見栄を張る人の心理と特徴・ぶつからず職場でうまく付き合う方法
見栄を張る人の心理や特徴は、さまざまな内容が考えられます。そこまでして人によく見られたいのかと、不思議に感じる場面がありませんか。
度が過ぎると見栄っ張りな人も、ただ面倒な存在になるだけ。会社の同僚や友人など、どう接すればよいのか困ってしまう瞬間がありますよね。
そこで今回は、見栄を張る人の心理や特徴について理解して、上手く付き合う方法をご解説していきましょう。
見栄を張る人がよくやる行為
見栄っ張り、自己顕示欲が強い、自慢好きなど。あらゆる表現をされる見栄を張る人ですが、特徴や共通点としてよくやることをまずは見ていきましょう。自分もそうならないように注意してくださいね。
ファッション自慢
見栄を張る人は内面よりも外面で勝負することが多く、ファッションは見栄を張るツールとして活用しています。ブランドのロゴが大きくプリントされたTシャツのように、人にわかるものをあえて選びます。
本当の価値を知っている人なら、ブランド名よりも素材の質などを考えて選ぶでしょう。見栄を張る人は「この服、○○で買ったんだ」など、積極的に周囲にアピール。高級バッグやお財布など、あらゆるアイテムでそれとなく自慢してきます。
モテる自慢
物質的に見栄を張るだけでは物足りない人は、自分がいかにモテるか自慢しています。合コンで連絡先を交換した素敵な人の話や、知らない異性に声をかけられることがよくあるなど。
見栄を張る人は魅力的な部分はあるものの、それほどモテる人ではない場合がよくあります。憧れが頭にあるので、多少大げさに話を膨らませて自分の市場価値をアピールしているのでしょう。
お金自慢
見栄を張る人は、金銭面の自慢をよくやっています。給料が高い会社に勤めている話や、高い値段の家電を買ったなど、お金を使う人をすごいと思っているようです。
物質的な内容で満足できるのは、内面的に成熟していない部分があるため。見栄を張るために給料日前に友人に食事をおごるなど、かなり無理をして人付き合いする場合もあります。
友人の自慢
見栄を張る人がよくやるのは、自分の友人や家族自慢。自分が自慢できるものを持っていないので、周囲を巻き込んでまで見栄を張りたがります。
友人が「○○という会社で働いている」「家族が会社を経営している」など、人の名誉を自分のことにように話すのは、自分に自信がないためでしょう。
知り合いが多いと自慢するのも、見栄を張る人の特徴。交際範囲が広く周囲に好かれていることをアピールしたくて、つい人の話をしてしまいます。
見栄を張る人の心理特徴について
一緒にいてイライラしてしまう見栄を張る人。素直な自分を見せないのはどのような理由があるのか、とても気になる心理背景についてご説明しましょう。
プライドが高い
人に指摘されるのが大嫌いで、いつも自信を持って行動するのが見栄を張る人の心理です。プライドを傷つけられると頭にくるので、意地を張ってしまう場面がよくあります。
見栄を張るためには嘘をついて、相手にアピールするケースもあるでしょう。自分の意見は絶対に曲げない性格。頑固なところは、見栄を張る人に共通する点かもしれません。
プライドが高いのはよいのですが、見栄っ張りにならないよう注意も必要です。
恥ずかしさを隠す
見栄を張る人の心理は、恥ずかしい気持ちやみじめな思いをしたくないためです。よくお金持ちのふりをする見栄っ張りがいますが、本当はそんなに裕福ではないのにわざと人に見せつけるように、高級な腕時計やバッグなどを持ち歩きますよね。
それはお金がないことを知られたくない、みじめな気持ちになりたくないための行動です。無理してもお金持ちを装うので、高級車に乗りながら窮屈な生活をする人もいるでしょう。
人が持っているものを持てないと、不安になってしまうのかもしれません。
評価されたいため
自分自身の価値をよくわかっていない見栄を張る人は、周囲から評価されたいために本来の自分以上をいつも演じてしまいます。
他人の評価により自分の価値を見つけようとするため、見栄を張り続けているのです。よく思われたいと感じるのは、誰にでも共通する自然な気持ち。
しかし見栄を張る人の心理は、他人から褒められないと落胆してしまうのが特徴。自分がどう思って生きるかが大切です。他人からどう思われてもよいと、勇気を持たなければならない場面もあります。
孤独が嫌い
Facebookやインスタグラムなどのフォロワー数が多いと自慢したり、友人の多さで見栄を張ったりする人がよくいます。基本的に見栄を張る人の心理は孤独が嫌いで、友人が多いほど安心します。
質よりも量にこだわるため、友人と呼べない存在まで友人としてカウントしているでしょう。心から信頼できる人がいないので、いくら友人の数を増やしても満たされないものがいつまでも残ります。
それを埋めるためにどんどん友達の数を増やす、そんな悪循環が続いているのです。
嫉妬心が強い
嫉妬心が強いのは、見栄を張る人の心理や共通点。自分よりもすごいことができる人や目立つ人を見ると、とても腹が立ちます。
嫉妬の裏側には自信のなさがあり、人に知られないよう隠すために嫉妬心が働く場合があります。自分の上を行く人を引きずり下ろすために、あらゆる手段を使う可能性もあるでしょう。
友人の恋人が自分の恋人よりも素敵だと、友人に嫉妬してしまう例も。デートの話をされるだけでイラッとするのが、見栄っ張りな人という証拠です。
ちやほやされたい
周りに注目されたいために、見栄を張ることはありませんか。自己顕示欲が強いタイプは、些細なことでも譲歩できません。自分のほうがすごいと思われたくて、競争相手に知らしめようとします。
自慢話や持ち物自慢など目立ちたい性格なので、つい話し方が大げさになるケースもあるでしょう。「すごいね」と言われるととても満足。
しかし周囲が仕方なく機嫌をとっていることは、本人にはわかっていないかもしれません。
優位な立場になりたいから
見栄を張る人は基本的にプライドが高く、人に負けたくない気持ちが強いのが特徴です。相手よりも自分のほうが上、または重要な人物だと周囲から思われたいので、見栄っ張りな行動や言動を起こします。
誰かを褒めた後で、自分はもっと褒められる要素があるとアピール。誰にでも負けたくないので、何をしても勝負になっています。
優位な立場かどうか判断するのは自分。価値観が人とずれていても、自分さえ満足できればそれでよいのです。
職場で上手く付き合うコツとは
職場に必ずいる見栄を張る人。他人よりも仕事ができて、自分のほうがすごいと大げさなアピールをするタイプとは、次のポイントを意識して付き合っていきましょう。
ひたすら相槌を打つ
見栄を張る人は負けず嫌いなので、自分が満足するまで自慢話を続けます。対等なレベルで話ができないので、適当に相槌を打っておくと安心して去っていくでしょう。
個人的な付き合いはしない
あくまでも仕事の付き合いだと割り切れば、見栄っ張りな人とは深みにはまらず付き合えます。自分に興味を示す人にもっと見栄を張ってきますので、仕事に影響しないよう個人的な話題などは避けたほうが安心です。
話は聞き流す
忙しい作業中に自慢してくる見栄っ張りな人。基本的に自分のことしか考えていないので、面倒な時は適度に聞き流すようにし、別の話題に強引に変えるのもよいでしょう。
まとめ
見栄を張る人は、心理的に寂しさを抱えている場合があります。親身になって話を聞いてあげるのも、付き合い方のコツになるかもしれません。