シャープに転職する方法・成功へのステップとは?
大阪府に拠点を置く、世界的にも有名な日本電機メーカーのシャープ。どこの家庭にも、シャープの家電があるはずです。日本には東芝やパナソニック、ソニーなどさまざまな電機メーカーがあり、転職する際に憧れる人も多いですよね。
長く勤務する時にも大企業なら安心ですし、会社の福利厚生や勤務環境なども整っている魅力があります。そこでシャープに転職したい人に向けて、大切な情報を詳しくご紹介しますので、転職を成功させるためにぜひ参考にしてください。
シャープの事業内容や仕事内容について
シャープは大正元年、ベルトのバックルで特許をとった早川徳次氏が創業した、世界でも有数な電気機器の製造販売を行うメーカーです。
総合家電メーカーとして独創商品で市場を拡大し、大型液晶テレビのアクオス「亀山モデル」を誕生させた会社としても知られています。
100年以上も続く老舗大手。シャープへ転職する際には、まず会社の事業内容や仕事内容について詳しく理解しておくと安心です。
シャープの事業内容や業績
シャープは電気通信機器や電気機器、電子応用機器全般、並びに電子部品などの製造販売が主な事業内容となっています。近年家電の進化はとても目覚ましく、世界をリードするシャープでも「スマートホーム」関連の商品には力を入れているようです。
テレビや冷蔵庫、電子レンジなどの一般的な家電をはじめ、美容関係やデジタル複合機、カメラモジュールや車載カメラ、オーディオなど生活に欠かせない製品を製造販売しています。
主要事業所は大阪府の本社をはじめ、栃木事業所や幕張事業所、柏事業所や東京ビル、三重事業所など、国内に数々の拠点を置き運営しています。
気になる業績ですが、2019年度上期は減収減益の決算。米中貿易摩擦が長期化しているため、厳しい事業環境があるとはいえ、シャープは冷蔵庫や洗濯機などの通称「白物家電」が国内外にて好調で、業界でもかなり注目されています。
老舗ならではの技術力の高さはシャープの強みであり、キャリアを伸ばしたい人にとってもよい転職先になることは間違いないでしょう。
サービス内容について
シャープの主な製品はオーディオをはじめ、空調家電やキッチン家電、生活家電などあらゆるジャンルがあります。サービス内容はこれらの家電販売の製造で、国内にはシャープのテクノロジーやヒストリーがわかる展示施設などもあります。
また製品の故障の際には修理も行い、オンラインにてチャット形式で対応したり、関連企業からのサービススタッフにより修理依頼をしたり。快適に利用者が電機機器を使用するために、あらゆるサービスやサポートも行っています。
シャープへ転職する際に知っておきたいこと
シャープへの転職を考えている人にとって気になる、次のポイントを詳しくご説明していきましょう。
選考難易度について
シャープといえば大手企業。転職や中途採用は、とても高いハードルを感じますよね。シャープは大阪を拠点としていますので、採用されるのは神戸大学や京都大学など関西エリアの人が多いといわれています。
外資系企業の傘下にあるため、社員の学歴は高め。しかし中途採用では即戦力や個人のスキルを重視しているようなので、語学が堪能な人は海外工場の仕事なども可能でしょう。
4年生大学卒でなくとも転職の応募条件を満たせるので、選考難易度は小規模の電気関連企業よりは若干難しくなるものの、誰にでもチャンスはあります。
面接で質問されること
シャープに転職する際、一番不安になるのは面接ではないでしょうか。とくに中途採用となると今までの経歴や実績などは、判断基準になる大切なところです。
面接で質問される内容は一般的な企業と同じく、趣味や特技などの一般事項をはじめ、入社の熱い思い。シャープでは昔ながらの理念を大切にしながら、独自の開発力や技術にも挑戦していますので、高い専門性と独創性は重要になります。
さらに起業家精神と持ち、人間力を備えた人。有言実行できる人材を求めています。質の高い「ものづくり」へ意欲的に参加できる人かどうか、面接で人柄などを判断しています。
技術系の求人について
シャープの採用情報はその時期によって若干異なりますが、技術系は常に転職者に向けて募集を行っています。たとえばデバイス技術や回路設計技術、ソフトウェアや品質技術、デザインなど。
これらの募集情報に関しては、採用HPや転職サイトなどから情報収集しておくと安心です。
事務系の求人について
シャープには正社員や派遣社員、パートやアルバイトなどあらゆる勤務スタイルがあります。人気の高い事務系の求人も常に募集していますので、勤務地や勤務時間等条件を確認して応募しましょう。
事務職は主に書類チェックやファイリング、営業サポートや納期管理、事業所とのやりとりなど。何かしらの事務経験がある人や、家電メーカーに勤務した経験がある人は有利になるかもしれません。
気になる平均年収
シャープに転職する際に気になるのが年収です。社員の平均年収は約753万円(平均年齢44歳)。残業時間は事業所によって異なりますが、月に20~30時間で一般的な企業と同じくらいです。
競合会社と比較すると、若干平均年収は低め。しかしさまざまな職種での求人がありますので、自分のキャリアを伸ばしたい人や新しいフィールドに挑戦したい人にも、よいチャンスになるでしょう。
大手家電メーカーで働くメリットとデメリット
シャープへの転職を考えている人に向けて、大手家電メーカーで勤務するメリットとデメリットについてご説明します。大企業ならではの特徴を理解しておくと、転職が成功しやすくなります。
メリットについて
シャープのような大手の企業は、安定していることが最大の魅力になるでしょう。また福利厚生が手厚く、社宅や育児休暇なども充実しています。
とくに財形金利が高く、持ち株を保持しているとかなり高利率で資産運用できるのも魅力。大手家電メーカーは、法令順守意識がとても高いので、過度な残業がなく勤務スタイルでもきちんとルールに沿うことができます。
また大手メーカーは勤務する人の数が多いため、社員同士のつながりが強く、会社のサークルなどプライベートでも付き合いが広がる可能性もあるでしょう。
デメリットについて
シャープのように歴史のある大手企業は、成果主義が求められにくい環境があるのがデメリット。年功序列のように日本企業に見られる、典型的な土壌が形成されていることがあります。
シャープのような大手電機メーカーは、安定志向の人にオススメだといえるでしょう。適度なやりがいを感じ、きちんと給料がもらえる会社。
または会社の製品に特別な思いがある人や、専門的なスキルをアピールしたい人にもオススメです。大手企業は出世する人のタイプが決まっている場合もよくありますが、時代の変化と共に柔軟性も増し、情熱を持って働く人なら大手企業で活躍するチャンスは大いにあるでしょう。
まとめ
シャープに転職する際は会社の内容をきちんと理解し、どのような求人があるか常に情報収集しておきましょう。求められる人材に近づくのが、転職を成功させるコツです。
転職エージェントや転職サイトを活用して、自分に有利になるような仕事探しもオススメです。シャープは魅力的な製品が多く、家電好きな人なら毎日楽しい仕事環境になるはず。
大手企業は周囲との調和も大切なので、人間関係を学ぶよいチャンスにもなるのです。