辞めた会社に来る人の心理はどうして?意外な動機は誰でも納得できるかも!
辞めた会社に来る人は心理的にどのような理由があるのか、職場の中でも話題になることがあるかもしれません。どんな辞め方にしても、昔働いていた場所に行くのは抵抗がありますよね。
しかしそんな状況があっても、平気で辞めた会社に顔を出す人も世の中には少なくありません。そこで早速ですが、今回は少し意外な動機がある、辞めた会社に来る人の心理について徹底的にご解説していきましょう。
辞めた会社に来る人の心理背景にあること
「お久しぶりです」と嬉しそうな顔をして職場に遊びに来る元社員。どう対処していいのかわからない場合もあるかもしれませんが、まずは辞めた会社に来る人の立場から、心理的に考えられる理由についてご説明します。
寂しいから
辞めた会社に来る人は心理的に孤独感があり、寂しさを埋めるために慣れた場所に戻ってきます。転職したばかりで新しい職場に馴染めない時、昔の職場の人のことがとても懐かしくなるでしょう。
自分のことを大切に受け入れてくれる環境に戻りたくなるのは、それだけ寂しく気持ちが弱くなっているサインです。転職は人生に多大な影響を与えること。
退職するのはそれなりの理由があったはずですが、離れてみるとよいところが色々と見えてくるものです。辞めた会社に来る人は、早く自分の存在意義を見つけたいのでしょう。
今の仕事が上手くいっていない
辞めた会社に来る人は、心理的に今の仕事が上手くいっていないためで、古巣が恋しく感じています。新しい職場で自分のスキルを上手く発揮できず、自分は仕事ができないのかもしれないと不安を募らせているかもしれません。
そんな時に、今よりも活躍できて感謝された昔の職場がとても居心地よく感じるようになるのです。新しい生活で自己否定が続かないよう、過去の栄光をまた感じたいのかもしれません。
成功した自分を見せたい
辞めた会社に来る人は、心理的に相手を「見返したい」気持ちがあるから。転職しても成功しないよ、この会社のほうがいいよとネガティブなことを言われて転職した場合。
現在の仕事環境が素晴らしく、辞めた会社の人に自分の決断が正しかったことを知らせたいのです。また転職後に魅力的な人間に変わったこと、輝いて生活している自分を見せびらかしたい気持ちもあるでしょう。
学生時代のバイト先のレストランに、社会人になってから遊びに行くような場面。「立派になりました」と言いたい気持ちがあります。
たまたま近くを通ったから
辞めた会社に来る人は、心理的に重要な意味がない場合もあり、たまたま近くを通りかかっただけの場合も。時間つぶししなければならないからといった理由もあります。
円満退職して未だに辞めた会社の人と飲みに行くようなよい関係がある人なら、いつでも気軽に遊びに行けるでしょう。職場の友人とランチしたり近況報告したりするのはとても素晴らしいことですが、古い考え方のある人だと、辞めた会社に遊びに来るなんて…とネガティブに感じるかもしれません。
情報収集したいため
辞めた会社に来る人は、心理的にメリットを期待していることも考えられます。たとえば同業種のライバル会社に転職し、辞めた会社の情報を入手したい時。
気軽に立ち寄ったふりをしながら、必要な情報を集めていることもあるかもしれません。また個人的に職場に気になる人がいて、自分が辞めた後どうしているか気になっているからということも。
辞めた会社のことを完全に忘れるためには、しばらく時間がかかるかもしれません。
退職後に辞めた会社に再就職したくなる理由
転職前の職場に戻りたいと思うのは、誰にでもあるセンチメンタルな気持ちかもしれませんが、いつまでもその気持ちが続く場合は今の仕事にも影響が出る可能性があります。
そんな時はまず気持ちを整理するためにも、前の職場が恋しくなる理由や原因があることを理解しておきましょう。
条件がさらに悪い職場に転職してしまった
辞めた会社に来る人の心理のように、前の職場のことが懐かしく思うことはよくあります。職場の友人の顔や上司のことなど、色々な思い出が詰まっているでしょう。
しかし真剣に転職前の職場に再就職したいと考えるようになるのは、前よりも条件の悪い会社に転職したことが考えられます。転職を決意するのはあらゆる理由があり、決して前の会社が悪いとも限りません。
しかし少しでもよい条件で転職したいと思うのは当然なので、残業が辛い職場から転職してさらに残業が増えた、給料が下がったなど、辞めなければよかったという事態もあり得ます。
新しい職場の人と上手くいかない
辞めた会社に戻りたくなるのは、転職先での人間関係が上手くいっていないことが考えられます。会社が変われば働く人の種類も全く違いますので、以前の職場のようなつもりで周りに接しても上手く馴染めないことも。
そんな場面は転職を後悔し、前の職場がとても恋しくなる理由です。新しい仕事を覚えながら職場の人とも仲良くするのはかなり精神的なストレスに。
そんな状況を想定せず前の仕事を手放した人は、落ち着くまでしばらく時間がかかるかもしれません。
理想と現実のギャップに苦しんでいる
理想的な会社だと思い転職しても、実際に働くまでわからないことはたくさんあります。現実と理想のギャップがあまりにもあると、慣れた会社に戻りたくなるのは当然です。
こんなはずじゃなかった…と後悔しても、時はすでに遅いことも。それは前の会社と今の会社を比較しながら仕事をしているために起こるネガティブな感情なのです。
仕事の手順や社風など、長く勤務した場所ほど自分に染みついていますので、ギャップはあちこちで感じるはずです。
新しい生活にすぐ適応できない
辞めた会社に再就職したい、前のほうがよかったと転職を後悔するのは、新しい生活にまだ適応していないため。この会社で上手くやっていけるかと不安を抱くのは、自分自身が現実に適応しようとする反応なのです。
たとえ同じ業界の会社に転職したとしても、会社が変われば作業の手順なども違います。全てが新しくなり、上手くできるか不安になるのは当然で、そんな時に慣れた昔の職場が恋しくなるのです。
しかし思い出してみると、転職前の会社も同じく、最初は苦労していた自分がいたはずですよね。
元の職場が恋しくなった時の対処
元の職場が恋しくなり、頻繁に遊びに行くようになると、職場の人に迷惑がかかるリスクもあります。何よりも自分のキャリアが上手くスタートできないため、もし元の職場が恋しくなり戻りたくなった時は、次の方法で気持ちを入れ替えてみましょう。
今の生活に集中する
別れた恋人と同じく、昔付き合っていた人のほうがよく見えることは心理的にあります。それは無意識に自分が過去と現在と比較しているからで、そのサイクルをストップすれば現実のよいところももっと見えてくるでしょう。
辞めた会社に遊びに行きたくなっても今は我慢。前進することだけにフォーカスしてください。
プライベートを充実させる
新しい会社に慣れるまでは時間がかかり、ストレスも一時的に増えてしまうのは当然です。そんな時に辞めた会社に頼るのではなく、プライベートを充実させてストレス発散しましょう。
今後も仕事の苦労はついてくるはず。そのたびに逃げ場所を考えるよりも、自分の力で気分転換できるように工夫してくださいね。
まとめ
辞めた会社に来る人は、心理的に懐かしい気持ちがあるからでしょう。久しぶりに仲間に会い、楽しい時間をモチベーションにすることは可能。自分の選択に後悔しないためにも、慎重に転職プランを立ててくださいね。