ワンマン上司の心理状況を知ると接し方がわかる!困ったときの対処とは?
ワンマン上司は心理的な面から行動パターンを考えると、ネガティブな気持ちにならず付き合えるかしれません。どこのオフィスにも必ず存在する「ワンマン上司」。仕事のやりにくさを感じる手ごわい人です。
しかし嫌な上司のために仕事を辞めると、すぐには判断できない部分。そこで今回は現状を改善して働きやすくするために、ワンマン上司の心理について徹底的にご解説しましょう。
ワンマン上司の心理について
リーダーシップなのか、それとも自分のためなのか。そんな疑問を部下が抱いてしまうワンマン上司ですが、心理的には次のようなことが日常の言動に影響を与えるようです。
自信がある
ワンマン上司やワンマン経営者など、周囲が慎重に接しないと上手くいかないタイプの人はできれば避けたいですよね。ワンマンとは単独や一人という意味があり、ワンマンな人は傲慢で高圧的な共通点があります。
そんな態度になるのは心理的に自分が正しい、できるという自信があるため。ワンマン上司は部下の話を聞かず一方的に指示してくることがありますが、それは自分が絶対に間違えないという自信があるからなのです。
白黒をはっきりさせたがる
ワンマン上司は心理的に特定のことに強い思いがあり、物ごとを白黒はっきりさせたがる傾向があります。そのためよい人や自分と気が合う人にはとてものめり込みますが、意見が相違する人は自分の敵に。柔軟な考え方ができず、自分の価値観に強いこだわりを持っています。
ワンマン経営者のように自分の概念を理解しない人は使えない、と極端な考え方をしてしまうので、それが正しければ成功するかもしれませんが、ワンマンなために大切なことを見失うリスクも持っています。
人の上に立ちたがる
ワンマン上司は心理的に他人よりも上に立ちたい願望が強い傾向がありますので、自分がやり遂げたことはきちんと評価されないと不満になります。
他人よりも上にいるためにはあらゆる手段を使い、自分以上にできる人の足を引っ張ることも。そのような価値観があるので、部下の能力を引き出そうとはあまり考えません。それよりもできない人をどんどん排除するという、他人の成功よりも失敗が気になるタイプです。
偏見がある
ワンマン上司の偏見を砕くのはとても難しいことです。個人的な好き嫌いで物ごとを判断しやすいワンマン上司は、心理的に自分の考え方に満足しているため、自己流になんでも判断しやすいのです。
過去の出来事や経験で生まれた偏見をいつも持ち続けていますので、「○○大学卒は仕事ができない」など、他の人が理解できない固定観念を持っていることも特徴。ワンマン経営者なら、自分の好みで人事を決定するということもあるかもしれません。
自分勝手な人
ワンマン上司の心理とは、自己中心的で全て自分基準で判断する傾向があります。また計算高いところもありますので、損得勘定で人付き合いすることも特徴。部下には強い態度だけど、自分よりも偉い人にはご機嫌をとるなど。
基本的に自分さえよければそれでいいと思っている人なので、他人への思いやりが少ないといえますね。自己中心的なので、自己主張は必ずしてきます。相手に意見を言わせる隙を与えず、一方的に自分の考えを押しつけてくるので厄介な存在ですね。
弱点を握られたくない
オフィスのトラブルが社会問題にもなる今の時代。ワンマン上司は心理的に部下に辛く当たる傾向もあり、自分の立場や力を悪用してしまうこともあります。
その理由は、弱点を他人に握られたくない心理的な不安があるため。たとえば子供の頃に嫌がらせを受けた経験がある人など、大人になってから社会にその仕返しをしたくなることもあります。
自分の弱点を知られないよう、パワーをアピールして敵を近づけないようにしているのです。
権力が武器
ワンマン上司は自分の能力やスキル、経験などは一切関係なく、与えられた権力を武器にしたがる傾向があります。偉そうにして当たり前、部下を叱りつけるのが仕事だと思っているかもしれません。
権力で物を言わせる態度はエスカレートしてしまい、感情的に他者に接してくることも。ブランド、地位、権力、お金など、表面的なことにこだわりを持っているのでしょう。
ワンマン上司にはどんなよいところがある?
ワンマン上司は心理的な理由を考え、上手く接し方を工夫する必要があります。相談ごとがしにくい存在ですが、「上司」という立場でいることはそれなりの評価があるからなのでしょう。今後対処に困った時は、ワンマン上司のよいところも少しだけ考えてみてください。
明確な指示をする
ワンマン上司は人の上に立っているのが好きなので、地位を維持するためにリーダーシップを発揮します。自分が責任者、上司であるという自覚がはっきりしていますので、責任の所在も明確。
多少偏った考え方があるものの、目的意識があるので積極的なパフォーマンスが期待できます。さらに意思決定のスピードが速いこともワンマン上司のメリット。白黒はっきりさせたがる心理があるため、自分の好き嫌いを把握していますので、困難な場面でもすぐに対処策を決定してくれるでしょう。
職場に緊張感が漂う
ワンマン上司よりも、部下の立場になって考えてくれる人のほうが仕事はやりやすいはず。しかし優しい上司や理解力のあるタイプだと、部下が慣れすぎてしまう場合もあるのです。
その点ワンマン上司だと一致団結しなければならないムードがありますので、職場に緊張感が漂います。失敗して怒られないよう、気を引き締めながら仕事ができるので、正確に作業ができる場合もあるでしょう。
意外と付き合いやすい
ワンマン上司は威圧的な態度で接してくるため、圧倒されて自分の意見が言えなくなります。一方的なコミュニケーションになりがちなのですが、考え方を変えてみるとワンマン上司のツボを理解すると意外と付き合いやすい存在に。
自分の価値観や目的を理解してくれる人にはとても丁寧に接してくるので、ワンマン上司の人柄や考え方を理解してシンプルに付き合うと上手くいきます。
目立つ存在で苦手なタイプかもしれませんが、考えていることはわかりやすいので、無理に腹の中を探るようなストレスはないでしょう。
ワンマン上司に困った時の対策
ワンマン上司、もしくは隠れワンマン上司。どちらも仕事上で自分が損しないよう、次のポイントをおさえて適切な対処を心がけましょう。
指示は確認すること
ワンマン上司から仕事の指示をされた時は、必ず確認すること。ワンマン上司は自信がある反面、間違ったことは認めないケースもよくあります。損な立場にならないよう、指示されたことを記録するなど、慎重に確認しておきましょう。
敵対心をアピールしない
ワンマン上司は敵と味方をはっきり分けていますので、上手く付き合うためには中立的な存在でいることも方法。自分の意見を伝える時も敵対心は見せず冷静に接してください。当たらず触らずという距離感が無難かもしれません。
感情的にならない
ワンマン上司は自分の思い通りにならないと、相手を挑発してくることもありますので、ペースに乗らないよう注意してください。たとえ自分と価値観が合わなくても上司であることに変わりません。マナーを守り、感情的にならないようにコミュニケーションをとりましょう。
まとめ
ワンマン上司の心理は、自分の考え方に固執してしまう部分がありますので、無理に反論するよりも相手のよい面を理解して付き合うことが大切。
それでも辛い場合は他の上司に相談するなど、一人で溜め込まないようにストレス発散してくださいね。
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