楽をしたいときの心理背景にはなにがある?自分を変えるための思考方法について

楽をしたいときの心理背景にはなにがある?自分を変えるための思考方法について

楽をしたい時の心理状態は、どのような背景があるのでしょうか。疲れた時に楽をしたいと思うことは、多くの人がすでに経験しているかもしれませんが、理由がなくてもなんとなく楽をしたいと思うこともありますよね。

自分に厳しく接する人は、楽をしたい時に心の切り替えがとても上手。もっと成長するためにも、楽をしたい時の心理は何かということを理解してみましょう。



楽をしたい心理になるのはどうして?

楽をしたいときの心理背景にはなにがある?自分を変えるための思考方法についてきちんとやらなければならない作業。少し手を抜いたり、やるべきことをやらず放置したりする時もありますよね。それは心のどこかで、次のような心理が働いているからかもしれません。

 

自分に甘えがあるため

働かずにお金持ちになりたい、運動せずに痩せたいなど、楽をしたい時は心理的に自分を甘やかしたい願望があります。辛いことが嫌い、我慢が苦手、そんなタイプに共通することで、自分が可愛いために楽をさせてあげたいのです。

努力すれば、さらに期待以上の結果が生まれることもわかっていますが、それ以上に甘えが優先されています。

 

成長意欲が足りない

楽をしたいのは、心理的に成長意欲がないためで、現状に満足しやすいことが理由です。今持っているもので充分、今の環境が快適。安定したことを好む傾向にありますので、新しいことに興味を持ちません。

満足度が高いことはメリットですが、成長意欲が不足するのは、キャリアを伸ばす時などにデメリットになるかもしれませんね。

 

美味しいものを先に食べるタイプ

美味しいものを先に食べる人は、楽をしたい心理が働きやすく、嫌なことは後回しにしてしまいます。楽しいことを最初にやってしまうため、嫌なことがさらに嫌に見えてしまい、取りかかる時に相当苦労するでしょう。

美味しいものを先に食べる人は、物ごとの計画が上手く立てられない傾向もありますので、目先のことだけでなく全体像を見る習慣を始めてみるとよいですね。

 

感情的になりやすい

楽をしたい時は、心理的に自分の感情を優位にしているためで、今感じていることに素直に反応しています。気の進まない場面に直面した時、人間は冷静に頭で考えるよりも感情が先走り、「嫌だ」「面倒くさい」という気持ちが反応。

その時に感情的な人はそのまま動いてしまい、嫌なことは避けてしまうのです。本能的に困難を後回しにしたいのは、人間の欲求にあること。

感情に全て判断を任せるのは危険なので、冷静に困難に向き合うこともしなければなりません。

 

他人を頼りにしている

楽してお金持ちになりたいと思うのは誰しも同じ。しかし実際は、楽をして成功する人は存在せず、困難にぶつかるからこそ人生が豊かになります。

楽なほうに流されてはいけないと自己規制できる人と、楽をしたがる人の違いは、他人を頼りにするかどうか。誰かが助けてくれるから自分は楽ができると期待するのは、成功のチャンスを逃してしまっています。

辛い場面は現実逃避しやすく、結果的に自分が苦労する羽目に。適度に他人を頼るのはよいのですが、最終的にいつも委ねてしまう人もいるでしょう。そうなると、物ごとが上手くいかない時も他人のせいにしたがるので、責任感が少なくなってしまうかもしれません。

 

批判的な人

楽をしたい時の心理はネガティブ思考が強いため、文句や愚痴をこぼしていることが土台にあります。やるべきことをやらないように言い訳するのが得意。

批判的な考え方が癖になっているので、自分は決して楽をしているとは思っていないでしょう。他人のやることに不満がありながらも、自分が何かをすることはないタイプ。口が達者で、どのような状況も自分がいいように変えられると自信を持っています。

 

心身共に疲れている

楽をしたい時は、心理的に自分を労わりたい願望がありますので、もしかしたら体調不良などの原因が隠されているかもしれません。

動物的な本能で、自分が疲れている時は、無理をしないよう自然にサインを送っているのです。楽をしたいと思う気持ちは、同時に休みたいと思うのと同じ。

そんな時に無理をするとさらに悪循環となり、仕事や人間関係全てが面倒になってしまうかもしれません。

 

自分に厳しくすると得られるメリットは?

楽をしたいときの心理背景にはなにがある?自分を変えるための思考方法について楽をしたい時は心理的な背景を考えて、自分に適した対処方法を実践してみること。目標を設定して成功体験を重ねると、厳しくすることも意味があるように思えてくるはずです。では楽をせず自分に厳しくすることで、どのようなメリットがあるのかをご説明しましょう。

 

自分に自信がつく

楽をしたい時でも我慢して、少しだけ自分に厳しくすると、何かを成し遂げた時に自信が身につきます。困難を乗り越えた後は誰にもわからない満足感があり、それは人生のよい教訓になる場合もあるのです。

自信があると、物ごとを始める時にも余裕を持ってできるため、失敗しても気持ちの整理がしやすくなるでしょう。楽なほうを選んでいても、いつかは困難な場面に直面しますので、肝心な時に大きな挫折感を味わうかもしれません。

 

周囲から信頼される

自分に厳しく生きるストイックな人は、有言実行することがモットーになっていますので、周りから信頼されやすいこともメリットです。仕事だけでなく、恋愛や人間関係、家族との関係も良好で、必ずやり遂げる姿勢は理想的な存在。

困った時のよい相談役にもなりますので、周囲から評価されてどんどん世の中で成功する可能性がありますね。

 

さらに大きな目標が見つかる

頑張るべき時に楽をするのは、一時的な喜びにしか過ぎず、そのツケがいつか巡ってくるリスクがあります。楽なほうを選ぶ人は、頑張ることの意味がわからず、結果的に自分と頑張る人は同じだと誤解することも。

長い目で物ごとを考えないので、「あの時、きちんと頑張っていれば…」と後悔する場合も多いでしょう。楽をせず頑張る人は、目標をどんどん達成し、さらに大きなゴール設定をしています。

その繰り返しは次第に世の中で認められて、結果的に努力が自分への報酬となって戻ってくるのです。

 

全力で向き合える

自分に厳しくすると、物ごとをやり遂げるために全力で向き合うことができますので、とても真面目で努力家な人に見られることがメリットです。

手を抜く自分が嫌いで、ズルをして評価される人も嫌い。努力するのは評価されるためでなく、自分を誇りに思うためにやっているだけなのでしょう。

そのため何ごとも最大の努力をする傾向にありますので、些細なことでも達成感を得やすいメリットがあります。

 

精神的に楽をする人生を目指す方法

楽をしたいときの心理背景にはなにがある?自分を変えるための思考方法について人生を豊かに過ごすためには、物質的な楽ではなく「心」の楽がとても重要です。ストレスだらけの時代を過ごすためには、次のような楽を意識してみませんか。

 

疲れた時は休む

楽をしてはいけないといつも神経を尖らせているのは、心が疲れる原因です。自分に厳しくする人生は、適度な休息がモチベーションアップに欠かせませんので、疲れたなと思った時は自分に素直になり、たっぷり休息してくださいね。好きなことをして時間を過ごすなど、心を休ませることが大切です。

 

見栄を張らない

楽をせず頑張る自分。周囲のお手本になりたい、評価されたいと思う気持ちは、自然に湧いてくるものでしょう。しかし見栄を張ってしまうと、なんのために努力するのかわからなくなってしまいますので、他人よりも自分の満足度を高めるよう意識してください。

見栄を張ることはストレスの原因でもあるもの。心を豊かにするため、ストレスを減らす努力は積極的に行ってみましょう。

 

まとめ

楽をしたい心理背景は、誰にでも共通することが色々とあるはずです。自分がどこまで耐えられるか、厳しさのレベルを理解するのは、人生を豊かにする第一歩になることでしょう。



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