時計はデジタル派?アナログ派?心理的作用が違うそれぞれの時計の特徴
時計はデジタルかアナログか、心理的な理由で選ぶものが変わります。時計は私たちの暮らしに必要不可欠なものですが、「時間」をどう管理するか、今の時代はスマホやパソコンもあり、腕時計を使わない人も増えていますよね。
昔とは違った時間の存在がありますが、時計のデジタルとアナログは心理的にどのような特徴があるのか、徹底的にご解説していきましょう。
デジタルを選ぶ心理について
時計は時間を知らせるもので、寝室、リビング、オフィスなど、あらゆるところに時計が置かれてあります。デジタルもアナログも、どちらも時間を把握するツールではありますが、デジタルを好む人は次のような心理背景が考えられます。
合理的な人
デジタルとアナログを比較すると、心理的に合理的な人はデジタルを選ぶ傾向にあります。その理由は、デジタル時計ならパッと見ただけで正確な時間がわかるため。
無駄な動きをせず能率的に動く合理的な人は、時間の使い方がとても上手なので、時計も同じく一瞬見間違いやすいアナログよりも、道理にかなったデジタルを好む心理があります。
物ごとに取り組む際に効率を重視するタイプ。やる時は徹底的に集中していますので、自分のペースを乱す環境や人が苦手です。
計画性がある
デジタル派とアナログ派の違いは、心理的に先のことを考えるかどうか。デジタル派は今の時間を確実に知り、これから先をどう過ごすかを大切に考えています。
それは自分だけではなく、全体的な流れも考えるためで、チームリーダー的な存在にもなるでしょう。計画性があるのは、失敗を極力避ける考え方があるためで、準備不足で失敗した時にはとても落ち込んでしまいます。
完璧に準備や計画をしておかないと不安になってしまうため、事態急変した時はうろたえてしまうでしょう。
こだわりがある
デジタルを好む心理は、物ごとの細部までこだわる性格。デジタルとアナログを比較すると、心理的にもデジタルのほうが細かい情報を提供してくれますよね。
時計によっては秒数まで一目でわかるので、物ごとにこだわりやすい人はデジタルを好む傾向にあります。たとえば食事をする際に、お箸やお皿が綺麗になっているか、きちんとチェックする人。書類の置き方が順番通りでないと気分が悪くなる人もいるでしょう。
細部までこだわる性格はよい反面、人にはわからないストレスを抱えやすいため、適度に気を緩めることも大切です。
プレッシャーをかけたい
デジタルを好む心理は、自分にプレッシャーをかけて物ごとを進めたい願望があるからです。デジタルとアナログの違いは時間の表示スタイル。デジタルは残り時間が計算しやすい特徴があります。
たとえば後何分で休憩など、時刻に合わせて残り時間をパッと把握し、自分にプレッシャーをかけているのです。常に緊張した状態が好き。秒単位で今自分が置かれた環境や進み具合を知っておかないと、不安になるかもしれません。
アナログを選ぶ心理について
アナログ時計を選ぶ人は、心理的にデジタルとどのような違いがあるのでしょうか。とくに腕時計は最近使わない人も増えているといわれるように、デジタル表示されるスマホが定着しています。ではアナログを好む人の心理背景を見ていきましょう。
個性的である
アナログ時計はレトロな魅力がありますので、デジタルとアナログの心理を比較すると、とても個性的なのがアナログといえます。おしゃれにこだわりがあり、周りと同じになるのが嫌い。
一風変わったところもあるのですが、誰にも真似できないセンスも兼ね備えています。家で使う時計はデジタルでもよいけれど、腕時計は絶対にアナログでないとダメ、そんなタイプも多いでしょう。
マイペースな人
デジタル時計の大きな表示は、パッと見ただけでも今何時かが間違いなく把握できます。逆にアナログは見間違えることもあり、時間の把握がざっくりとしてしまう場合もあります。
そのためデジタルよりもアナログを選ぶ人は、心理的にマイペースであるとわかりますね。たとえば駅の電車の時間。時計を見て後5分だから走らないと間に合わない、そんな場面でもアナログ時計を好む人は、のんびり次を待てばいいやと納得するでしょう。
感覚を大切にする
アナログ時計は分数、秒数までわからなくても、パッと見れば何時くらいかがすぐにわかります。デジタルは一瞬で正確な時刻がわかる反面、アナログを好む人は心理的に「感覚」を大切にするタイプといえるでしょう。
「何時くらい」「あと何分くらい」など、正確でなくても雰囲気を掴んでおきたい人なのです。人間関係にもこのような考え方が反映されていますので、最初のフィーリングで友人になるかどうかを決めることも多いかもしれません。
正確な情報が知りたい
デジタル派とアナログ派の心理の違いは、時間の計算の手間です。たとえば12時までの締め切りの仕事。今11時24分なら後何分残っているか、計算する時にデジタルのほうがやりやすい人とアナログのほうがよい人に分かれます。
アナログを好む人は、視覚的な情報を大切にして正確な時刻を把握したいため。足し算引き算よりも、針の位置から残りを計算します。
デジタルで計算間違いしたくないので、ある意味正確な行動を好む人ともいえるでしょう。時間をきちんと守る正確さを重視するので、ルーズな人を苦手に感じます。
時計屋さんの時刻表示の心理作用
時計はデジタルもアナログも全体的なデザインなど、最終的には自分の好みも関係してきます。時計を購入する際、店頭にずらっと展示されている時計の時刻表示で、何か気づいたことはありませんか。
時計には心理的作用が関係しているため、時計店でも購入者に向けた心理的なメッセージが隠されているようです。
10時10分の設定について
時計店でディスプレイされている時計の時刻は、なぜか「10時10分」になっていることにはすでにお気づきでしたか。これはアナログ時計の場合ですが、時計メーカーではブランド名は長針と短針で隠れないよう、この時間に設定しているという話があります。
時計のロゴは大概12時の位置に表記されていますので、このスペースをアピールするために10時10分にしているとのこと。昔アメリカの時計店では8時20分が定番でしたが、パッと見た感じで「ヘ」の字に見えるため、暗い印象をなくすためにスマイルの口元になるよう、10時10分になったという一説もあります。
美しく見せるため
10時10分という位置は、アナログ時計が最もバランスよく見える時刻設定といわれています。老舗のセイコーは、時計の時間は全て10時8分42秒に決められ、それぞれの針の長さや文字盤の美しさを綺麗に見せることができます。
ちなみにデジタル時計の表示は、セイコーの場合「10時8分59秒」設定になっていますが、この理由はデジタル数字の表示が全て点灯された状態で購入者が見えるようにしたため。さらに59秒の1秒後に分まで変わる時計の躍動感を意識しているともいわれています。
時計をじっくり見たくなるため
時計を買ってもらうためのお店側の工夫としても、10時10分という表示スタイルは心理的なメリットがあるようです。人は斜めになっているものよりも平行のほうが物を理解しやすいため、時計の針が斜めを向いていると少し難易度が上がり、さらに文字盤をよく見てしまいます。
その行動は、時計をじっくり眺める行為につながり、魅力を発見しやすくなるというテクニックのようです。
まとめ
デジタル派かアナログ派か、心理的な背景によって選ぶものは変わるかもしれません。時計は大人のステータスであり、生活のルールを決める大切なツールです。自分らしく時間を把握するためにも、お気に入りのものを見つけていきたいですね。