嫌味を言う人の心理と特徴・イラっとしたときの大人の対処方法

嫌味を言う人の心理と特徴・イラっとしたときの大人の対処方法

嫌味を言う人は心理的な原因を考えると、イラッとした時に対処しやすくなります。職場に必ず一人はいる嫌味を言う人は、仕事に行きたくなくなる要因ですよね。

職場はあらゆる人の集まりなので、仲間と意気投合して仕事はできないかもしれません。しかし敵を作らず、仕事に悪影響を与えない働き方を意識するのは可能です。

そこで今回は付き合い方が難しい、嫌味を言う人の心理的特徴と上手く対処するコツについて、詳しくご解説していきましょう。

 

嫌味を言う人の心理と特徴について

嫌味を言う人の心理と特徴・イラっとしたときの大人の対処方法そんな言い方をしなくても…とカチンとくる場面は、誰でも経験がありますよね。周囲からも嫌がられる嫌味を言う人は、どのような心理背景があるのでしょうか。

 

卑屈に育ったため

嫌味を言う人の心理は育った環境が影響し、子供の頃から陰湿な方法で他人を攻撃しています。たとえばライバルの多い環境で育った人は、物ごとをマイナスに捉える思考回路になる場合もあり、いつも愚痴こぼしや文句ばかりの大人になってしまいます。

それが自分の意思表示方法として納得しているので、他人と温度差があってもわかっていません。ネガティブな環境で育つと、他人と比較する癖が出来上がり、自分にないものを持っている人を見ると「すごい」と絶賛するのでなく「なんであの人が…」と卑屈な感情が生まれます。

 

嫉妬深い

人の幸福を嫌だと思うタイプは、自分と周囲をいつも比較して、上を行く人の存在が気になって仕方ありません。自分よりも幸せ、お金持ち、モテるなど。

本音では羨ましいのに、その気持ちがエスカレートすると「妬み」に変わってしまいます。高級ブランドのお財布を持っている人を見ると「偽物ではないか?」などの否定的な考えがすぐに出てくるでしょう。

嫉妬深い人は、周囲が憧れている人を見てもなんとも思わない素振りをしますが、心の中ではとても悔しく敵対心を抱いています。

 

自信がない

嫌味を言う人の心理は、自分に自信がないため。いつも人から見下されてしまいそうな不安があるので、やられる前に先に相手を攻撃しているのです。

嫌味は相手を見下した言い方が特徴。自分のほうが優位であると示すための、心理的な態度です。褒められたり大切に扱われたりした経験が少ない人は、過剰に強がる傾向があります。

自信がつくような成功体験をしていないので、他人を見下すことで安心感を得ているのでしょう。

 

注目してほしいから

孤独な人生を歩むと、他人との付き合い方がわからず、素直に気持ちを表現できません。もっと自分の存在価値を知ってほしいのに、間違った方向からアピールしています。

このタイプは「嫌味」を言っていることすら自覚せず、自分は正しくコミュニケーションをとっているつもり。付き合いにくい性格なので周囲が距離を置き、親身になって忠告してくれる人がいないのです。

次第とやりたい放題になり、もっと注目してもらうために「頭使いなよ」など、イラッとさせるような言い方をしてしまうのです。

 

感情のコントロールができない

嫌味を言う人の心理は、感情を抑えられない性格なので、思ったことを全て口にしないと気が済みません。「イライラや怒りを我慢するのは負け」という価値観があるので、つい嫌味で自分の感情を相手にぶつけています。

例えば人のミスを発見した場合、ストレートに「ここ、訂正してくれる?」とお願いすれば済みますよね。しかし感情的になりやすい人は、相手のミスが自分の怒りに直結し「なんでこんな間違いするの!」と頭ごなしに怒ってしまいます。数分後にはコロッと態度を変えて、周囲がついていけなくなる存在です。

 

自己愛が強すぎる

自分が一番だと思う気持ちは、誰でも多少はあるかもしれません。逆にプライドや自信がないと、社会生活で損する場面もあるでしょう。

しかし嫌味を言う人は自己愛が強すぎて、他人のことは一切考える余裕がありません。そのため困った人を助けるのが嫌いで、自分にメリットがないと行動を起こさないでしょう。

自己愛が強いので、自分が助けてもらう立場だと常に誤解。基本的に嫌味を言う人は、相手の立場で物ごとが考えられない冷たい性格で、周囲から距離を置かれやすい立場になっています。

 

嫌味を言われやすい人の共通点

嫌味を言う人の心理と特徴・イラっとしたときの大人の対処方法なぜか自分ばかり嫌味を言われると感じた経験はありませんか。同じミスをしてもスルーされる人もいれば、さほど叱られず終わってしまう人もいます。

逆に嫌味を言われやすい人は、とことん気が滅入るまで攻撃されますよね。では嫌味を言う人がターゲットにしやすいタイプの特徴をご説明しましょう。

 

はっきりと発言しない

嫌味を言う人は、自分の思いをすっきりとさせるために相手を選んでいます。イライラしない生活を送るためには、嫌味を言われない態度を意識するのも必要。

たとえばはっきりと発言しないタイプはターゲットにされやすく、いつも嫌味を言われてストレス発散のために利用されてしまいます。逆に強い態度の人に対しては、嫌味を言うことは少ないはずです。

 

やり返してこないタイプ

嫌味を言う人はやり返してこない性格の人を好み、何を言っても頷くだけ、笑ってごまかす人などが対象です。自分が相手よりも優位だと実感するのが、嫌味を言う根本的な理由になっていますので、同じ土俵で戦う人は苦手な存在。

嫌味を言われて「なんでそんな言い方をするの?」と突っ込まれると、逆に怯えてしまいます。嫌味を言うタイプは、弱い人の前でだけ強気な態度になるので、反撃するには自分の意思をはっきりと表現するのが大切ですね。

 

優しい性格の人

優しい性格の人は平和を好むので、人を怒らせたりイライラさせたりするのが嫌いです。そのため嫌味を言う人にも大らかな態度で接するため、相手がつけ込んで言い放題になってしまいます。

「ストレスが溜まっていたのかも」という風に相手を受け入れて、自分の中で嫌な気持ちを解消しています。

 

嫌味を言われた時の対処法とは?

嫌味を言う人の心理や特徴を考慮して、もしもの場面での対策についてご説明しましょう。嫌味を好む人は、自分勝手なのが特徴。相手にも自覚してもらうため、上手に対処してください。

 

言い返す

言いたいことを言わせてしまうと、いつもターゲットにされてしまいます。嫌味を言われたら同じ言い方で返したり「誤解される言い方はよくないよ」と言ったり、はっきりと不快な気持ちをアピールしてください。負けないためには、相手に嫌味だと自覚させることが必要です。

 

聞き流す

嫌味を言う人の中には、相手のリアクションを楽しんでいるタイプがいます。相手に求めるものを与えないためには、嫌味を言われたら聞き流すこと。

「はい」と素っ気なく一言返しましょう。全く気にならない存在として扱うと、嫌味な人は手ごたえを得られず諦めるはずです。

 

話が通じない振りをする

嫌味なのか本音なのか、相手の言葉の真相がわからない振りをしてみましょう。「そのブランド、カッコいいと思ってるの?」など、嫌な言い方をされて自分の持ち物を評価されたら「どういうこと?」と逆質問。

話が通じない人には嫌味を言っても仕方ないので、渋々去っていくかもしれません。

 

まとめ

嫌味を言う人の心理を理解できない!と、頭にきている人もいるでしょう。言葉遣いや仕草で感じる、他人の妬みや卑屈さ。嫌味はそのまま受け止めてしまうと、自分が損してしまいます。

聞き流す心の広さを持つか、相手の立場になり本音を引き出すよう努力するか、場面ごとに上手く対処してみましょう。

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