昇進できない人の特徴・転職で問題は解決するのか?

昇進できない人の特徴・転職で問題は解決するのか?

昇進できない人が周囲にいると、頑張って仕事をしているはずなのに…と感じる場合もあります。仕事を楽しみながら続けるためにも、評価はとても気になるところ。

頑張った分だけ評価されないと、モチベーションが下がってしまうのは仕方ありません。会社によって昇進の基準は異なります。

よい評価を受けて、会社の中で自分の立場が見えてくると、さらにスキルや経験を身につけたくなりますよね。「今の会社で頑張っても昇進できない」という悩みは転職で解決できるか、また根本的な昇進できない人の特徴についても、詳しくご解説していきましょう。



昇進できない人がやっていること

昇進できない人の特徴・転職で問題は解決するのか?頑張って残業もやっているし、会社の飲み会にもきちんと参加しているのに、会社が認めてくれないと不満に思いながら仕事をしていると、さらに昇進できない悪循環が生まれてしまいます。

なぜ期待通りに評価されないのか、昇進できない人に共通する点をご説明しましょう。

 

無意識のうちに現状に満足している

部下をたくさん持ちたい、昇格して給与アップしたいと思うのは、社会生活を送る全ての人に共通する願いですよね。しかし実際願望があっても、昇進できる人とできない人がいます。

違いは何かというと昇進できない人は、無意識のうちに現状に満足しているためなのです。何年間も同じ仕事をしていると慣れてしまい、新しいことを吸収するのが負担になります。

昇進すればさらに期待されることが増え、実力が伴わず失敗するリスクもあるでしょう。このようなリスクを考えると昇進したいと思っても、今までと違う環境になるのを拒否してしまいます。

 

上司への心配りが欠けている

昇進や昇格するのは、仕事の成績がまず必要な条件。しかしそれだけでなくリーダーとしての素質、勤務態度などあらゆることが関係しています。

上司に気に入られる人は周囲から見ると、世渡り上手に見えるタイプかもしれません。でも昇進するためには上司の機嫌をとるのも重要で、心配りができない人は評価が下がってしまいます。

とくに連絡や報告に関する内容。上司が知らなくても作業が進む場合でも、きちんと報告して状況を伝える心配りや対応は、将来リーダーになった時にも重要な姿勢だといえるでしょう。

 

自分の価値観で物ごとを見ている

これだけやったのに、他の人よりも売り上げ成績がよいのに…と愚痴ばかり言う人は、基本的に自分の価値観で物ごとを判断しています。

同期がどんどん昇進する様子を見ると、なぜ自分だけが評価されないのか、自分の欠点を考えるよりも評価しない相手を責めてしまいます。

そのためいつまでも昇進できない要因が見えてこないので、自分を高く評価してくれる人ばかりを好むようになります。会社という組織には考え方や年齢、育った環境や性格などの違う人たちが混在していますので、自分が正しいと思っていることが通用しない場合もよくあります。相手を変えるよりも、自分が変わらなければならないかもしれません。

 

付き合いにくい性格

仕事のミスがなく、期限通りにきっちり仕事がこなせる人。昇進する条件を満たしているように見えますが、社会生活で評価されるためには職場での人付き合いも大切です。

出世することばかりを考えて自己中心的になる人や、表情がいつも硬く近寄りがたい存在の人。昇進や昇格をするためには、仕事の成績だけでなく「人格」も認められないとよい結果は残せません。

親しみやすく、困った仲間を率先して助けてあげる余裕があるか、休憩時間に交流を深められるか。気持ちよく仕事ができる存在は多少仕事のミスがあっても、将来期待できる人なのです。

 

質よりも量で仕事をする

昇進できない人に共通するのは、質よりも量を意識するためです。早く仕事を終わらせてどんどんこなす人は、周りの手伝いをするほど余裕があります。

しかし丁寧に仕事をしない人はミスが多く、結果的に周囲的に迷惑がかかる場合もあるかもしれません。仕事は時間を守って正しくやる必要があり、雑な作業では会社から認められないでしょう。

「早くやってくれるけれどミスが多い」というタイプは、焦らずにダブルチェックする習慣が必要です。

 

与えられたことしかやらない

上司から頼まれた作業をきちんとやっておけば、必ずしも昇進できるとは限りません。評価される人は与えられた以上のことを率先して行うので、前向きに取り組む姿勢が評価されています。

たとえば手が空いた時間。何もせずぼんやりとしている人と、忙しい人の手伝いをする人では、周囲が感じる働きやすさが違いますよね。

忙しい時にそっと飲み物を差し出すような心の余裕、そして求められた以上の成果を出すために、自分を成長させられる人が昇進の対象になります。

 

昇進できず転職したほうがよい場合

昇進できない人の特徴・転職で問題は解決するのか?昇進するようにあらゆる角度から努力しても、どうしても認めてもらえない場合があります。昇進しにくい会社としやすい会社があるのは事実。

しかしそれを理由にして転職するのは有利なのでしょうか。今の会社で悩みを抱えている人は、次のポイントを考えて転職プランを立てましょう。

 

面接で転職理由を聞かれたら

昇進できないことを理由に転職する人は、思っている以上に世の中に多く存在します。社内での評価が平等でないと感じると、この先同じ環境下で働くのは辛いと感じますよね。

転職する際に注意したいのは、面接で理由を聞かれた場合です。はっきりと「昇進できないから」と答えるのは、人事によいイメージを与えられず転職失敗する可能性も。

昇進できないことを理由にする場合は、できるだけの努力をしたと伝わるように、仕事の成績などもアピールしたほうが安心です。

 

上司と合わない

昇進する際に、大きな影響を与えるのは直属の上司です。仕事の評価や勤務態度などでスコアをつけるので、相性が合う上司のほうが何かと有利になります。

いつも意見の食い違いがあり上司から嫌われている人は、頑張っても認めてもらえないケースもあるでしょう。精一杯頑張っていると自信がある人は、上司と合わない場合は転職が改善策になります。

会社によっては人事評価制度が年功序列になっている場合もあり、実績を上げても何年か先にならないと昇進できないのも考えられます。

このような背景があっても、上司との関係はとても大切なので、上手くいかない場合は自分を受け入れてくれる会社に転職するのも検討しください。

 

今やりがいを感じているか

仕事が大好きで今後もずっと続けたいと思う人は、もっとやる気を出すためにも昇進はよい刺激になるはず。しかし仕事自体が好きで、自分の立場はあまり重要ではないと思っているなら、あえて昇進するように無理することはないかもしれません。

今やりがいを感じているなら、転職すると失敗する可能性があります。昇進できなくても今の職場で頑張る目的が見つかるか、冷静に判断してから転職を考えるのもオススメです。

 

昇進の可能性がない場合について

家族企業のように、親戚や家族が優先されてしまう会社は、いくら頑張ってもチャンスが与えられない場合があります。また役職ごとに人数が決まっている会社も、誰かが辞めたり昇格したりしない限り、空きが出てきません。

頑張っても昇進システムがすでに決まっている会社なら、転職したほうがよいといえるでしょう。

 

まとめ

昇進できない人は原因を考えて、全力を尽くして仕事に向かうのがまず必要です。それでも期待できない場合は転職エージェントに相談して、自分の可能性が引き出せる会社に転職するのもひとつの方法になるでしょう。



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