自慢したい人の心理状況・自慢話を聞きたくないときはどう対処すればいいか

自慢したい人の心理状況・自慢話を聞きたくないときはどう対処すればいいか

自慢したい人との接し方は、心理背景を考えると、意外と簡単に付き合うことができるかもしれません。興味のない他人の自慢話ほどうんざりするものはなく、嫌々聞かされてしまうことがほとんどですよね。

よく自慢話をする人とはつい距離を置きたくなるものですが、職場や友人などにも必ずこのタイプの人は存在します。上手く付き合いを続けるためにも、これからは自慢したい人の心理状況を少しだけ意識してみましょう。



自慢話をする人の深層心理にあること

自慢したい人の心理状況・自慢話を聞きたくないときはどう対処すればいいか自慢話をし、誰かに褒められて驚かせたいと思うのは、人間誰しも抱く願望です。しかし実際のところは、自慢話をしたくてもできないもの。

しかし世の中には積極的に自慢したい人がいますので、心理的に考えられる要素を見ていきましょう。

 

承認欲求が強い

自慢話をしたい人は、心理的に承認欲求を満たしたい願望が強いため、周りから褒められたり「すごいね」と絶賛されたりすることが目的です。

他人の評価をいつも気にしている人は、実は劣等感が強いことが原因。もっと世間から認められる人間のはずだと信じたいために、他人が興味のない自慢話でも反応を知りたいために続けてしまうのです。

承認欲求は誰でも多少はあるもの。自分の努力を認められると、次のモチベーションにつながります。しかし目的のない承認欲求は次第に癖になり、認められないとさらなる自己否定につながる可能性もあります。

 

会話を演出したい

自慢したい人は、心理状況的にその場を盛り上げたい気持ちが強く、会話を面白くしたいために自慢話をして周囲を喜ばせています。決して悪意や意図があって自慢しているわけではなく、ただのコミュニケーションのひとつ。

過去の経験談などを使って、周りからも意見を集め、楽しい雰囲気にしたいだけなのです。しかしあまり頻繁に自慢話を使ってしまうと、後で関係がこじれてしまう人もいるかもしれないので注意が必要。自分の自慢をしたら、相手からも自慢話をしてもらうとバランスがとれますね。

 

自信がないため

自慢したい人の心理背景にあることは、自信のない自分を庇いたいからです。他人と競っても勝ち目がない時、逆にマウンティング行為をして自分の弱さを隠しています。

人の自慢話は決して楽しいものではありませんが、自信がない人は相手に称賛されるまで話を続ける傾向があるので、少し厄介な存在。強気な態度でも、実は自分の弱さをコンプレックスに感じているのです。

 

不満やストレスがある

自慢したい人は、心理的に現状に満たされない何かがあり、そのストレスを自慢話で解消しています。不安やストレスを発散する手段は色々。他人を巻き込まず、自分だけで解消するのが理想的ですよね。

しかし自慢したい人は、満たされない自分の存在を認識していないため、周囲とのつながりを感じて初めて満足感が得られることが特徴。そのため自慢することがストレス発散なので、習慣的に周囲に自慢していくでしょう。

 

相手に興味があるため

すごい自分を知ってもらい、相手の興味を引くことが自慢したい人の心理背景にあります。好きな人に意識してもらいたいためにおしゃれしたり、カッコいいところを見せたりしようと思うことがよくありますよね。

その一連の行為と同じで、自慢話をするのは相手に興味がある証拠なのです。悪気は一切なく、ただ素直な気持ちで自分をもっと相手に知らせたいだけのこと。

しかしあまりにもやりすぎると逆効果になり、よい関係に進展しない場合もあるので注意が必要ですね。

 

自己顕示欲が強いため

自慢したい人は自己顕示欲が強く、他人の視線を常に集めたい願望が心理背景に隠されています。このタイプは同時に承認欲求を持っていることも多く、他人の視線を気にしながら暮らすことがよくあるでしょう。

他人から拒否されることに対して過剰な不安を抱きますので、空気を読みすぎてストレスを抱えやすいかもしれません。自分の能力やスキルを客観的に判断できない人に多く、他人に厳しく自分に甘いことも特徴。

そのため結果的にコミュニケーションが苦手になり、自己顕示で他人とつながる手段を選んでしまうのです。

 

自分を誇示したい

自慢話にも色々な種類があり、お金に関して自慢したがる人は自分を誇示したい理由があります。他のところで他者と競争できることがないため、金銭を使って自慢したい心理状況なのです。

さらに高い買い物をした話、ブランド品を身につけるなど、自分を大きく見せるためにお金を使うことに抵抗がないタイプ。このような心理背景がある人は、他人から質問されなくても自ら話したがることも共通しています。

お金持ちであることを自慢され「すごいね」と褒めてしまうと、さらに話がエスカレートするリスクがあるので、適度な距離が必要です。

 

自慢話のタイプごとの対処方法

自慢したい人の心理状況・自慢話を聞きたくないときはどう対処すればいいか「もううんざり」という場面でスルーしてしまうのは、人間関係に悪影響を与えてしまうので、他人の自慢話はお互いに嫌な気持ちにならないよう、適切な対処が求められます。

色々な自慢話がありますので、内容ごとに合ったオススメの対処法をご紹介しましょう。

 

過去の武勇伝自慢

昔はやんちゃだった、昔はスポーツ県大会で優勝したことがあるなど、自分の過去の武勇伝を自慢する人。素直に「すごいですね」と言いたくなる場面ですが、このような自慢話は職場や友人関係など、あらゆるところで聞かされるものです。

「昔は」「若い時は」という話は、適度に質問して相手を喜ばせることがコツ。「今はもうスポーツはやらないのですか?」など、少し話に興味を持ったふりで対処してみてください。

 

頭がよいという自慢

自分は偏差値が高い、有名大学を卒業したなど、頭がよいことを自慢する人は、それとなく会話の中で話題を入れてくるため、サラッと流されてしまうこともあります。

教養があり、自慢とわからないようにアプローチしてくるので、聞き手もそれほど負担にならないかもしれません。しかし自分の学歴を使って他人を見下すような態度になる場合は、会話自体をスルーして話題を変えることもよいでしょう。

共通点を見出すなら「何を専攻されたのですか?」など、自分がついていけそうなことだけ質問してみましょう。

 

お金持ちであるという自慢

聞かされると飽きてしまうお金持ち自慢。ブランド品を持っている話や実家がお金持ちなど、経済的な自慢話ほどつまらないものはありませんよね。

このタイプは心理的に劣等感を抱いている可能性もあるので、金銭で自己顕示しています。よい関係を今後も築きたい相手なら、軽く「すごいですね」と反応して、それ以上は質問しないことがコツ。ブランド品についてあまり詳しくない様子で対処することもオススメです。

 

モテる自慢

よく歩いていると声をかけられる、告白されたことがよくあるといったモテる自慢は、話す相手に興味を持っている可能性があります。焼きもちを焼くかどうかを試しているかもしれませんので、もし気になる人ならモテる話は悲しそうな顔で聞いたり、無反応でスルーしたりすることもよいでしょう。

あまり自分とは関係のない人なら、モテる話は適当に相槌を打って終わりにすることもできます。もしくは対抗心をアピールして、自分も同じような経験があるという話をしてみるのもよいでしょう。

自慢話は自分を誇示したい願望がありますので、自分より優れている相手にはあまりしてこないはずです。

 

まとめ

自慢話をしたい人の心理は、自分の価値をきちんと理解していないのかもしれません。他人の評価や反応よりも大切なのは自分の満足感。自慢しなくても周りから絶賛される人を目指してみましょう。



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