転職と副業を同時にスタートさせるステップ・自分らしくキャリアを積むコツ
転職と副業を同時にスタートさせることはできるのでしょうか。お勤めの企業が副業を禁止している場合、収入アップするのはかなり難しいですよね。
副業ができれば、生涯年収をさらに高めることが可能になりますので、それが今の会社を辞めるきっかけになることも。そこで今回は、転職と副業を同時にスタートさせる働き方のコツについて、詳しくご解説していきましょう。
副業のメリットとデメリットを理解しよう
転職して副業も始めたい場合は、メリットとデメリットをまずは理解して、自分のライフスタイルに合うかどうかを明確に判断してみましょう。
景気があまりよくない時代のために副業を始める人は増えていますので、上手く両立させるためにもじっくり考えることが必要です。
メリットについて
副業の最大のメリットは、収入がアップすること。日本経済の平均所得が目覚ましく上昇しているとはいえない現在、残業を減らす企業が増えているように、副業に関する考え方はとても柔軟になってきました。
わずかでも本業から得られない年収アップをカバーできるのが副業の収入。上手くいけば個人で起業することも将来できるかもしれません。
またメリットは、金銭的なこと以外にも本業では体験できないことが副業でできるので、スキルアップにもつながるでしょう。やりたいことができると、幸福感の向上や自己実現にもつながります。
デメリットについて
転職と副業を同時に行う際に注意が必要なのは、いくつかデメリットがあるためです。副業はどのような仕事でも本業に労働時間がプラスされるため、過重労働になりストレスや身体疲労が積み重なる可能性があります。
充分な休息がとれないまま本業を続けると、生産性が低下したりミスをしたりすることも。また週末の数時間だけなど、勤務時間や日数が少ない副業では、まとまった収入が得られないこともデメリットになるでしょう。
注意したいのは、副業が雇用保険の対象にならないことが多く、仕事中にケガをした場合などは自己負担になりますので、割に合わないと感じる場合もあるかもしれません。
転職と副業を同時に行う際のポイント
副業をしたくても会社が許可してくれない場合は、転職と同時に副業をスタートすることが解決方法のひとつ。その際に失敗しないためにも、次のポイントに注目しておきましょう。
転職先は副業を許可しているか
副業の種類は在宅のパソコンの仕事やコンビニのバイトなどがあります。収入アップだけでなく、自分のスキルを伸ばすために副業を考える人も多いため、勤務先が副業を認めてくれないとプランは台無しです。
転職する際は、必ず希望転職先が副業可能かどうかを確認すること。会社に黙って副業を行った場合は、就業規則に違反していることになりますので、最悪の場合は懲戒処分を受けることにもなりかねません。
転職先を探す際は、求人広告だけでは副業に関して明記されていないことも多いため、問い合わせしておきましょう。
本業を先に見つける
副業をする計画が固まっていても、順番としては本業の転職から先に進めることが必要です。やりたいことがあっても、本業との時間の兼ね合いや仕事内容などが合わないことがあるかもしれません。
副業とは、あくまでも本業のサポート的な存在なので、やりたいことの重要度を考え、場合によっては副業で考えている職業を本業にすることも検討してみましょう。
志望動機で副業には触れない
転職と副業を同時に始める時は、本業の採用段階で志望理由について質問された時に「副業がしたいから」ということは理由にしないこと。
副業が悪いのではなく、企業探しの条件のひとつにするのはよいのですが、その理由を全面にすることはあまり好ましくありません。きちんと本業の希望先企業の魅力や特徴を理解し、求める人材と自分の能力がマッチするかを考えておきましょう。
副業できることを志望理由にしてしまうと、どこの会社でも副業ができればよいのか、と思われてしまいます。
仕事開始時期とはずらす
転職と副業を一緒に始めるといっても、実際に2つの仕事を同時進行させるのはストレスがあります。とくに本業に影響を与えないためには、本業からまずは慣れること。
そして時間や体の余裕を考えて副業をスタートしましょう。3か月～半年くらいは期間をあけたほうが安心です。企業によって入社後一定期間は副業を禁止しているなど、独自のルールを設けていることもあるので、必ず確認が必要です。
副業を認める企業の意図は何か？
副業は本業にも影響がありそうであまり推奨したくない企業の思いは納得です。しかし最近はテレワークも増え、副業を許可する企業が増えていますが、そのような企業はとても前向きで転職先としても人気があるようです。では副業を認める企業の理由について見ていきましょう。
スキルアップさせたい
企業にとって従業員の副業を認めるということは、優秀な人材が退職せず会社に残ってくれることが最大の魅力。また副業を解禁すると、会社での働きやすさが増しますので、優秀な人材が他社からオファーされても残る意志が強くなるでしょう。
副業と本業を同時に行うことで、本業ではできないスキルアップにつながりますので、企業での教育や研修が不要になるとも考えられます。
人気や好感度のため
副業を認めない企業の印象が悪いという意見は、労働者全体の半分を占めるように、とても固執した考え方の古い企業という印象を与えます。
それは顧客が持つイメージになりますので、労働者からの評価だけでなく、企業のサービスや商品にも悪い影響を与える可能性もあるでしょう。
副業を許可している企業とは、このような影響も考慮していますので、とても生産性が高く好感度の高さが魅力になりますね。
多様な人材を集めたい
副業を解禁している企業にはあらゆる人材が集まりやすく、職場の人間関係も多様化して、刺激的な働き方ができるかもしれません。たとえば金融関係の会社に勤めながら、副業で飲食店の調理師をやっている人、自宅でウェブデザインの副業をしているなど、本業とはかけ離れたフィールドの人が集まることになります。
すると従業員同士の付き合いも仕事以外でも充実しますし、会社にとってはアイデアも幅広く生まれるメリットがあるでしょう。
両立させるためのコツについて
本業と副業を両立させるためには、どちらも自分が納得できる仕事を見つけることが大切ですが、次のポイントを意識しておくと、苦痛にならずどちらも両立できるでしょう。
副業は自分のリズムを大切にする
副業は本業以上に辛くストレスがあるものではいけません。また勤務スタイルは、自分のリズムで続けられるかどうかが重要。必ず休息時間がとれるよう、バランスよくメリハリのある生活を整えてくださいね。
目的を決める
転職して副業と両立させるためには、副業の目的を明確にしておきましょう。収入アップ、スキルアップ、さまざまな目的が考えられます。目的を達成するためには、適切な仕事内容や労働時間があるはずなので、どちらも大変にならないように副業を始める目的を考えておきましょう。
健康管理が大切
どちらも両立させるには、体が何よりも資本です。健康でいるためには食生活、睡眠時間やエクササイズなど、自分自身を優先して大切にしたいですね。生活のサイクルを乱さないよう、時間管理も意識してください。
まとめ
転職と副業を一緒に始める際は、求人候補になる仕事をいくつか決めて、採用される前に必ず副業については確認しておきましょう。無理をせず時間をかけて働くスタイルを確立してくださいね。
