デスクに私物を置く心理・プライベートな写真や好きなキャラで飾る人の本当の理由

デスクに私物を置く心理・プライベートな写真や好きなキャラで飾る人の本当の理由

デスクに私物を置く人は、心理的にどのようなことを考えているのでしょうか。オフィスと自宅は全く別物。プライベートのことを持ち込むのは絶対に嫌だと思う人は多いでしょう。

写真や自分の趣味などをデスクに飾る人は、物からは見えない心理的な理由が実は隠されているようです。



デスクに私物を置く心理について

デスクに私物を置く心理・プライベートな写真や好きなキャラで飾る人の本当の理由欧米のオフィスなら、家族や恋人の写真をデスクの上に置く風景はよく見られますが、日本の職場では私物を持ち込むのは抵抗がありますよね。ではデスクに私物を置く人は、心理的にどのようなことが関係しているのでしょうか。

 

自分を知ってもらいたい

デスクに家族の写真や好きなアーティストの写真などを飾る人は、心理的に周囲に自分をアピールしているため。日本ではこのような光景は色々な意見が飛び交うかもしれませんが、プライベートを職場に持ち込むのは自分を隠さず見せているということ。

アピールすることで、自分と共通点を持つ人を見つけたり、共感してくれたりする人を探している意味もあります。今仕事で活躍できていない人が、学生時代の運動部の写真を飾って自分の隠れたスキルを自慢することもあるでしょう。

 

真面目な人

デスクに私物を置くのは、心理的に自分が正しく仕事をするための戒めです。仕事とプライベートを切り離すと、自分にとって大切な人たちとも距離を置くことになりますよね。孤独に社会で頑張る自分が、精神的に弱くなることもあるでしょう。

そんな時にデスクに飾った家族の写真を見ると、気持ちが引き締まり「手を抜いてはダメ」だと声援を送られている気分になるのです。仕事とプライベートで態度が違う人は、世の中にたくさん存在します。

真面目にありのままの自分で仕事をするには、プライベートの世界から監視してくれるものが必要なのです。

 

思いやりがある

デスクに私物を置く人は、心理的に他者に思いやりがあります。心が広くなんでも許してくれるタイプ。感情的になることはほとんどなく、穏やかにコミュニケーションがとれる人といえるでしょう。

家族の写真や好きなキャラに囲まれて仕事をするのは、穏やかな空間が好きだから。飼っているペットの写真を飾る人は、とくに思いやりにあふれているタイプかもしれません。

 

ナルシスト

デスクに私物を置く心理は、自分がとても可愛くて大好きなナルシストだから。本来職場ではアピールできない自分の裏の顔を全てさらけ出したい願望があります。

「こんなキャラが好きです」「こんな俳優に興味を持っています」という自分の人生を主張しているのでしょう。周囲が自分に興味を持っていると誤解している場合も多く、少しやり過ぎなくらい私物でデスクを飾っています。

 

実は内向的な性格

欧米のオフィスのように私物を置くのは、積極的に何かをアピールしたいためだと思われますが、逆に内向的な性格の人もデスクに私物を置く心理が働きます。

その理由は、自分から他人に態度でアプローチすることができず、自分からネタを提供して話しかけられるのを待っているため。好きなキャラの手帳をデスクに置いて「このキャラ、可愛いよね」と誰かのリアクションを待っているのです。

 

愛妻家をアピール

家族の写真、恋人の写真を置く心理は、男性の場合は愛妻家のアピールのため。あくまでも「アピール」であり、実際に愛妻家かどうかは不明ですが、とてもいい人を演じたい気持ちが見えています。

逆に愛妻家をアピールして、周りの女性の安心感を得ようと考えているのかもしれません。女性が夫や彼氏の写真を置く場合は、今相手に夢中になっているためで、常に一緒にいたいからと考えられます。

 

癒しが必要

デスクに私物を置く心理は癒しが必要で、ストレスを抱えている心境です。職場の人間関係はストレスの原因になりやすく、上手くいかない時は家族や友人のサポートが欲しくなるでしょう。

心が弱くなった時に私物があると、本当の自分を取り戻せるのです。デスクの上にはミニ観葉植物や好きな文房具を飾る人も。しかし完全に私物とわかるような趣味系や写真は、よほど自分だけのスペースが欲しいということなのかもしれません。

 

マイペースな人

デスクに私物を置く人は心理的にマイペースで、ただそうしたいからやっているだけ。職場とプライベートの境目をあまり考えず、好きなものに囲まれたい純粋な願望があるからです。

場合によってはデスクの上がすっきりしすぎているので、私物で隙間を埋めることもあるでしょう。さほど意味がなくやっているのですが、周囲が勘繰りすぎてしまうこともあります。

 

デスクに私物を置くメリットについて

デスクに私物を置く心理・プライベートな写真や好きなキャラで飾る人の本当の理由デスクに私物を置くのは心理的なことが関係していますが、作業面から考えるとプライベートと仕事の境目をなくすと、次のようなメリットがあるとも考えられています。

近年会社に家族を招くファミリデーを開催する企業も増えているので、ある程度のプライベートは職場にも取り入れるとよいのかもしれません。

 

モチベーションがアップする

仕事のオンとオフと切り替えることは、自分の役割転換をするために大切と考えられてきました。休日に仕事のことを考えてしまうケースはよくありますが、逆に会社に到着してプライベートを忘れようとする際は、とてもエネルギーが必要に。

強制的に頭も心もオンに入れ替えているため、職場はストレスのもとになっているのです。そのためデスクに私物が置いてあると、無理な認知作業がなくなり、少し気持ちが楽になるメリットがあります。

プライベートを思い出してはいけないとプレッシャーをかけず、逆に目の前に私物があるとストレスが最小限に抑えられ、自然とモチベーションがアップします。

 

集中力が高まる

デスクに私物を置いてはいけない環境と自由な環境では、自分の意志をコントロールするエネルギーの使い方が違います。なんとなく自宅にいるような環境で仕事をすると、厳格な境界線を意識しなくていいため、仕事に集中しやすくなるのです。

たとえば恋人の写真。喧嘩した翌日の出社は、色々な思いが残っているでしょう。仕事をしながら恋人のことを考えてしまい、うっかりミスすることも。

もし写真がデスクの上にあれば、その時だけはプライベートを集中して考え、仕事へ気持ちが切り替えられます。だらだらとしそうな反面、私物があることでメリハリが生まれることもメリットになるでしょう。

 

程度に休憩ができる

デスクに私物を置くと、心理的に適度なリラックス効果がありますので、無機質なデスクよりも仕事の生産性が上がる可能性があります。

たとえば一日中パソコンに向かっている仕事。意識して休憩しないと、目の疲れや首のコリなどが出てきますよね。もし私物がパソコンのそばにあれば、ふと視線を送った時にぼんやりと休憩できるのです。

バランスよく仕事とリラックスを交互に導入するには、私物を置いておくといいかもしれません。

 

デメリットについて

デスクに私物を置くのは、会社によっては厳しく判断されることもあるかもしれません。プロとしての意識が低いと思われることもあるので、私物の持ち込みはまず確認が大切。

さらにあまり私物でデスクを埋めてしまうと、整理整頓ができなくなるデメリットもありますので、自分にとって意味のあるアイテムだけを数点絞っておくとよいでしょう。

 

まとめ

デスクに私物を置く人は、心理的に他人へのアプローチが考えられますが、それだけでなく自分への応援やリラックスといった意味もあるようですね。仕事がしやすくなるよう、デスクの上や周辺はいつも意識して整えておきましょう。



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