赤面する心理と他人の前で怖気づかないための克服方法

赤面する心理と他人の前で怖気づかないための克服方法

赤面する心理はなぜなのか、とても気になりませんか。人前で恥ずかしいと感じる瞬間は子供時代からあることで、大人になると自分の性格に関係なく、やらなければならないことも出てきます。

苦手なことを避けて通れない時、怖気づかないで勇気を持つためには、苦手意識を克服していきたいですね。



恥ずかしいと感じる瞬間

赤面する心理と他人の前で怖気づかないための克服方法いきなりつまずいて転んだり、お財布を忘れて買い物に出かけたり、日常生活の中で「恥ずかしい」と感じる瞬間は多々あります。職場でも赤面するほど恥ずかしいことがあり、次のような瞬間はとても居心地が悪くなりますよね。

 

自己紹介

趣味のグループや飲み会など、何らかの集まりで自己紹介をする時があります。そこで自分の番になると、他の人とは少し違った挨拶にしてみようと頑張る人もいるでしょう。

大勢の人の前で話すと、恥ずかしくて赤面する人がよくいます。全ての人の視線が集まると、緊張感やら不安やら、気持ちが乱れてしまうのです。

声が小さくて「聞こえないよ」などと言われると、どこかに隠れたくなりますよね。

 

プレゼン

ミスが許されないような気がしてしまうプレゼン。緊張しながらも、やるべきことをきちんと全うしたい時間で、社会人としてあらゆるマナーや知識が求められます。

プレゼンは緊張のあまり失敗することがあり、人前に立った瞬間に頭が真っ白になり、話す内容が全く出てこないという場合も。またパワーポイントなどの機器が上手く動作せず、慌ててしまったことが原因で赤面するケースもあるでしょう。

皆が見ていると思うだけで、普段気軽にできることでもハードルが高くなってしまうのです。

 

身だしなみが整っていない

女性なら朝忙しくて、メイクが中途半端なまま出かけてしまう場面もあるでしょう。友人に「今日は雰囲気が違うね」と言われて、初めてメイクが終わっていないことを知り、赤面する心理が働きます。

私生活を全て見られたような不安や、うっかり間違えた恥ずかしさ。見せてはいけないものを見せてしまった時は、穴があったら入りたいような心境になるでしょう。

 

人違い

ミスはどのような時でも恥ずかしいことで、ひたすら謝る自分の姿はカッコいいものではないかもしれません。友人にそっくりな人を見かけて大きな声で話しかけたら、全くの別人だったという場面。

ヒヤリとする気持ちと恥ずかしい気持ちで、とてもドキドキしますよね。どう取り繕えばよいのかわからないので、苦笑いして謝る人もいるかもしれません。

 

赤面する心理について

赤面する心理と他人の前で怖気づかないための克服方法恥ずかしくなったり不安になったりすると、顔や首が赤くなる「赤面」が起こります。心理的にはどのようなことが関係しているのか、考えられることを見ていきましょう。

 

思い込みが激しい

赤面する人は、心理的に思い込みがとても激しい傾向にあり、とくに誰も気にしていないことでも重大事件のように感じています。レストランでコーヒーをこぼして、赤面しながら片づけをしている姿。

他人は5分後にすっかり忘れているでしょう。しかし本人は、自分の存在意義にも影響するほど大きな出来事のように思い込んでいるのです。

思い込みがエスカレートすると、いつも萎縮して生活するようになってしまいます。

 

自意識過剰になっている

自己紹介や何かを発表する際に赤面する人の心理のように、人前に立つとハラハラしてしまうのは、他者の目を意識するためです。誰もいない部屋なら全く気にならないのに、他人の存在があるだけで緊張状態になりますよね。

それは「皆がこちらを見ている」と意識しすぎた状態になっているのかもしれません。社会生活を上手く続けるには、他の人が自分をどう見ているか意識することは必要。

しかし自意識過剰になってしまうと、細かいことまでつい気になり、自分らしさが出せず上手くいかない場合もあるかもしれません。

 

他人の視線を気にしている

赤面する心理は、他人の視線を気にしているためで、自分の評価を高くしようと神経を使っています。たとえば子供の頃に親から充分な愛情を受けて育っていない大人は、常に他人から注目されたいので無理をする傾向も。

褒められたい願望が強く、他人の視線を気にするようになり、いつも自分と誰かを比較してしまうこともあるでしょう。赤面する心理は、他人の価値観を優先しているためなので、本来の自分を失いかけているともいえるかもしれません。

 

自己憐憫

赤面する心理は自己憐憫の思いがあるためで、ナルシストなタイプによくありがちです。「なぜ自分ばかり」「どうして成功しないのだろう」と自分自身を可哀想に思う気持ち。

赤面するのは、失敗した自分がとても哀れに感じているためで、可哀想な自分が中心になっています。自分だけが辛いような気がしていて、些細なことでもしばらく落ち込んでしまうでしょう。

自己憐憫しやすいタイプは、他人をあまり信用しないのも共通点。そのため赤面するシーンでも、他人に自分の気持ちはわからないだろうと距離を置いているのです。

 

完璧主義者

完璧主義者は失敗する自分が許せないので、悔しさや恥ずかしさなど、ネガティブな感情が一度に押し寄せて赤面する心理になります。

間違ったことが嫌いで、正しくなんでもやっているつもりですが、失敗は誰にでもつきもの。そんな時に自分の能力が信じられず、恥ずかしくなってしまうのでしょう。

完璧主義者は他人にも同じレベルで求めてきますので、自分と価値観の違う人とは一線を置いて付き合っているはずです。

 

過去の出来事が影響している

赤面する心理は、過去に大きな失敗をして周囲に笑われたり、いつまでも話題にされたりした恥ずかしい経験があるためです。その時に抱いた気持ちが今も頭にあるため、些細な失敗でも赤面する心理が働き、他者から距離を置きたくなります。

過去の辛い出来事は、癒されないとずっと引きずるもの。他人が信じられなくなると、自己防衛モードに入ってしまいますので、恥ずかしい自分をわかりやすくアピールしています。

 

人前で怖気づかないためにやることは?

赤面する心理と他人の前で怖気づかないための克服方法大勢の人の前でスピーチする場面などに緊張感が高まると、それが刺激となりドキドキしてしまうものです。すると顔や首、手なども赤面してしまうかもしれません。

職場で赤面しやすいのは、大勢の前で話す場面がまず挙げられますが、人前で怖気づかないためには次のポイントを意識してみましょう。

 

開き直る

赤面は自律神経が関係している可能性もあるので、自分の気持ちだけではどうにもならないこともあります。赤面しやすい人は、心理的や性格的にそのような要素がありますので、無理に隠すよりも開き直ってみるとよいかもしれません。

顔を赤くして話すのは、決して悪いことではありません。運動中も体温が上がって顔が赤くなるように、違うことをしている自分をイメージしてみましょう。

赤面するとできるだけ人目に触れないよう意識して、それが逆に緊張感を招いてしまいます。

 

恐怖心をなくす

私たちは自分をよく見せようと努力したくなり、過剰なストレスやプレッシャーを感じながら生活しています。仕事はとくに成績が影響する競争の場所。

だからこそ失敗しないよう、自分の行動に目を光られています。他人の視線が気になり怖気づいてしまうのは、実は恐怖心が関係しているでしょう。

嫌いなことや苦手なことをする時も同じで、失敗するリスクがあると怖くなります。赤面する心理は恐怖心と似たものがあり、自分を守るための行為。

怖気づかずに自分の役目を全うするには、怖いと感じるものを一度特定してみましょう。

 

まとめ

赤面する心理背景には、自分の自信も関係しています。他人の評価よりも自己の満足度を高めることで、怖気づかずになんでも挑戦できるようになるでしょう。



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