休憩が取れないときのメリットとデメリット・疲れた時はこう対処しよう!
休憩が取れないほどやることがたくさんあると、体がどれほど疲れていても気持ちが先走り、後でどっと疲労が押し寄せてきます。休憩しないで働くことはデメリットがとても多いのですが、メリットを意識すると上手に段取りも組みやすくなるかもしれません。
そこで今回は、休憩が取れない時の対策や疲れた時のリカバリー方法についてご解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
休憩が取れないデメリットについて
休憩が取れないのは、心身への負担が最大のデメリット。毎日残業、昼休み返上で仕事など、時間の余裕がなく働き続ける環境が稀にあります。
また最近は在宅勤務というスタイルも増えていますので、オンとオフの切り替えがとても難しく感じる人も多いでしょう。では休憩が取れないデメリットについて、あらゆる危険性をご説明していきます。
ミスが増えてしまう
一定の休憩時間があるのは法律で決められていることなので、本来は休みなく働くことは避けたいですよね。しかし月末など、時期的に仕事量が多くなる職場はどこにでもありますので、忙しい時期はとくに意識しながらミスしないよう注意が必要です。
休憩せず仕事を続けると次第に注意力が散漫になり、ミスを指摘されても自覚できないこともあるかもしれません。疲れていなくても、気分のリフレッシュは仕事をきちんと完成させるためにも大切なことなのです。
体調管理ができない
休憩が取れないと、やるべきことが次から次へと増えてしまい、セルフケアする心の余裕もなくなります。締め切りまでに間に合わせなければならない仕事。
睡眠時間を削ってまでやることがあるかもしれません。健康管理を犠牲にして仕事優先することは誰でも経験はあるかもしれませんが、エスカレートしてしまうと体調管理ができず深刻な体調不良に陥る場合も。
昼休みをとらずお菓子だけで済ませてしまったり、残業が続き睡眠時間がなくなったりするといった労働環境は、プライベートにもデメリットを与えるのは間違いないでしょう。
精神的な苦痛が増える
休憩が取れないデメリットは、休みたくても休めないというストレスやプレッシャーが増え、メンタルヘルスのバランスが悪くなります。自分でスケジュール管理できないほどの量を抱えてしまうと、いつも仕事に追われている状態に。
わずかな管理ミスでさらなるしわ寄せがあり、休憩とは程遠い状態になるのです。休憩時間は体や頭を休めるだけでなく、心や精神を安定させるためにも重要。無理が重なると、自覚できないレベルからどんどん心の負担が増え始めてしまいます。
残業が当たり前になる
休憩が取れないデメリットは、休憩のない生活が当たり前になり、残業生活が普通に感じてしまうこと。慣れてしまうと定時で仕事を終わりにすると物足りなさを感じたり、やり残しがある不安を抱いたりする可能性もあるのです。とくに皆が残業する職場だと、早く仕事が終わっても帰りにくいでしょう。
社風がよくない可能性に注意
休憩が取れない原因は、自分なりに段取りが上手くできないことや、想定内の忙しい時期などが考えられます。そんな中で注意したいのは、企業ぐるみで休憩する人に対して風当たりが強い場合。
本来休憩時間は労働基準法に沿って守るべきことなのですが、ブラック企業のように会社が労働者をきちんと扱わない場所だと、休憩を取ってはいけない雰囲気を作り出しています。
休憩中なのに電話をとらないと怒られるなど、社風によってはきちんとした線引きをしていないこともありますので、社員に負担がかかってしまいます。
休憩を取らないメリットはあるか?
休憩を取らないのは、デメリットのほうがもちろんたくさんあります。仕事に支障がある場合は、多少残業や休憩時間を繰り上げて仕事をする柔軟な姿勢も大切でしょう。ではメリットとして考えられるポイントについてご説明しますね。
働き者のイメージがつく
休憩が取れない人はとても働き者で、人一倍努力しているように好印象を与えることがあります。休憩中に皆が笑いながらお茶していても、ひたすらデスクで書類の整理をしている人。
真面目で嫌な仕事も積極的に引き受け、忙しくても愚痴を言わず頑張って仕事をしています。逆に休憩時間をずっと楽しみにしている人だと、仕事のやる気はあまり感じられないですよね。
「働き者に思われたいために休憩しない」というのは決してよいことではありませんが、頑張った分がどこかで評価される可能性はあるでしょう。
仕事が早く終わる
休憩が取れない時は、働く時間が長くなるため予定よりも早く作業が終わる可能性もあります。締め切りギリギリの仕事なら段取りしていても、万が一を想定してできるだけ早めに終わらせておきたい心配性の人もいるので、その場合は休憩時間も働きどんどん片づけていくでしょう。
仕事の後に友人と約束がある日と同じ。残業はしたくないので、休憩せず一日頑張ることがありませんか。休憩しないと疲れるのは当然ですが、早く解放される余裕は魅力に感じます。
自分のペースで仕事ができる
休憩を取らずに仕事をするメリットは、皆が休んでいる静かな間に仕事が進むので効率的。昼休みに社員が外出して休憩するオフィスなら、わずかな時間でもシーンとなり電話も鳴らず集中できます。
内容によっては、一時間の間に二時間分ほど作業をこなせる可能性もあるので、自分のペースで仕事をしたい人はあえて休憩を取らないこともあるでしょう。
休憩できない!短時間でできる疲労回復のコツ
休憩が取れない時は、無理して仕事を終わらせるまで我慢するか、それとも無理やり手をストップさせたほうがいいのか。困った時に短時間でできる疲労回復のコツをご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
トイレに行く
のんびり休憩しようと思っても、仕事が山ほどあると気持ちは休まりませんよね。しかし何時間もパソコンの前に座ったままになる状態は、決して健康的にはよくありませんので、たった数分間でもいいのでトイレまで往復しましょう。
立ち上がり違う風景を見る、または体を動かすだけでも気分のリフレッシュ効果は得られるはず。女性ならトイレでメイク直しなど、仕事とは違ったことで気分転換してください。
お茶やコーヒーを飲む
仕事で同じ作業の繰り返しや、目を酷使してパソコンを使う仕事は心身共に負担がかかります。休憩したくてもやることがたくさんある時、そんな場合はお茶やコーヒーを飲んで気分転換しましょう。
在宅勤務で休憩できない時も同じ。お茶を入れて飲むだけでも、数分間仕事から離れることが可能です。わずかでも自分の意志で休憩を取り入れられるという安心感が、仕事の段取りにも反映されるはずです。
首のストレッチ
座ったままでもいいので首を左右、前後、回転させてストレッチしてください。デスクワークだと姿勢や首が固定されてしまい、肩こりや腰痛の原因になることがよくあります。
また目が疲れて数字を読み間違えるという失敗も増えるので、そんな時は首を意識すること。首の血行を改善すると慢性的な疲労を予防できる可能性もありますし、頭の中まですっきりするでしょう。
まとめ
自分の意志で休憩を返上する場合は、会社側からも強いことは言えないかもしれませんが、休憩時間を取りやすく分けてくれるなど、柔軟に対応する会社が理想的です。
もし会社が労働規則を守らないのであれば、転職を検討することも大切。休憩しないことはメリット以上にデメリットが多いので、まずは健康を一番に考え、仕事に集中できるよう心にも余裕を持ちたいですね。
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