隣人が気になる心理のからくり・ストレスになったときにやるべきこと
隣人が気になるのは心理的なことが影響していますので、ストレスを減らすためにも上手に気持ちを整理してみてください。私たちは常に誰かに囲まれて暮らしている状態。
職場、友人、近所の人など、他人との距離は精神的な部分がとても左右しますよね。では早速ですが、隣人が気になる心理背景とストレス解消のコツについて徹底的にご解説しましょう。
隣人が気になる心理について
隣人のやることや言うことが気になり出すと、何も手につかないほど心が乱れてしまいます。では隣人が気になるのは、心理的にどのようなことが関係しているのか、理由をご説明しましょう。
仲間外れの不安がある
たとえばご近所の付き合いで隣人と仲良くしないと、その地域から仲間外れになる不安がありませんか。隣人が気になる心理とは、自分の存在場所を確保したいためで、常にどこかに所属していないと安心できないから。
単独行動するのは恥ずかしい、友人がいないと思われたくないなど、ネガティブな印象があるためなのです。仲間外れにされたくないので、常に自分の置かれた状況を意識してしまい、どっと疲れてしまいます。
自然と隣人のやることや行き先などを気にして、誰と誰が話しているか、常にアンテナを張って暮らすようになるでしょう。
ストレスが溜まっているから
隣人が気になる心理とは、今現在ストレスが蓄積されていることが関係しています。イライラしたり不安になったりするのは、上手に頭の中で物ごとが整理できないためで、周辺のことに過敏になってしまうのです。
隣人が目を合わせてくれないというだけで、嫌われたと思い込んでしまう状態。ストレスがない時は前向きに解釈できることも、今は心にゆとりがないため、全て悪い方向に行ってしまうのです。
被害妄想が強い
他人が自分を嫌っている、誰からも相手にされないなど、思い込みが激しい人は隣人が気になる心理が働きやすい状況にあります。たとえば隣のデスクで仕事をしている人。
溜め息をついたりイライラした態度でイスから立ち上がったりする仕草をすると、それが全て自分に向けられたものだと解釈してしまいます。
被害妄想が強い人は、過去に大きなショックを受けた経験がある場合も。それが影響して、否定的な解釈をする癖ができているのです。
ライバル意識が強い
隣人が気になるのは心理的にライバル意識が強く、相手よりも一歩先を行きたいために常に意識してしまいます。自分のほうが上だと相手に認識させたい願望が強く、そのために実力の差を見つけたいのでしょう。
たとえば隣の家に住む人が新車を買った時。ライバル意識が強い人は、さらに高い車を購入して対抗するかもしれません。自分が劣っていると思われたくないため、先を越されないよう隣人を意識しています。
自信がないため
隣人が気になる心理は、他人の意見や視線が気になるのと同じで、周囲から自分がどう思われているか不安になっているため。不安を少しでも軽減しようと防御態勢になると、自然と相手を監視するようになるのです。
自信がある人は、周囲の人と自分を比べることはせず、余裕を持って生活できるでしょう。自信がない人は自分を認めてもらいたいために、チャンスを常に探している状態。
必要ない相手のことまでご機嫌をとり、よい評価をされたい心理状況になっています。
刺激が欲しい
隣人が気になるのは、心理的に日頃から刺激を求めているためで、毎日がマンネリ化して新しいことを探している状態です。大きな変化を求めるほどではないので、手近な隣人に目が留まっているのでしょう。
暇な時にぼんやりと人間観察するように、なんとなくアクションが起こるのを待っているのです。極度に刺激を求める人は、積極的に隣人を気にする傾向もあるので、自らトラブルを招く場合もあるかもしれません。
自分が状況を支配したい
隣人が気になるのは、心理的に自分がその状況をコントロールしたいため。何か起こった場合にすぐ対処できるよう、詳細を知っておきたいのでしょう。
隣人が困っていないか、必要なものがないかなど、ちょっとしたお節介な気持ちも関係しています。いつも先頭を切って行動したいタイプなので、状況を把握するために過敏に周囲を意識するように。
しかし人によっては常に監視される感覚に陥ることもあるので、許される範囲で意識したいですね。
隣人が気になりすぎる時の対処策
隣人が気になりすぎると困るのは、ストレスがどんどん増えること。相手のことだけでなく、自分の行動にも過敏になりストレスが溜まる可能性があります。快適に過ごすためにも、隣人が気になり出したら次の方法で対処してみませんか。
他人を受け入れること
隣人のやることや話すことが気になり出すと、無意識に敏感に反応してしまい、常に心が揺さぶられてしまいます。誰もいないところに行きたいと思うほど辛くなる場合もあるでしょう。
そんな時は無理して排除するよりも、いっそのこと受け入れてしまったほうが簡単。なぜ気になるのか、イライラや不安の原因を紙に書き出してみましょう。
するともやもやした気持ちが具体的に見え始め、執着していたことがクリアになるかもしれません。
自ら状況を変える
隣人が気になる心理は、どうにもならない環境に不安があるため。ストレスを感じず自分らしく過ごすためには、その状況を改善できることを自覚してください。
たとえば隣人の音が気になる時は、イヤホンで音を遮断したり、迷惑な人から距離を置いたりすることもできます。どのような対処をするにしても、自分に決定権があることを認識すればストレスが軽減するでしょう。
隣人を気にするメリットを考える
隣人が気になるのは、必ずしも悪いこととはいえませんので、ストレスにならないよう前向きにメリットを考えることもよいでしょう。たとえば隣人のやっていることを自覚すれば、次に自分がやるべきことがイメージできる、隣人の行為で自分が学ぶことがあるなど。
他人の行為が気になるのはそれなりの理由があり、上手く言い訳することもできます。気にする自分が悪いのではなく、気になる行為をする相手のせいだと自分に言い聞かせてみてください。
幸福度を高める
他人のことが気になるのは、不満があるためではないでしょうか。今最高に幸せな状態なら、隣人のやることはあまり気にならないはず。
心の隙間ができると、他人の存在には過敏に反応してしまいますので、そんな時は幸福度を高める意識が必要です。たとえば毎日忙しく暮らす、趣味を楽しむなど、心の満足度を高めて自分だけに意識を向けること。隣人が気になるのは、もっと幸福になるべきだというサインなのかもしれません。
自分から隣人に近づく
隣人が何を考えているか、自分の想像だけでは逆に不安を煽ることがあります。他人の視線を気にしながら暮らす人は、自分の思い込みや考えすぎが影響している場合も多いため、そんな時は想像ではなく現実的に隣人を知ることも方法です。
たとえば話をしたことがない隣人なら自分から挨拶する、好意的に感じられない人と会話してみるなど、徹底的に相手を理解すれば相手のやることは気にならなくなるはずです。
まとめ
隣人が気になる心理は、誰もが経験する気持ちかもしれませんが、許容範囲内にしておくためにも物ごとの捉え方を変えてみることが必要ですね。
実際は自分が考えるほど、隣人は苦手な存在ではないかもしれません。自分の頭の中で作り出しているところもいくつかあるはずなので、適度な距離を意識しながら、当たり障りのない関係になることも大切なのでしょう。
