SEの志望動機の書き方と考える際のポイントについて

SEの志望動機の書き方と考える際のポイントについて

SEの志望動機で、よい評価につながりやすい書き方をご解説します。転職する際に書類選考を行う企業はたくさんあるはず。面接なら実力が発揮できるけれど、書面だと失敗しやすいという人もいるでしょう。

書類選考で採用担当者によいイメージを与えるためには、志望動機はとても大切な部分です。そこで今回は、SEの志望動機の書き方をご紹介しますので、応募の際にぜひ参考にしてくださいね。



SEに求められることをまず理解しよう

SEの志望動機の書き方と考える際のポイントについてSEの志望動機を考える前に、まずはアピールするターゲットを正確に把握するよう、SEに求められることから考える必要があります。

ざっくりとした感覚では熱意が伝わりにくいので、まずはSEに求められる適性をご説明しましょう。

 

コミュニケーションスキル

ひたすらコツコツとパソコンに向かっているイメージがあるSEですが、専門的な知識だけでなく、実はコミュニケーション能力も求められています。

プログラマーやクライアントの担当者と頻繁に連絡をとり合い、業務を適切に進めること。問題を解決するためには、クライアントの求めるものをきちんと理解する高度なコミュニケーションスキルが必要です。

採用担当者もこのような面を意識して、あらゆる角度から面接で質問してくると想定されるでしょう。

 

筋道を立てて考える力

ITの力を活用することで、企業はさらに円滑に発展します。SEは企業の原動力になるともいえる大切なポジションで、複雑なシステムの構築などは、課題を的確に捉えなければできないこと。

自分の感覚だけではできない仕事なので、普段からロジカルに筋道を立てて仕事ができる人が求められます。問題を改善するためには原因をリサーチ。

何を実現したいか、クライアントの要望を知る必要があるでしょう。そのためには詳細な設計をはじめ、論理的に結果につなげるための思考パターンが大切なのです。

 

学習意欲

SEとして活躍するためには、すでに身についている知識や経験だけでなく、常に進化する技術を意欲的に吸収する前向きな姿勢が求められます。

昔得た知識があっても、現場ではさらに高度なスキルが求められることもあるでしょう。自分の現在のレベルに満足せず、あらゆる知識を学習する意欲は、SEの適性として求められるもの。勉強熱心で、わからないことをどんどん追究できる人が好まれます。

 

プレゼン能力

SEには、クライアントにシステムを明確に伝えるプレゼンのスキルも必要です。専門的な用語を全ての人が理解できるとは限りませんので、クライアントが本当に欲しかったシステムになっているのか自らチェックすること。

論理的にわかりやすく伝えることは、どのような業種のビジネスパーソンにも求められることといえますね。

 

SEの志望動機で書くべき内容

SEの志望動機の書き方と考える際のポイントについてSEはシステムエンジニアの略で、企業のシステム構築、保守運用などの開発を行う仕事です。具体的な内容は企業ごとに違い、幅広く作業を任される場合もありますが、一般的にはプログラミング以外のITを行うことが多くなっています。

では応募の際に求められる、志望動機の書き方ポイントについてご説明しましょう。

 

オリジナルの文章にする

どのような職種や企業でも、志望動機は働く意欲や熱意をアピールする大切なものです。なぜ転職しようと思ったか、その理由を明確にしておかないと、応募先に不安を与えることになるので注意が必要。

SEの志望動機を書く場合は、必ずオリジナル文章にしましょう。例文やサンプルなどがネットでたくさん紹介されていますが、そのまま使ってしまうのはNGです。

オリジナルにするためには、なぜその会社を選んだのか、自分の気持ちを伝えることがコツ。応募企業の情報を集めて、自分なりに感じた魅力や活かせるスキル、経験などを合わせて自分らしい文章を意識してください。

 

自分の強みをアピール

SEの志望動機で大切なのは、即戦力になるかどうか知ってもらうために、スキルや経験などのアピールをすることです。SEはC言語やJAVAなどのプログラミング言語をはじめ、専門的な知識が求められる仕事。

未経験でもできる一般事務とは違い、ある程度の知識力が求められます。志望動機ではとくにこの部分を印象づけるよう、職務経験を具体的にアピールするのもポイントです。

 

入社後の意欲

応募した企業を選んだ理由は大切ですが、採用担当者がもっと気になるのは入社後のことです。どのような活躍が期待できる人なのか具体的にイメージできると、採用される確率も高くなるでしょう。

SEの志望動機では、入社した後のキャリアの積み方などを具体的に書くことをオススメします。今あるスキルや経験だけでなく、入社後も成長を続ける意欲、さらに将来の具体的なヴィジョンをプラスすると、志望動機の裏づけになるのです。

 

その企業を選んだ理由

SEの仕事はあらゆる業界で求められていますので、志望動機を書く場合はなぜその企業を選んだのか、きちんと気持ちが伝わるよう意識してください。

「当社でなくでもできる仕事」でも、なぜその会社に応募したいと思ったのか。そのためには自分の目指す方向性と、企業の方針や方向性が一致している、または企業のサービスや扱う商品に興味があるなどの志望動機が必要になります。

求める人材と自分がマッチしていることを伝えるには、企業研究を事前にやっておくと参考になるでしょう。

 

未経験でSEに応募する場合

SEの志望動機の書き方と考える際のポイントについてSEになりたいけれど、志望動機に書くスキルや経験がないと困っている人も。専門職なので経験者が優遇される仕事ですが、未経験でも前向きに取り組める人なら転職は可能です。

ではその場合、どのような点を意識して志望動機を書くとよいか、コツをご解説しましょう。

 

IT業界に興味を持った理由

IT業界は世界的にも注目される職種で、実績を積めば独立することも可能です。未経験者にとってはハードルが若干高くなるかもしれませんが、だからこそ新しいアイデアを欲しがる企業も少なくありません。

この場合、志望動機にはまずIT業界を選んだ理由を書きましょう。たとえばパソコンに関することに興味がある、クリエイティブな仕事が好き、論理的な思考を活かしたいなど。このような理由があると、学習意欲にもつながると期待されるはずです。

 

SEとして何をやりたいか

SEになって何をやりたいか、具体的なキャリアプランがないと、ただ憧れや名前の響きだけで選んだのではないかと疑われてしまいます。

SEになったら最先端の分野で活躍できることや、クライアントの役に立ちたい、また将来の安定性なども魅力になるはずです。その企業でSEとして成長した自分を、具体的にイメージしながら熱意を伝えるのもひとつの方法に。

また企業の魅力や特徴も合わせ、他にはない設備やサービスなどもアピールしてみましょう。

 

勉強中であること

SEの志望動機には、あまりスキルや経験に関して記載できることがなく、不安に感じる人も多いでしょう。しかし未経験でも社会人としてのスキルをアピールすることはできますし、意欲を知ってもらうことがとても重要です。

SEになることに対して関心があると知ってもらうために、独学で勉強中であると伝えてもよいでしょう。前向きな姿勢と具体的な行動力が、未経験者にとっても強くアピールできる部分になります。

 

まとめ

SEの志望動機は、仕事の性質を考えてピンポイントでアピールすること。求人情報を見ただけでは、自分のレベルとマッチする仕事かどうかわからない場合もあります。

そのため有利に転職を進めたい場合は、転職エージェントを活用することもオススメです。転職エージェントなら、未経験者でもOKな求人も見つけやすいですし、働きやすさなど気になる情報収集もしやすいでしょう。

SEを目指す人が近年増えていますが、将来的に優秀なSEとして活躍するには、自分の強みを客観的に把握することが大事ですね。



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