安心感が欲しい心理になるのはこんな時・職場で不安で感じる人の共通点
安心感が欲しい時の心理状態は、仕事にも影響を与える可能性があります。職場は複雑な仕事内容だけでなく、人間関係もストレスになり得ますので、あらゆることを一度に対処しなければならない場合も。
そんな環境にいるとふと安心感が欲しいと感じ、心理的に落ち着かないこともあるでしょう。では職場で不安を感じやすい人の心理的特徴や対策について、詳しくご解説していきますね。
安心感が欲しい心理とは何か?
職場にいるだけで、目に見えない緊張感が常に漂っていることも。安心感が欲しいと思うのは、心理的にどのような理由が考えられるのでしょうか。
不安を抱えている
安心感が欲しいという心理は、逆に考えると不安を抱いているため。突然わけもなく不安が襲ってきたり、誰かを頼りたい思いになったりするケースもあるでしょう。
職場で抱く不安とはさまざまな種類があり、自分の評価、仕事の進行具合、人付き合いなど、快適とは言いにくい環境がありますよね。他人との会話や人混みが怖くなる場合は、まず不安の原因を突き止めないと改善できないことも。
とくに職場は他人との関わりが必要になるので、外部から不安材料を与えられることがよくあります。
自分の居場所がわからない
安心感が欲しい心理とは、自分の居場所が確定できないためで、居心地の悪さから安心できる場所が恋しくなります。職場で孤立している人、仕事が上手くできない時など、早く家に帰りのんびりしたいと思いますよね。
自分の居場所とは物理的なことではなく、他人に必要とされ、自分の価値が周囲にも伝わっている状態。新入社員が上手く馴染めないように、職場で自分の存在感をアピールするためには時間がかかるのです。
将来が見えない
安心感とは他人から与えられるものでもなく、自分から得るものでもありません。全ての要素が上手く混ざった時、ようやく安心できる状態に。
信頼できる人と一緒に快適な場所にいる時は、最高に安心感を抱けるでしょう。その点職場は、友人でもなく家族でもない他人同士の集まり。
スキルを磨き、自分を成長させられる大切な場所ですが、将来が見えないとなかなか安心できません。もっと快適に社会生活が送れるよう努力するほど、目先のことしか見えず将来が不透明になるのです。
頼れる人がいない
困った時に誰かに相談できる人は、万が一の時の対策があるので、安心して新しいことに挑戦できるでしょう。しかし周りに頼れる人がいない、いるけれど頼れないという場合は、自然と不安が募り、安心感が欲しい心理になります。
とくに職場はわからないことが常にありますので、自分一人では乗り越えられない壁も多いでしょう。そんな時に他人を頼ることに抵抗を抱くと、結果的に自分が損する場合もあります。
自信がない
安心したいという気持ちは、あるシチュエーションで突然強くなる場合があり、安心感を求めて自分にプレッシャーをかけてしまう例もあります。
生きるうえで安心感は必要不可欠なもの。仕事も同じで、自己肯定感を高めるためには作業のひとつひとつに自信を持って完成させることが求められます。
安心感が欲しい心理になるのは自信をなくしていることもあり、周囲から評価されないため、本領を発揮するのが怖くなっているのです。
不安を抱きながら仕事をする人の特徴
仕事が上手くできるかどうか、多少の不安は誰でも抱いているでしょう。しかし毎日の生活が苦痛になるほど、不安を抱きながら仕事をする人も決して少なくありません。
では不安を抱きながら仕事をする人はどういったタイプか、共通するポイントを見ていきましょう。
朝起きられない
朝起きられないのは、体の疲れだけが原因ではないかもしれません。仕事を楽しみにしている人は少ないはずですが、朝起きられない、朝から体調が悪くなるなど、体に影響があるのは仕事に不安を抱いているサイン。
嫌なことを無理やりするのは、かなりのエネルギー消費につながり、気持ちの面でも負担になってしまいます。朝同じ時間に目を覚まし仕事に行ける間は、まだやる気が残っているともいえますね。
仕事のミスが多い
仕事のミスが多くなるのは、自分で自分にプレッシャーをかけているため。ミスをしないよう意識するため、肝心なところが抜けてしまうのです。
不安になっていると些細なことが思考の邪魔になり、うっかり確認ミスをしたり、勘違いで失敗したりすることも。自信があり安心して仕事をしている人は、余裕を持ちながら正確に作業ができます。
集中できない
上司の視線、お得意先からのメールといった些細なことが頭に残ると、仕事への集中力が欠けてしまい、失敗も多くなる可能性があります。
不安を抱きながら仕事をする人の共通点は、集中できない点。その理由は周囲のことが気になりすぎて、今やるべき作業の順序立てができないためなのです。
好きなことなら、無理せず集中できますよね。仕事は遊びや趣味とは違い、意識しないと集中力が欠けやすく、残業が続くとさらに思考力が低下してしまうかもしれません。
感情表現が上手くできない
安心感が欲しい心理になるのは、ポジティブな感情表現が減っているため。怖い、つまらない、寂しいなど、ネガティブな気持ちが増していくと、仕事そのものが負担になってしまいます。
職場の感情表現は自由にできないため、仕事以外で発散しなければならない気持ちもあるでしょう。自分の中で抱えているものの自覚がないと、ネガティブな感情が増えてしまい、不安を安心感に転換できない悪いサイクルが生まれます。
不安を感じやすい時の改善策
安心感が欲しい心理になると、通勤中から体のバランスが悪くなり、会社まで行くのが困難になる可能性もあります。社会生活から離れてしまうと復帰するのが大変なので、そうなる前にできることから改善していきましょう。
他人の視線を気にしない
他人の視線や評価を過剰に気にする人は、不安がさらに増えてしまうリスクも。職場での評価は自分のキャリアにおいて大切ですが、結果を重視するよりも自分の仕事の目的や意味を理解することも必要です。
やりがいとは他人から与えられるものではなく、自分の解釈次第。安心して仕事をしたい時は、まず自分の空間だけを意識して、正確に仕事をこなしていきましょう。
今の仕事が自分に合っているかを見極める
今の仕事が合わないと感じることは、多くの人が経験しているはずです。ちょっとした意見の食い違いで同僚と上手くいかない場面など、根本から仕事環境を考え直したくなりますよね。
人間同士は他者との関係が、自分の生活にもあらゆる影響を及ぼしています。仕事が合わないと感じるのは、やりがいがないためかもしれません。
または人間関係が上手くいかない、期待通りではなかったなどさまざまですが、転職理由においてはとても多いことです。もし他の仕事や職場のほうが自分に安心感を与えると感じたら、転職市場で自分の価値をリサーチしてみることもよいでしょう。
極度に緊張しやすい
職場は緊張感が常につきもの。自分だけこんなにドキドキしているのかと不安を抱いた時は、周囲も同じ気持ちで働いていると解釈してみませんか。
緊張感があるからこそ気持ちを引き締めて、仕事をスムーズに進められます。それが不安や負担にならないよう、自分で緊張感をコントロールすることが大切。
仕事中にリラックスしたり、息抜きを上手く取り入れたりするなど、モチベーションにつながる緊張を意識してみましょう。
まとめ
安心感が欲しい心理とは、不安になる材料が何かしらあるためですね。嫌なら辞めるとすぐに判断できない転職。しかし自分を苦しめるほどの状況は改善できますし、新たな環境で自分の魅力やスキルを充分発揮できることもあるでしょう。自己の可能性を大切に、快適な働き方を考えてみてくださいね。