面接で嘘をつくとどうなるか?理解しておきたいリスクについて

面接で嘘をつくとどうなるか?理解しておきたいリスクについて

面接で嘘をつき、少しでも有利になるように頑張りすぎたことはありませんか。少し大げさな話程度なら許されることもあるかもしれませんが、転職先に影響を与えるほどの嘘だとリスクがつきまといます。

そこで今回は面接で嘘をついたらどうなるか、また知っておきたいリスクについても詳しくご解説していきましょう。



よくある面接での嘘のパターン

面接で嘘をつくとどうなるか?理解しておきたいリスクについて実際に面接で嘘をついたことがあるという人は意外と多く、運よく何ごともなく就職している人もいるようです。では面接で、多くの人が言ってしまう嘘のパターンについて見ていきましょう。

 

経歴に関すること

書類選考で必ずチェックされる経歴は、面接で嘘をつく人も稀にいます。たとえば職歴。何度も転職を繰り返していると決してよい印象にはなりませんので、すぐに辞めた会社のことを内緒にするケースがあります。

また学歴についても、中退している大学を卒業したと嘘をつくことも。大学卒以上が条件の求人だと、仕方なく嘘をついて挑戦する人もいるのかもしれません。

 

スキルについて

資格があると有利になる仕事の場合、面接で嘘をついて勉強中の資格を取得済みとして話す場合があります。また最近はグローバルな企業が増えていますので、外国語のスキルについて質問されることもあるでしょう。

片言しか話せない言語を、さも日常会話ができるようなふりをするなど、語学スキルを自己判断して嘘をつくケースがあります。

 

退職理由について

中途採用を選考する際に前職をなぜ辞めたか、退職理由は採用者がとても気になるところです。すぐに辞められたら困るため、転職理由をはっきりと知りたいのは当然ですよね。

面接で嘘をつくのはこのような場面で、解雇されたにもかかわらず自己都合での退職だったと嘘をつく場合。または人間関係が上手くいかず揉めて辞めた会社なのに、残業が多くて辛くて退職したと言うケースもあります。

退職理由は面接で必ず質問される項目なので、嘘をつかずにイメージを悪くしない説明が必要です。

 

志望動機について

面接で採用されるために、志望動機で印象づけるのは成功の秘訣。第一志望でない企業の面接で嘘をつき「昔からずっと憧れていた企業です」と話すケースもあるでしょう。

または営業職が希望だけど、よい印象を与えたいために「どのような部署でも柔軟に対応できます」と嘘をつく場合もあるのです。選考する際にどのような状況があるか、採用側が知りたい内容はたくさんあります。

たとえば他の企業から内定をもらっているかどうかなど。自分が引っ張りだこのようにみせるために、内定がないのに嘘をつく場合もありますよね。

 

面接でついた嘘がバレた場合

面接で嘘をつくとどうなるか?理解しておきたいリスクについて面接の嘘は、採用担当者に自分をよく見せたいためにやることです。本来正直に話すべき内容を盛ってしまう場合や、全く違う話にすり替えてしまうなど。結果的に嘘になり、不利な結果を迎えるケースもあります。

 

バレる可能性について

面接の嘘は、内容によってはすぐにバレる可能性もあります。たとえば学歴ですが、企業によっては内定を決定するために、卒業証明書の提出を求める場合があるでしょう。

職歴も本人の申告通りかどうか確認するために、前職に在籍確認することもあります。逆に志望動機などは本人の考えなので真意を確認できないため、よい印象を与えるために演出することはあるでしょう。

嘘なのか自己アピールなのか判断できない場合は、採用側も想定内として見過ごしてくれる場合もあります。

 

不採用になる

選考途中で面接の嘘がバレた場合は、不採用になる可能性があります。たとえば書類選考で履歴書の内容に嘘があった場合は、二次面接に進めないこともあるでしょう。

嘘は一度ついてしまうと、取り消しができません。些細な箇所で嘘をついたとしても、他の内容全てが虚偽に見えてしまう可能性があるので、選考ではとても不利になると考えられます。

 

内定の取り消し

面接で嘘をつき取得していない資格をアピールするなど、仕事に影響を与える嘘なら内定を即取り消しされるリスクがあります。どのような嘘でも、仕事をするうえで信頼関係が築けないのは困りますので、企業側も内定後にはあらゆる書類の提示を求めてくると考えられます。

資格の取得証明書、学歴証明など、企業からの要求に応じられないと嘘をついたと判断されて内定取り消しされるリスクがあります。

 

入社後に解雇される

面接の嘘は、いつどこでバレるかわかりません。就職できたのでとりあえずセーフと油断している矢先に、企業から解雇されることもあります。

とくに入社後の数か月間は面接内容に間違いがないか、スキルや経験を確かめています。試用期間中に、実際の業務に影響を与える嘘がわかったら、解雇されることもあるでしょう。

 

自分のイメージを悪くする

企業によっては、面接の嘘を仕方ないと受け止めて採用してくれる場合もあります。求人広告を掲載して選考するまでに費用がかかりますので、せっかく採用した人を解雇するのも抵抗があるでしょう。

運よく嘘がバレて勤務できる状態があっても、信頼できない人だとみなされて社内での評価が悪くなると考えられます。スタートからすでに信用を失ってその後働くのは、決して楽ではないでしょう。

 

経歴詐称と内定取り消しについて

面接で嘘をつくとどうなるか?理解しておきたいリスクについて人材を選考する際に、企業では履歴書や面接で相手をじっくりと判断します。有利な転職をするために嘘をついてしまう場合がありますが、場合によっては深刻なトラブルになることもあるのでご注意ください。

 

経歴詐称とは何か

履歴書は正式な書類なので、記入する内容は全て事実でないといけません。軽い気持ちで嘘を記載すると「経歴詐称」として懲戒解雇されるリスクがあります。

経歴詐称とは事実と違う経歴を書くことで、面接の嘘も経歴詐称として扱われる場合があるので注意しましょう。レベルはさまざまで、軽い嘘にはじまり違法性の高い重大な嘘まであります。

内定取り消しや解雇をされるのは、重大な経歴詐称が認められる場合。それは企業の判断によりますので、どのような基準があるか応募者にはわからないかもしれません。

 

解雇される可能性がある項目

面接の嘘は多少なら許される場合がありますが、経歴詐称や職歴詐称として扱われると、解雇されてしまうリスクがあります。経歴詐称の中でもとくに多いのが「学歴詐称」で、学歴を確認して中途採用する企業が多いため、応募者も有利になるよう経歴詐称することがあるでしょう。

場合によっては仕事のパフォーマンスと学歴が関係ない時は、解雇が認められないことも。また職歴について事実と異なることを言った場合も、入社後のパフォーマンスに影響を与えるとして、重大な経歴詐称とみなされる可能性があります。

実際に職歴をごまかして企業へダメージを与えたとして、損害賠償が認められたケースもあります。

 

面接は素の自分を見せる場所

面接で嘘をつくのは、採用されたい気持ちがあるためです。だからといって実際の自分よりもよく見せようと演出したり、嘘をついたりするのは好ましくありません。

たとえバレずに就職しても期待された仕事ができず、居づらくなることもあるでしょう。面接は本来の自分を知ってもらう場所。全て正直に本当のことを話し、弱点も苦手も全て理解してもらう素直な姿勢が求められます。

書類選考の段階からすでに人柄をチェックされていますので、嘘はつかず何を質問されても正々堂々と答えられるように心がけてくださいね。

 

まとめ

面接の嘘はバレないように工夫しても、企業は見抜くポイントをすでにわきまえています。自分の能力に合う仕事を有利に見つけるためにも、転職エージェントで相談することをオススメします。嘘を考えるエネルギーは、別のところで使ったほうがメリットがあるといえるでしょう。



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