事をするうえで保管しておきたい私物もあるはず。

その判断になるのは、他人に見られてもいいアイテムかどうか。たとえば飴やガムなどは、勝手に引き出しを開けて見られても大丈夫かもしれませんが、給与明細などプライバシーに関するものはできれば勝手に見られたくはありません。

線引きが難しい時は一切私物を入れず、常にオープンにできるよう徹底してみましょう。

 

会社のルールを確認する

勝手に引き出しを開ける人はオフィスにもいるはず。「ペンを使いたかったので勝手に開けた」という場面はよくありますよね。このような他人の行為がとても不快に感じる場合は、会社のルールを確認してみてください。自分のデスクは必ず鍵をかけておくなど、規則で決まっている場合もあります。

 

鍵をかける引き出しを決めておく

職場のデスクには貴重品を入れることがよくありますので、他人に勝手に開けられるのは不安ですよね。しかし隠しごとをしているように思われるのも困るので、鍵をかける引き出しをひとつだけに決めておくことも方法です。

セキュリティ面は自己責任の部分もありますので、万が一のことを想定して重要なものを入れた引き出しだけをきちんと管理。それ以外は柔軟に対応して、誰が開けてもいいようにオープンにしておきましょう。

 

他の人に相談してみる

勝手に引き出しを開ける人の中には、特定の相手が気になってついやってしまう場合もあります。たとえば好きな人の引き出しの中身が気になるなど、個人的な感情でやってしまうためとても迷惑に感じるでしょう。

退社した後や残業でオフィスに人が少ない時は、勝手に引き出しを開けるよいチャンスになってしまいます。たとえ大切なものが入っていなくても、勝手に引き出しを覗かれるのは決して気分のよいことではありませんので、困った時は上司に相談してみることもオススメです。

 

職場でのプライバシーについて知っておきたいこと

勝手に引き出しを開ける心理について・職場のデスクは常にオープンにするべき?職場でのプライバシーはどのように理解しておくとよいのか、人間関係に影響しないようバランスよく理解しておきましょう。

 

目的によっては注意が必要

職場でのプライバシーは、あるようでないようなもの。そんな印象を受けてしまう部分ですが、たとえ共有スペースだとしても守るべきプライバシーは存在します。

勝手に引き出しを開ける人が個人的な思いがある場合などは、プライバシーの侵害に。逆に業務上デスクの中の書類を見る必要があった時などは仕方ないといえますね。

 

メールのプライバシーについて

会社内でのメールのやりとりを上司や経営者が内緒で見ることは業務上あるかもしれません。この場合は会社のメールであることが必要ですが、個人的に従業員のスマホを内緒で見る場合は、プライバシーの侵害になるので注意が必要です。

 

困った時は専門家に相談

職場の人だから仕方ないとはいえない場面も色々とありますので、嫌な思いをしないためにも自分のプライベートはきちんと管理しておくことが大切です。

引き出しの中身もある程度は覚悟の上、誰でも使えるようにしておくなど柔軟に対応すること。逆に自分の休日についてしつこく質問されたり、プライベートなことを社内に拡散されたりするなどの嫌がらせは、プライバシーの侵害につながる恐れがあります。

場合によっては法的な手段で対処が必要な場合もあるので、困った時は上司や同僚に相談してくださいね。

 

まとめ

引き出しを勝手に開ける人は悪意があるとは限りませんが、誤解を受ける行為であることは確か。とくにさまざまな人がいる職場では、自分のプライベートをできるだけ持ち込まないことも大切ですね。

もし他人の引き出しにアクセスが必要な場合は、必ず持ち主に了解を得ること。コミュニケーション不足は意外な展開を招く可能性もあるので、日頃から意識しておきましょう。



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