人に頼れない心理背景にあること・自分に甘くすることが必要なときもある!

人に頼れない心理背景にあること・自分に甘くすることが必要なときもある!

人に頼れない人は、心理的に考えられる理由があります。人間は一人で生きていけないもの。しかし他人をどう頼るかは、人によって度合いなども違いますよね。

中には極端に人に頼れず、一人で苦戦してしまうタイプもいます。そこで今回は、人に頼れない心理背景について、原因や対策をご説明しましょう。



人に頼れない心理背景について

人に頼れない心理背景にあること・自分に甘くすることが必要なときもある!「こんなことをお願いしたら申し訳ないかな…」と一旦止まってしまう瞬間は、誰にでもあるかもしれません。「人に頼る」というアクションは個人差がありますので、頼りたい時に頼れないとそれがストレスの原因になることも。ではそんなタイプの心理背景にあることを早速見ていきましょう。

 

他人次第で自分の幸福度が変わってしまう

人に頼れないのは、心理的に自分の幸福度が他人に握られているように思うためです。重いものを持ち上げられない時、そばにいる人にお願いしたとしましょう。

その人次第で自分の願望が満たされるのは、一歩深く考えると、相手が自分の幸福度を左右しようとしていること。このように思うのが、他人を頼らない人の共通点なのです。

頼られた相手が、いつも同じ態度で反応してくれるとは限りません。場合によっては意思とは反した態度になることもありますので、他人に執着して自分を幸福にしてもらいたくない気持ちが強いといえます。

 

自分でやったほうが安心

人に頼って、思い通りの結果になるとは限りません。人に頼れない、お願いできない性格の人は、心理的に相手の対応に期待していないため。

自分でやったほうが満足度が高いことを知っているので、大変な時でもあえて他人を頼ることはないでしょう。たとえば家事。夫に洗濯をやってもらいたいけれど、やり方が自分と全く違うので嫌だと思う場合もあります。

それなら大変でも自分でやってしまおうと、奥さんが頑張るような例もあるでしょう。頼ることはできるけれど、自分を信じているために頼りたくない願望があるのです。

 

プライドがある

何でも他人を頼ってしまうと、自分が何もできない人間に見えそうで不安になりませんか。そんな思いは人に頼れない心理背景にあることで、プライドが高いタイプともいえます。

「他人を頼る」という行動は、自分の弱みを相手に見せるのと同じ。プライドがあるので、苦手なことも強がって自分でやりたがる性格です。

子供の頃に「人を頼ってはいけない」と親から言われた人も多いでしょう。しかし社会生活は、他人との交流が基盤にあるのでお互いさま。プライドが高い人は、人に借りを作りたくない気持ちも隠されています。

 

努力家であるため

誰かにお願いすれば簡単にできることでも、自分できちんとやり遂げる人は努力家です。人に頼れない心理とは自分を成長させたい願望があるからで、無理なこともなんとか克服して自分の糧にしたいのです。

初めてやることは、誰しもわからないことだらけ。経験者にやってもらえばすぐに終わることも、自分で学習して実践しようとする人がいます。

時間はかかりますが、その間に体験したことはとてもよい知識や経験として積み重ねられるでしょう。

 

がっかりしたくない

「この人なら上手に対応してくれる」と思っていたのに、実際頼ったら期待通りではなかったというケース。人に頼れない心理背景には、好きな人や大切な人に挫折感を抱きたくない気持ちがあります。

「何かあったら言ってね」と気軽に接してくれる人が周囲にいますよね。そこでいざ困った時に、そんな言葉をすっかり忘れて無視されてしまうと、裏切られたようでショックを受けます。

社交辞令で気分がよくなることを言ってくれる人は多く、どこまで真剣に受け止めればよいのか困りますよね。人に頼れないのは、過去にがっかりした経験があるからかもしれません。

 

申し訳ないと思う

頼みごとをする時に、なんとなく相手に申し訳ないと思うことがありませんか。人に頼れない心理は、相手の都合を考えすぎるためなのです。

自分勝手に生きるよりも素晴らしいことではありますが、申し訳ない気持ちは次第にストレスになり、自信喪失につながってしまう可能性もあります。

頼ることに苦手意識も生まれてしまうので、結果的にマイナス思考に陥りがちなのです。

 

頼りすぎるとどうなるか?

人に頼れない心理背景にあること・自分に甘くすることが必要なときもある!「持ちつ持たれつ」という関係が一番。しかし世の中、自分と価値観が異なる人は多く、思いがきちんと通じないことがよくあります。

他人を頼りにしないのはあらゆる心理背景がありますが、このタイプの人たちは頼りすぎた時に生じる次のようなデメリットを危惧しているためなのです。

 

借りを返す負担が増える

人に頼るということは、相手に借りを作ること。いつも頼りっぱなしでは、いつか一気にお返しをしなければならないような状態です。

きちんと借りを返してから次のお願いをするのならよいのですが、一度人に頼ってしまうと快適に感じ、ずっと頼りっぱなしになるのが怖いのです。

借りを作った相手には、それ以来大きな態度で接することができなくなるため、窮屈な人間関係を築きたくない人は何ごとも自分でやりたくなるでしょう。

 

孤独になってしまう

何かあるたびに他人にお願いする人は、頼みごとをされたくないので、自然と周囲も距離を置いてしまいます。すると次第に自分の居場所がなくなり、孤独になってしまう可能性もあるので、あまり相手に依存しすぎないよう注意が必要。

人に頼れない人は、周囲とのバランスを優先して考える傾向がありますので、自分よりも相手が快適でいられるよう我慢することも多いでしょう。

 

信頼されない

いつも他人に頼ってばかりでは、自分の能力がないことをアピールしているように感じる人もいるでしょう。それは人に頼れない人の特徴で、頻度があまりにも高くなると信頼されなくなる可能性もあります。

「この人なら大丈夫」という安心感は友人、恋人、職場仲間など、あらゆる人間関係で求められますので、いつも人に頼る人だと相手が不安になってしまいます。

 

自分に甘くすることは大切なのか?

人に頼れない心理背景にあること・自分に甘くすることが必要なときもある!人に頼れないと自分が苦しくなるのは、一番はっきりしている部分。さらに生じるデメリットも多く、時には自分に甘くなり他人を頼ることも大事です。

 

頼ってこない人にはこちらも頼れない

自分一人でいつも頑張っている人にお願いごとするのは、なんとなく抵抗がありませんか。自分に厳しく暮らす人は、なんでもできるからと周囲が安心してしまいます。

すると自然と距離感ができてしまい、助け合いの関係が築けないことも。頼ってくれる人には、自分が困った時もお願いしやすいですよね。そんな間柄を作るためにも、お互いが自分に甘くできることが理想なのです。

 

負担よりも感謝の気持ちを大切に考える

頼るということは、気持ちの面で負担を感じるケースもあります。しかしその負担にフォーカスしていると、最終的に自分自身が一番苦しくなってしまうでしょう。

お願いした人には借りを返すために、積極的に手を差し伸べることができますので、自然と感謝の気持ちが強くなります。「悪いから…」と思うよりも、やってくれて「ありがとう」というポジティブな解釈をしてみましょう。

 

他人の力を活かしてあげる

他人の気持ちを配慮するために頼れなくなる例がよくあります。「貴重な時間を使わせてしまい申し訳ない」と思うのは自然なこと。しかし自分を甘やかすのは、実は他人の長所や魅力を活かしてあげることにつながりますので、優しさだと捉えることもできるでしょう。

頼られた人は誰かを「助けた」というポジティブな気持ちになるはず。それは相手を大切に思うからこその優しさの提供なのです。

 

まとめ

人に頼らず一人で強く生きていくのは大変なことですが、他人を頼りにすることも勇気のひとつ。他者のつながりは、自分をもっと成長させるよいステップになりますので、困った時は気軽に相談できる仲間が大切に感じますね。



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