自分が嫌いになる心理について・自己否定しやすい人が職場で有能になるステップ
自分が嫌いになるのは、心理的にどのような理由があるでしょうか。思い通りに物ごとが進まない時は、自分のせいにしたくなる人もいますよね。
誰でもそんな時はあるはずですが、極度に自分を嫌いになる場合も。すると自己否定が習慣化してしまい、社会生活が上手くできないと考える人もいるでしょう。
そこで今回は自分が嫌いになる心理と、自己否定しやすい人が職場で活躍するためのコツについてご解説します。
自分が嫌いになる心理について
自分自身の嫌なところや人に知られたくない部分は、誰しもひとつはありますよね。では自分が嫌いになるのは、心理的にどのような関係があるのでしょうか。
周囲との調和がとれない
職場には色々な人がいるので、仕事をきちんとやるだけでなく、人間関係もバランスよく考えなければなりません。周囲と調和がとれないのは、自分が嫌いになる人の心理にあることで、さらに頑張りすぎて自分自身が孤立してしまいます。
職場は他者とのつながりを上手に維持しないと、自分の作業効率や評価にもつながるので、もっと神経を使いますよね。コミュニケーション能力には個人差があるので、苦手意識が強い人は、自分から他人と距離を置いてしまうかもしれません。
他人の基準で自分を評価している
自分が嫌いになる人は、心理的に他者の基準で自分を評価しているので、不満な部分が見えやすい状態です。周囲と同じでないと安心できない人や、一定の基準に満たないと自分が悪いと思ってしまう人。
本当は自分の価値観で幸福度を判断するべきなのですが、自分が嫌いになる人はとても多く、他人の判断で自分を責めてしまうのです。
罪悪感があるため
仕事でミスをした時に「私のせいだ」とまず自分を責めてしまう人もいます。常に罪悪感がある人は、自分が嫌いになる心理となり、何をやっても自分の能力を信じられません。
他人から見たらそれほど大変でもないことも、かなり悪いことをしたような気持ちになる人もいるでしょう。罪悪感は過去の出来事がきっかけになっている場合もありますので、自分をもっと好きになるためにはなぜそう感じるのか、根深いところから考える必要もあります。
消極的な性格
消極的な性格は、感情表現を外側に向けないだけでなく、人によっては考え方まで消極的になっていることもあります。すると他人との関係性も控えめになってしまい、無難な方向に進みやすくなるでしょう。
他人を責めるというのは自分の気持ちをぶつけることで、消極的な人にはできない行動。そのため理不尽な場面も全て自分が受け入れてしまい、結果的に自分が嫌いになる心理が働くのです。自分が悪いから、自分がダメだからと、ネガティブな判断で納得してしまう特徴があります。
責任感が強い
責任感が強い人は、周囲で起こる全てのことが自分のせいだと思ってしまいます。そのため期待通りにならないと自分が嫌いになる心理となり、責任を感じているのです。
責任感が強い人は、周りから信頼されやすいメリットはあるものの、自分の中で抱えるプレッシャーがとても強い傾向にあり、ストレスになっているでしょう。
そのためストレスに負けてしまう自分がとても恥ずかしく感じ、気にしないようにしても逆に頭の中が整理できない状態になってしまうのです。
自己否定が続くとどうなるか?
自分が嫌いになる心理は自己否定しているためで、他人の評価や考え方に振り回されている状態です。このまま仕事をしているとよい方向には進まず、悪い連鎖が起こる可能性があるでしょう。
周囲に馴染めない
自分を否定してしまう日々が続くと、周囲の人は自分を嫌っているのではないかと、妄想を抱いてしまう場合もあります。仕事はチームワークが求められるため、自分さえよければという考え方では成功しにくいでしょう。
自己否定しやすいタイプは、周囲とも温度差が生まれやすく、ネガティブな態度や考え方は周囲からも受け入れてもらえない可能性も。
職場の人間関係が上手くいかないのは相手のせいではなく、自分からバリアを張っていることも原因なのかもしれません。
他人に気を遣いすぎる
自己否定している人や自分が嫌いになる心理が働く人は、上手く周囲と付き合いたい願望が強く、とても気を遣ってしまいます。上司に怒られないよう仕事をするので、本質を見失ってしまい結果的に失敗することも。
仲間と会話をしても自分の意見を通すことはなく、他人の意見に流されてしまいます。気遣い上手は社会生活で大切な要素ですが、他人の顔色を窺って暮らすのは、次第に苦痛になってしまうでしょう。
仕事が楽しめない
自分が嫌いになり自己否定していると、仕事自体が嫌いになってしまいます。スキルや経験が豊富でも自己満足度が低い人は、さらに上を目指しストレスが溜まっているのです。
仕事は遊びのように楽しむことはできませんが、与えられたことをきちんとやるためには、自分の能力をフルに活かして達成感を得る必要も。
自己否定しやすい人は、いつも仕事をやらされているという気持ちが強く、やる気が湧いてこない状態です。
褒められても納得できない
同僚や先輩に褒められても自己否定する人は、相手の真意を疑ってしまいます。自分はそれほど凄い人間ではないと否定しているため、他人から見た魅力や能力に気づかないまま終わってしまうでしょう。
褒められて人が伸びるように、自信をなくしている時は素直に他人の意見を聞くことも大切ですね。
自己否定しやすい人が職場で意識すること
飛び抜けて成績がよいなど、目立った評価がされない人は世の中に多いでしょう。しかし少しだけ視点を変えると、自己否定しやすいタイプの人でも、自分の能力をもっと開花できるようになります。
自信がなくても今の自分を好きになる
自分が嫌いになるのは、もっと成長するためのプロセスです。自己否定を完全に悪いと理解せず、そう感じる自分をそのまま受け入れることが大切。
完璧でない自分をもっと好きになり、他人から評価されてなくても今の自分があることに感謝してみましょう。
肯定的に仕事を考える
生活のために仕事をしなければならないというプレッシャーは、正直誰でも多少はあるかもしれません。自己否定しやすい人は、物ごとをもっとポジティブに捉えること。
仕事も自分の意識で選び、自分の意志で続けていることを理解してみましょう。残業が続いても、将来的に自分の作業が楽になるからよい、給与が低くても職場の人が優しいからそれでよいなど。
仕事環境のよい面をフォーカスすると、自然とポジティブな自分に自信が持てるはずです。
自分を褒める習慣をつける
自分を褒めるのは簡単ではありませんが、習慣的に行っていると好きな部分がたくさん見つかります。自己否定は自然なこと。そこから考え方をポジティブに転換するための試練なのです。
職場でもっと活躍するためには、他人の評価よりも自分の価値観で自分を褒めてください。失敗しても自分自身で励ませる人はとても精神力が強く、自然と余裕のある態度が周囲にもアピールできるでしょう。
自己否定は、他人の存在がきっかけになることがほとんどです。職場はそれぞれ特色があり、どうしても自分の価値観と合わない場所も存在します。そんな時は転職という大きなステップを踏み、自信をつけることもオススメです。
まとめ
自分が嫌いになる人は、心理的に自分のよいところをもっと引き出したい願望があるのかもしれません。自分を好きになれない人は、仕事も同じく苦手意識を感じているでしょう。
そんな時にはあらゆる方法で対処できますので、悩まず思ったことを行動に移してみてくださいね。