転職活動でレジュメを提出しないといけない!レジュメの意味と書き方を徹底解説
転職活動で企業からレジュメを求められた場合、慌てずに適切な対処ができるよう、レジュメの特徴や書き方について理解しておきましょう。
書類作成は、ビジネスパーソンとしての質が問われるほど重要です。どのような目的で提出するものか、履歴書や経歴書など、それぞれの意味はきちんと知っておきたいですね。
そこで早速ですが、転職活動で必要なレジュメとは何か、詳しくご解説していきましょう。
転職活動のレジュメの意味について
「レジュメを提出してください」と応募先の企業から指定された場合、まずレジュメとは何なのかわからない人も多いはず。まずはレジュメの意味や特徴についてご説明しましょう。
レジュメとは
レジュメというのは「概要」「要旨」という意味のフランス語で、日本語ではレジュメと発音したり、レジメと表記したりすることもあります。
言葉の意味だけを考えるとざっくりしていてわからないかもしれませんが、日本ではレジュメというと内容を簡潔にまとめた資料や論文などを指すことが多くなっています。
具体的な解説をした資料のことで、使うシーンによっても内容は少し異なるため、相手が何を知りたがっているのかを把握することが大切ですね。
転職活動で使うレジュメとは?
欧米ではレジュメを履歴書や職務経歴書として使いますが、日本も外資系企業でレジュメを求めるように、近年転職市場でもグローバル化が進んでいます。
転職活動のレジュメは一般的な履歴書フォーマットではなく、自分の経歴を1~2枚程度の文書にまとめたものが一般的。しかし企業によっては履歴書的な意味合いではなく、職務経歴書として提出を求める技術系の職種などもあります。
共通していることは転職活動で「レジュメが必要」と言われたら、履歴書、職務経歴書を合わせたものと解釈するとよいかもしれません。
ビジネスシーンのレジュメ
ビジネスシーンでもレジュメが使われていますが、転職活動で求められるものと違うのは、会議やプレゼンの内容を要約した文書であることです。
会議の内容をまとめた資料を元に進行する際に、レジュメが使われるということになりますね。ビジネスシーンでのレジュメは、学生や研究者が発表する際に使うレジュメのように、要旨をまとめたものという位置づけ。
クライアントを招いたミーティングのレジュメなら、簡潔すぎる内容だと興味を持ってもらえない可能性もあるので、シーンごとに適切な対処をしましょう。
レジュメの書き方のポイントについて
転職活動でレジュメの提出をする際、履歴書を別に求められたとしたら、レジュメでは経歴書を中心に書くことになります。とくに職務経歴の書き方は、書類選考の通過率を高めるためのコツになりますので、採用担当の目に留まるレジュメの書き方のポイントを見ていきましょう。
レジュメの重要性を理解しておこう
書類選考は相手が見えない分、必要な項目を簡潔に記載してアプローチすることが必要です。これまで自身が培ったスキルや経験を活かして、新たな職場でどのように貢献するか、魅力を伝えることができます。
レジュメは市販の履歴書のような決まったフォーマットがないので、自由なスタイルの書類。そのため独自のセンスやマナーなどをアピールするチャンスにもつながるのです。
レジュメはキャリアのヒストリー
初めてレジュメを書く人が頭を悩ませるのは、何を書くべきなのかという点ではないでしょうか。レジュメは簡単に説明すると、自分のキャリアのヒストリーのようなもの。
まずは今までの経験を振り返り、どの時期にどのような仕事を経験して何を身につけたか、ざっとまとめてみましょう。ヒストリーを明確にして、それぞれの経験で得たことを簡潔にまとめること。基本的には1~2枚程度の内容にまとめるとよいとされています。
レジュメの構成について
長文にして何枚も書くのは、ビジネスパーソンとしてのスキルがあまり評価されません。重要なことを要約して相手に伝える作業は、今後もミーティングなどで必要になります。
レジュメの構成を簡単に説明すると、まず記入年月日と自分の名前を右寄せにして書きます。次は職歴の要約をして、200~300文字程度の説明文でキャリアをざっと説明。
続いて前職の会社概要、企業の規模や業種などの説明をして、どのような会社に勤務していたのかを明確に伝えます。続いて大切なポイントになる職歴。
形式はキャリア別にするか、時系列にしてもよいでしょう。どちらの方法でも、読みやすく自分の経歴や強みがはっきり伝わる方法がオススメです。
全く違うフィールドからの転職だと、企業の実績や売り上げなど、採用担当者にとってわからないこともありますので、具体的な数字を使って記入しましょう。
資格や特技について
レジュメに書く内容は、履歴書と重なってしまう部分がいくつかあります。資格や特技は自分の経歴の一部を飾るものですから、できればアピールしたい部分。
しかしレジュメと履歴書を一緒に提出する場合は、履歴書の記入欄ですでに記載している可能性がありますので、補足する程度の内容にまとめましょう。
また知識や技術、スキルや活かせる経験などは、応募先で勤務するイメージを高めるために大切です。とくに技術系やクリエイティブな仕事の場合は、もれなく項目を作り記入してください。
レジュメの自己PRの書き方
レジュメは自分の強みをアピールするチャンスになりますので、今後どのような貢献ができるか、積極的に自己PRをしてください。
内容としてはキャリアに関すること、応募先のニーズとマッチする自分の強み。もし初めての転職で経験が浅い場合は、仕事への情熱を伝えると好感を持ってもらえます。
これらの内容はできるだけ自分の言葉で書き、自分らしくアプローチすると採用担当者の目に留まるでしょう。
フォーマットを使う
レジュメの書き方で困ったら、フォーマットをダウンロードすることもひとつの方法です。あらゆる書式がありますので、業務経験が多い人は「編年体式」を選ぶ、職務内容ごとに経歴を伝えたい場合は「キャリア式」など、自分の経歴やスキルが際立って見えるようなフォーマットを選択してくださいね。
例文を紹介しているサイトもたくさんあります。参考にする程度ならよいのですが、丸写しでは自分らしさが伝わりませんので、必ず自分の言葉に書き換えてフォーマットを活用してください。
英文レジュメの書き方
外資系を中心に転職活動をする場合、レジュメを求められることは想定内です。その際に英文レジュメを提出しなければならない場合もありますので、面接のチャンスを掴むためにも、重要なポイントを理解しておきましょう。
英文のレジュメの特徴
英文のレジュメは、日本のように「履歴書」と「職務経歴書」のような区別がないことが特徴。仕事に直結しない趣味や健康状態、家族構成などは書かないことが一般的です。
英文のレジュメは、応募先に自分を採用するメリットをアピールするものなので、基本的に仕事に直結する内容を意識してください。
構成について
英文のレジュメでも、構成は変わらずほぼ同じです。Name/Contact(連絡先)・Objectives(希望職種)・Work Experience(職歴)・Education(学歴)・Qualifications(資格)・Additional Informationというように項目をつけて、それぞれの内容を簡潔に英文でまとめます。
この中でもとくに重要な職歴は、直近の経験が一番上になるように書き、社名や会社所在地、在籍期間、職務内容や肩書、業績などもまとめて記載しましょう。
外資系企業は、自分を積極的にアプローチする人を好みます。自慢するつもりで強みを考えてくださいね。
まとめ
レジュメが必要になる転職は、プロがサポートしてくれる転職エージェントがとても便利です。応募書類の書き方や戦略もアドバイスしてくれるので、気軽にまずは問い合わせしてみましょう。