面接官が複数いるときは誰を見る?好感度の高い受け答えのポイント

面接官が複数いるときは誰を見る?好感度の高い受け答えのポイント

面接官が複数いる場合は圧倒されてしまい、せっかく練習した成果も台無しになってしまう可能性があります。面接官に好印象を残そうと、張り切りすぎるのは失敗のもと。

好感度をアップするポイントを掴み、相手が複数でも動じずに対処することが必要です。そこで今回は、面接官が複数の場合には誰を見るべきか、また好感度を与える受け答えのコツについてご解説しましょう。



複数の面接官が担当する理由について

面接官が複数いるときは誰を見る?好感度の高い受け答えのポイント面接は企業ごとに雰囲気が違い、グループ面接、一対一の面接など特色が異なります。面接官の数も違い、面接会場に入ったらいきなりずらっと面接官が並んで座っていたという場面は、緊張感もマックスに達するでしょう。

そんな時に失敗しないためにも、なぜ複数の面接官で行うか、企業の目的や主旨について理解しておきましょう。

 

客観的に判断したいため

面接官にとっても、人材を短時間で見極めるのは不安に感じることがあります。たとえば現場の責任者が面接する場合、職場の雰囲気に合うかどうかはわかっても、会社全体として必要な人材なのか、社会人としてのマナーがあるかなどを判断できない場合もあるでしょう。

会社にはあらゆる人がいますので、一人の価値観や判断力では決められません。そんな時に複数人で面接したほうが客観性があり、よりよい選考ができるために面接官が多くなる場合もあります。

 

質問のジャンルを分けている

面接では人間性、経験、スキル、将来性などあらゆるチェック項目があります。面接官も得意分野があるので複数人で対応するのは、それぞれのジャンルを担当するためです。

たとえば質問の答えを確認する人、答えを記録する係の人、仕事の経験を質問する人など。面接官ごとのテーマを持つと、総合的な判断がしやすくなります。

多角的に応募者をチェックすると、さらによい人材が確保できる場合も多いのです。

 

ストレス耐性をチェックしている

面接官が複数いるのは、応募者のストレス耐性をチェックしている可能性があります。デスクワークの人と営業職では、求められるスキルが違いますよね。

また製造業と接客業など、業界の違いによっても異なるストレスがあるでしょう。複数の人を前にして話すのは、得意な人は少ないかもしれません。

面接ではこのようなストレス耐性をチェックして、入社後の配属先を考えている場合もあります。

 

面接官が複数いる場合の対策について

面接官が複数いるときは誰を見る?好感度の高い受け答えのポイント面接官が複数いる場合、とても手ごわい雰囲気の中でよい印象を残すポイントを見ていきましょう。

 

誰を見るべきか

面接官が複数いる場合、質問者に視線を合わせるのは当然のことです。しかし面接官が会社の説明をしたり、複数が同時に話したりするような場面だと誰を見るべきか困りますよね。

そもそも複数の面接官が担当するのは、周囲への気遣いをチェックする意味もあります。たった一人だけに意識を集中させる人よりも、全体的に視線を配り反応できる人のほうが、気遣いのある人だと判断されます。面接日時が決まったら、面接官の人数もできれば事前に知っておきたいですね。

 

面接官に合わせた話題

志望動機や転職理由、また今までの経歴などが面接の最も重要な部分になります。面接官が複数いる場合は、それぞれの立場に合わせて話題を選ぶこともスキルとしてみなされます。

たとえば現場の責任者なら、具体的な作業についての質問をするなど、面接官が一番よくわかっている分野について深く興味を示すとよいでしょう。

逆に役員や人事担当に仕事に関する質問をしても、理解してもらえないかもしれません。意欲の高さを知ってもらうためにも、面接官の興味を引き出す話題作りを心がけてください。

 

面接官の位置づけを理解する

面接官が複数いる場合と一対一では、緊張感はかなり違います。複数人数の場合は有利に面接を進めるためにも、その中で誰が一番役職が上なのか見極めるのがコツです。

たとえば役職があるか、面接官の自己紹介の際に聞き逃さないこと。また席順で役職が判断できる場合もあり、最も上座に座っている人がその場で鍵を握る人となります。

面接官の力関係を知ると、誰にアプローチすればよいか困った時に助けになるでしょう。

 

基本は質問者に向かうこと

面接の基本は、質問する面接官に向かって話すことです。複数の面接官がいる場合は、あちこちから質問が飛んでくるはずなので、その都度相手に視線を合わせて回答しましょう。

緊張するのは仕方ないこと。しかしそんな環境でも、質問を尊重する余裕を持てるのが仕事のできる人です。話をする際は必ず相手の顔を見て、回答中に他の面接官がコメントしてきたら、即座に視線の方向を変えて対処しましょう。

 

面接官が複数の場合に陥りやすいこと

面接官が複数いるときは誰を見る?好感度の高い受け答えのポイント面接官が複数いるとその場の雰囲気に負けてしまい、せっかく準備した答えもすんなり出てこない場合があります。そこで心の準備として、面接官が複数の場合に陥りやすいポイントを理解しておきましょう。

 

緊張する

面接自体が緊張する場面ですが、面接官が4~5人になるとその分さらに緊張します。一対一の面接のつもりで行ったら、いきなり社長から人事部の部長まで勢揃いしていたら、普段体験しない特殊な場に見えるのは仕方ありません。

このような事態があることを想定して、面接は複数人を相手にするつもりで事前の準備をしておきましょう。

 

圧迫感に負けてしまう

グループ面接の場合、会場は広い会議室が用意される場合もあります。しかし個室の中、面接官がずらっと並んでいると、自分が取り囲まれたような圧迫感を覚えるでしょう。

このような雰囲気は、あえて企業側が与えていることもありますので、できるだけ表情にも注意して普段通りにリラックスできるよう意識してください。

面接官も不慣れな人が出席する場合もあり、緊張して表情がこわばっている人もいるでしょう。このような圧迫感は現場にはない雰囲気なので、当然のことだと理解しておくと安心です。

 

面接官を覚えられない

面接の冒頭で、それぞれの面接官が「○○部署の○○です」と自己紹介しますので、短時間で誰が誰だか把握しなければなりません。

場合によっては自己紹介しないこともありますので、面接官が多いとどのような人なのか判断できません。もちろん相手の名前で「○○部長にお伺いしたいことがあるのですが…」と話すと、好感を持たれる可能性があります。

しかし短時間でのことですから、もしわからなくなったら席次で相手を判断するとよいでしょう。通常は真ん中が偉い人で、サイドに人事部というケースが多くなっています。

無理に相手の役職や名前を覚える必要はありませんので、回答に意識を集中させてくださいね。

 

回答の切り替えが難しい

面接官が多いと、それぞれ担当する質問のジャンルが異なるでしょう。たとえば資格や経歴について質問された直後に、違う面接官から学生時代の思い出を質問されることも。

その都度頭の切り替えをして、適切な回答をする必要がありますので、答えに詰まってしまう場面もあります。面接では全て即答しなければならないわけではありませんので、困った時は一呼吸おくのもその人らしさとして好感を持たれるでしょう。

 

まとめ

面接官が複数いる場合も単独の場合でも、リラックスして好感度を残すことが何よりも大切です。転職エージェントに登録すれば、面接対策もサポートしてくれますので、事前にしっかりと準備したい場合に検討することをオススメします。

面接の質問内容は、事前にある程度想定できますので、緊張感をなくすためにも繰り返しやりとりの練習しておきましょう。



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