フリーランスから就職するには？正社員として働く際に知っておきたい事情
フリーランスから就職する場合には、働き方のスタイルが全く違うこともあり、心構えが必要です。とても自由度が高いフリーランスは近年注目されていますが、将来に不安を抱く人も多いとされています。
正社員として働いたほうが何かと安心、そんな魅力は転職の志望動機にもなるでしょう。では早速ですが、フリーランスから就職する際に知っておきたい大切なポイントや、成功のコツについてご解説していきます。
フリーランスから正社員になることは可能か？
フリーランスから就職して正社員になりたい、もしくは正社員だった人がフリーランスになり再就職するケースなど。こういう場合に、働き方を変更することはできるのでしょうか。
フリーランスから就職は可能
フリーランスから就職することは可能です。フリーランスとは特定の企業に属さないで、個人で仕事を探して契約する働き方。個人事業主とも呼ばれています。
フリーランスの職業にはライター、編集者、プログラマー、デザイナー、コンサルタントなどあらゆる仕事があり、仕事の幅がとても広いため、自分のスキルを活かしやすい点が魅力です。
得意な分野をアピールするためには、フリーランスでなくても企業の一員として働くことは可能ですし、採用担当者がフリーランスに興味を持ってくれることもよくあるでしょう。
正社員になるメリット
雇用形態は色々とありますが、フリーランスとはあらゆる点で違いがある正社員は、どのようなメリットがあるでしょうか。近年とても注目されるフリーランスですが、同じくフリーランスから就職を考える人も増えています。
その理由は、フリーランスにはない正社員の魅力があるため。たとえば福利厚生はフリーランスが魅力に感じる部分で、雇用保険や厚生年金など、保険料を企業が一部負担してくれるのはとても助かりますよね。
さらにキャリアアップのための支援や、会社に所属することで社会的信用を得られることも正社員の魅力。またフリーランスのように仕事が見つからず、収入が途絶えてしまう不安がないことは、正社員の最大のメリットになります。
ただしフリーランスとして活動するのとは違い、会社のルールに従って働くことが求められるので、自由度がなくなることは覚悟して自分に合う企業へ就職しましょう。
就職が難しい場合とは？
フリーランスから就職することは可能ですが、場合によっては難しくなることもあります。とくに多いのは、年収で折り合いがつかないケース。
仕事が上手く見つかり、スキルのあるフリーランスなら、高額な月収を得ることが可能です。しかし企業に就職してしまうと、フリーランスのように高いレベルの年収を維持できないこともあるでしょう。
そのため就職の際に、無理な年収交渉をしてしまい失敗するケースがあります。もうひとつよくある場合として、フリーランスに対して企業があまりよい印象を抱かないこと。
全ての採用担当者がそうであるとはいえませんが、フリーランスは単独で仕事を見つけて契約し、報酬を得る働き方なので、企業の一員になった場合に協調性を発揮できるかどうか、不安を抱く企業も存在します。
チームとしての働き方がわからないフリーランスもいるため、バランスが上手くとれず、社内の人間関係でつまずく場合も。このような懸念を抱く企業だと、積極的に転職活動をしてもハードルが高くなる可能性があります。
フリーランスから就職する方法について
フリーランスから就職する場合は、何通りかの形があります。成功しやすいオススメの方法をご紹介していきましょう。
人脈を使って紹介してもらう
フリーランスから就職を考えるのは、将来の不安やライフスタイルが変わった時など、あらゆる理由があるでしょう。サラリーマンとは違い、フリーランスとして働いていた頃は、あらゆる人との出会いや付き合いがあり、独自の人脈を築いた人も。
就職する際はその人脈を使い、知り合いや取引先などから情報を提供してもらうことも方法のひとつです。またフリーランスで優秀な人は、企業から正社員にならないかと打診されることもあるかもしれません。
そのような経験がある人は、企業に自分から声をかけて再度オファーしてもらうことも可能です。
SNSを使いコンタクトをとる
フリーランスから就職する場合は、さまざまな情報収集をして、有利になるよう転職活動を進めることが大切です。企業の特色や雰囲気などは、フリーランスの時にはあまり意識しなかったこと。
企業名だけを意識していきなり面接するのはリスクがありますので、まずは気軽に企業の人とチャットや問い合わせなど、SNSでコンタクトをとることも方法です。
個人で転職活動をする際にツイッターを使う人も増えていますので、現場の人とコミュニケーションをとり就職先を判断したい場合にもよいでしょう。
求人サイトやハローワークを使う
フリーランスから就職する方法としてとても多いのが、求人サイトを使うことです。希望地や年収などから検索して、気に入った企業に応募する方法。
お住まいの地域のハローワークで、就職相談をすることもオススメです。しかし求人サイトは応募者のライバルが多く、フリーランスだと不利になる案件も多く存在します。
就職活動が長引くリスクもあるので、長期的な計画を立てておくと安心ですね。
転職エージェントに登録する
フリーランスのスキルや実績を理解して、適切な就職先をアドバイスしてくれる転職エージェント。直接自分が交渉するのではなく、エージェントが中間に入り採用担当者に推薦してくれますので、経歴や人柄などあらゆる魅力が企業に伝わります。
フリーランスに抵抗がある企業でも、これなら協調性をきちんとアピールしてもらえるでしょう。さらに未公開の求人なども豊富に抱えている転職エージェントがありますので、個人的に求人広告を見て応募するよりも有利な情報収集が可能です。
就職を成功させる大切なポイント
フリーランスから就職する場合は、困難に感じる部分もあるかもしれませんが、成功ポイントを掴んでおけば有利に自分の価値を理解してもらうことが可能です。その際は次のポイントを意識しておきましょう。
就職したい明確な理由が大切
フリーランスから就職する際に、採用担当者が一番興味を持つのは、なぜフリーランスから転向したいのかという点です。転職活動で必ず質問される「当社を選んだ理由」だけでなく、働き方を変えたいと思う理由については、必ず質問されるといってもよいでしょう。
その際に説得力がないと、またフリーランスに戻ってしまうのではないかという不安を与えてしまいます。理由としては、フリーランスでは得られないプロジェクトの経験をしたいことや、チームワークを活かした仕事がしたいといった前向きな内容がオススメです。
年収の不安はアピールしない
フリーランスから正社員になりたいと思う本当の理由は、経済的な不安が多いでしょう。フリーランス業は近年増えているので、ライバルが多いことは事実。
しかしそのために仕事の需要が減り、働き方を変えなければならないという理由は、企業によってはマイナスに受け取る場合があります。
できるだけ志望企業に貢献する姿勢をアピールし、年収の不安には触れないようにしてください。
柔軟性をアピール
フリーランスは深夜の作業、休日も働くなど、時間的にも柔軟性があります。毎回違う案件を受けて対処することも、企業にとっては武器になることもあるでしょう。そんな柔軟性のある働き方をアピールすると、とても有利になるはずです。
まとめ
フリーランスから就職する際は、自分のスキルや経歴をわかりやすくまとめる必要があります。企業でどのように活躍できるか、イメージしやすいようにアプローチしてくださいね。
