ブラック企業の見分け方・転職で注意したい企業の特徴
ブラック企業の見分け方を意識して、求人情報を見たことはありますか。転職活動や就職で注意したいブラック企業。うっかりそんな会社に入社してしまうと、転職するのも大変です。
企業は入社を希望する人には、よいところを意識してアピールしています。実際に入社してみないとわからない部分はたくさんありますので、求人情報とは違った…と感じる瞬間は多少なりともあるでしょう。
最も注意したいブラック企業。見分け方についてご説明しますので、判断する際のポイントを理解しておいてくださいね。
ブラック企業になりやすい業界について
ブラック企業の見分け方は、長年社会生活を続けないと判断できない部分もあるでしょう。初めて転職する人や新卒など、まだ社会経験が少ない人はとくに注意が必要かもしれません。ではブラック企業ですが、なりやすい業界がありますのでその特徴をご説明しますね
ブラック企業とは何?
よく聞かれる「ブラック企業」という言葉ですが、実際に定義はないためこの企業は安全かどうか判断するのは自分次第です。注意するために国としては、ブラックの「特徴」を発表しています。
たとえば労働者に極端な長時間やノルマを与える、賃金不払いがある、企業自体のコンプライアンス意識が低いなど。
具体的な判断ルールがないため、人によっては不利なハードワークでも仕事が好きなので、ブラック企業でも満足していることもあるかもしれません。
ブラックと呼ばれる会社が多い業界
世間一般的にブラック企業として知られている会社があります。このような会社が多い業界は、ブラック企業の見分け方として覚えておきたいポイント。
ブラック企業には定義がないので、会社名や仕事内容を見ただけは見極められません。入社して、すぐに退職を考えるような職場環境は絶対に避けたいですね。
華やかな業界
誰もが働きたがる人気のある業界は、応募者数が多く倍率が高いため、企業側も選択肢があるのでブラック企業になりやすい可能性があります。
旅行や出版、IT関連など志望者の多い企業や業界は、基本的に求人で困ることはないでしょう。とくに新卒は、このような人気で華やかな業界を狙いたいため、企業の本質を理解せずに後悔する場合もあります。
逆に人手が足りず、なんとしてでも続けてほしい企業や会社なら、社員が働きやすいよう心を配ってくれる可能性が高いのです。
やることが色々とある仕事
一般的に労働集約型と呼ばれる企業や業界は、ブラック企業の見分け方として注意したいポイントです。たとえば流通業や飲食業、ホテルなどの宿泊業などはかなりの労働力が必要になり、一人あたりの労働量が多く長時間勤務になる傾向があります。
また仕事の幅も広く、飲食店のように接客担当の人が忙しいので、キッチンで手伝いをしなければならないケースもあるでしょう。きちんとシステム化された仕事でないと、必要以上の労働を強要される場合もあるかもしれません。
求人票で判断するポイント
実際に勤務するまでわからない企業の内側は、転職活動の際に全ての情報を掴めるわけではありません。しかしブラック企業は多くの応募者が欲しいため、求人票で魅力的な内容をアピールする場合がよくあります。次のような場合は、ブラック企業の可能性があるのでご注意くださいね。
給与が高すぎたり低すぎたりする
転職する際に仕事内容や業界を選ぶだけでなく、給与は最も気になる部分になるでしょう。少ないより多いほうがよいのは当然。ブラック企業はそんなところから興味を引かせるよう、高すぎる給与の求人を行います。
あまりにも他の企業よりも、年収や月給が高い求人情報の場合は、仕事がとても大変という可能性もあるのでまずは疑ってみるようにしましょう。
また給与は、低すぎるのもブラック企業の特徴なので、法律で定められた最低賃金を下回る企業は避けてください。
会社独自のおかしなルールがある
転職するきっかけになるのは仕事内容がきつかったり、残業が多い、給与が低い、人間関係が楽しくなかったりすることが、よく理由として挙げられます。
また会社の方針と自分の意見が合わない、独自の会社のルールについていけないという場合もありますよね。ブラック企業は独自のルールがあり、社員に強制させる内容が色々とあります。
たとえば会社の飲み会でたくさんお酒を飲まなければならない。会社のお茶代として全員が高いお金を払うなど。さらに社内のトラブルなども見て見ぬふりする会社は、ブラック企業の可能性があります。
社内ルールは仕事を潤滑にするうえで欠かせないものですが、一般的に考えてルール違反のものは会社に問題があるからでしょう。
残業が常態化している
長時間労働は、ブラック企業の特徴です。しかし求人情報には「残業はほとんどなし」と、実際とは異なる表記をするでしょう。たとえば80時間以上も残業時間があるのは、ブラック企業と考えられます。
営業日が20日で1日あたり4時間、毎晩夜9時や10時まで働かされるのは、企業が従業員を大切に考えていないため。繁忙期はこのように忙しい時が一時的に続くかもしれませんが、年間を通していつも残業ばかりだとプライベートがなくなってしまいます。
離職率
離職率が高い会社は、ブラック企業の見分け方で簡単にわかるポイントです。求人票で会社の離職率を明記することはあまりありませんが、逆にいつも求人を行っている会社はブラック企業の可能性があります。
中には事業が急成長して、頻繁に採用を強化するケースもありますが、不自然な採用人数や長期的な求人広告には注意しましょう。たとえば社員数に対して、募集人数が3割以上を上回っている場合。
常に大量募集している、採用条件が厳しくないなど、離職する人が多い会社は必然的に求人が常に行われています。
ブラック企業を面接で判断するには?
ブラック企業は、できれば面接する前に判断したいところですが、一度は会社の人の話を聞いてみたいと思う場合もありますよね。そこで最終的な判断箇所になる、面接での見極め方についてご説明しましょう。
面接が雑談になる
通常企業の面接は応募者のスキルや経験、過去の仕事内容などの質問、逆に企業に対しての質問や疑問などの質疑応対があります。
面接では会社の方針や働き方などについて説明してくれるのが普通ですが、ブラック企業の特徴としてはお互いを知り合うために時間をかけることはしません。
そのため面接時間が短い、もしくは内容が面接でなく雑談になるなど。場合によっては社員の入れ替えを頻繁に行っていますので、面接で言いたいことが言えなかった場合や、質問されるはずのことに全く触れてこないのは、こちらに興味を持っていないサインです。
労働条件に関することが曖昧
ブラック企業の見分け方として、長時間労働や大変な作業があり、面接で残業について質問してもはっきりと回答はしてもらえないでしょう。
労働時間など、重要な情報はできるだけ避けているので、面接で鋭く質問してみるのも方法です。また面接時の社員の態度も、ブラック企業の見分け方で大切なポイント。
なんでも質問に気軽に答えてくれるか、威圧的な態度で接してこないか。ブラック企業は社員に対して雑な態度をとるだけでなく、そのような態度は顧客に対しても表れています。
売上を伸ばすためには、無理をするのがブラック企業の共通点です。面接官は会社の第一印象にもなりますので、担当者の態度が横柄では人気企業でも考えものですね。
まとめ
ブラック企業は、昔から存在しています。ブラックかどうかは自分の働き方によっても判断基準が異なりますので、転職活動をする際は口コミなども参考にしてみましょう。