嫉妬深い人の心理状況・人間関係についてとやかく言ってくる人にはどう対処するべきか

嫉妬深い人の心理状況・人間関係についてとやかく言ってくる人にはどう対処するべきか

嫉妬深い人は心理的な理由を考えて、上手に人間関係を続けることが求められます。「嫉妬」という感情は誰にでもあり、「私は決してそんな人間ではない」と思っていても、ちょっとした瞬間に他人を嫉妬してしまうことはあります。

人間が持つ基本的な感情のひとつなのですが、とてもネガティブな要素を持つため、上手に消化したいですね。そこで今回は、嫉妬深い人の心理状況や対処方法について詳しく解説しましょう。



嫉妬深い人の心理について

他人の成功を素直に喜べず嫉妬してしまうことは、誰でも経験があるでしょう。嫉妬とは優れたものに対して抱く「妬みの気持ち」という意味がありますが、人間の嫌な部分でもあります。では心理的に見て、嫉妬深い人にはどのような理由があるのでしょうか。

 

他人に認められたい

嫉妬深い人は、心理的に承認欲求が強いことが考えられます。周囲から無視されるととても不安になり、自分以上に注目される人を妬んでしまうタイプ。

その気持ちの根本にあるのは、もっと自分は他人から大切にされるべきだという、ちょっとした甘えでしょう。承認欲求が強い人にとっては他人の評価が全てなので、自分で幸福度を高めることが苦手。

他人の意見や考え方に依存しているので、自分以上に幸福な人を見ると不愉快になってしまうのです。

 

思い込みが激しい

嫉妬深い人はとても思い込みが激しく、ネガティブなことをすぐにイメージする癖があるので、態度にもマイナス的な印象が表れてしまいます。

他人の意見を聞かず、自分が思ったことが絶対に正しいと信じているので、少し嫌な視線で他人から見られた場合は「あの人は私を嫌っている」とすぐに決めつけます。

思い込みが激しいのは不安も大きく関係していますので、他人を信じられない理由が何かしらあるのかもしれません。

 

プライドが高い

嫉妬深い人は心理的にプライドが高く、自分の失敗や評価が下がることに直面できない弱さがあります。自分が物ごとの中心でないと満足できず、他人が幸福になったり成功したりするととても悔しくなるでしょう。

自分の気持ちを上手く整理できず、ネガティブなことに敏感に反応しやすいタイプなのです。プライドが高い人は、優れた人を見ると何かと文句を言い愚痴こぼしをします。場合によっては足を引っ張るような行為も行い、自分がトップにいたいのです。

 

自信がない

嫉妬深い人は、心理的に他人のほうが優れているといつも不安があり、自分に自信が持てないから。まだ起きていないことを心配しすぎて、結果的に物ごとが上手くいかないこともあるでしょう。

嫉妬深い人は、攻撃的な感情表現をすることもあるので注意が必要。自信がない自分を他者に知られたくないので、必死に自己防衛しようとしています。自分は何をしてもできない、誰からも愛されないといつも不安が先走っています。

 

嫉妬深い人が反応しやすいポイントは?

嫉妬深い人は、心理的な要素が関係していることは明確です。社会生活の中で交流するさまざまな人。自分が受け入れたくない場面や人には、面白くない感情が湧いてしまいます。よくあるのは次のような理由。嫉妬心を刺激しそうな時は、これから用心したいですね。

 

お金

お金は生きていくうえでとても大切なもの。ないよりは少しでもあったほうがよいでしょう。お金は自分の努力が反映されるスコアになることもあり、嫉妬深い人が敏感に反応します。

自分以上にお金持ちの人、同じ職場なのにいい暮らしをしている人。たとえば近所の人が新車を買ったなど、金銭的に自分ができないことをする人にはすぐに嫉妬してしまいます。

 

人間関係

嫉妬深い人は心理的に自信がないところがあり、他人からどう受け入れられているか過剰に反応します。たとえば友人が有名な人と知り合いだった、素敵な恋人ができたなど、他人が羨むような人間関係がある人は妬みの対象に。

なぜ自分がその対象にならないのか、結果的に自己否定してしまい、幸福な人を見ると悔しくなるのです。SNSの投稿も気分が悪くなることばかりなのですが、知らないことへの不安があり、つい他人の行動パターンを習慣的にチェックしてしまいます。

 

容姿

嫉妬深い人は他人のルックスにとても敏感で、モテる人や素敵な人に敵対心を抱いてしまうこともあるでしょう。生まれつきなので仕方ないと思いながらも、なぜ自分がモテる人間として生まれなかったのか、漠然とした怒りを抱いていることも。

魅力的な人に出会っても素直に受け入れず、必ず悪い部分があるはずだと粗探しをしてしまいます。外見で人を判断する嫉妬深いタイプは、自分自身の本来の魅力を理解していないため、他人の真似をして満足することもあるでしょう。

 

優劣関係

頭がいい人、役職が上の人など、自分と優劣関係がある人には嫉妬してしまいます。相手がどれほど努力して今の地位を獲得したか考えるよりも、「運がいい」とあっさり片づけてしまう性格。

ひねくれた考え方をするので、成功した人を見ても素直に喜んであげられないのです。優れる人と自分を比較されるのは、決して楽しいことではありませんよね。

いい気持ちはしなくとも、生きていくうえでそんな状況はよくあります。自分の足りない部分が明確になったと前向きに解釈すれば、これからチャンスが生まれるかもしれません。

 

嫉妬深い人への対処策

嫉妬深い人は友人や会社、あらゆるところにいるでしょう。表立って態度に出さなくても、誰でも多少は持っている嫉妬。人間関係を壊す可能性もあるので、もしお近くに嫉妬深くて困る人がいる場合は、次の方法で対処してみてくださいね。

 

個人的な話はしない

嫉妬深い人には、個人的な話は避けましょう。普段のさりげない会話の中で、嫉妬深い人は自分に持ってないものをすぐに察知します。

すると不快になり、つまらない表情やわざと興味のない素振りをしてくるでしょう。「宝くじが当たった!」と嬉しそうに話す友人。金額はともかく、嬉しい出来事が誰かに起こったこと自体が許せないのです。そのような嫉妬するネタを与えないためにも、自分の話はできるだけ控えましょう。

 

相手を褒める

嫉妬深い人は心理的な要素を考えると、表面的な対処だけでなく、相手の心へ話しかけるよう付き合い方を変えることが可能です。基本的に嫉妬深い人はプライドが高いので、周りが自分を尊敬して頼ってくれるのが好き。

そんな人にはなるべく些細なことも褒めて、自分の弱さを開示して近づいていきましょう。弱い人間だとわかると、嫉妬深い人は自分の気持ちを抑えて穏やかに接してきます。

嫉妬深い人は、困った人を助けて気分がよくなりたい願望もあるので、できない人間を演じると簡単に仲良くなれるかもしれません。

 

距離を置いて付き合う

嫉妬深い人がどのようなところで妬むか、先が読めない場面もよくあります。そんなことで嫉妬するの?という時もあるので、確実にネガティブな状況を生まないためにも、付き合いで疲れたら少し距離を置いてみませんか。

嫉妬深い人を直すことは難しいので、相手の考え方に沿って付き合うか、それとも距離を置いて悩みの種をなくすか。職場のように付き合いがどうしても必要な相手なら、必要最低限のコミュニケーションだけに留め、なるべく近づかないことも方法です。

 

まとめ

嫉妬深い人は心理的に自分に自信がなく、他人を表面的にしか見ていない可能性がありますね。嫉妬せず他人の幸福を喜ぶ人間になるには、まずは自分の精神を強くすることも必要。相手の立場になって考えれば、嫉妬心をコントロールしやすくなるでしょう。



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