愚痴を言う人は心理背景を考えて対処!ネガティブな人に影響されないコツ

愚痴を言う人は心理背景を考えて対処!ネガティブな人に影響されないコツ

愚痴を言う人は心理的な特徴がありますので、相手の発言や態度に左右されないよう、心の準備をしておきましょう。基本的に愚痴を言いやすい人とはネガティブな発想が多く、それが人間関係にも顕著に表れています。

周りの人のモチベーションを下げたり、会話の後に嫌な気持ちにさせたりする相手。そんな人はどこに行っても必ずいるものです。相手を変えるよりも、ネガティブな人に影響されないよう、これからは愚痴を言う人の対処方法をマスターしておきましょう。



愚痴を言う人の心理背景について

愚痴を言う人は心理背景を考えて対処!ネガティブな人に影響されないコツ愚痴を言ってしまうことは誰にでもありますが、習慣的にネガティブ思考になる人は、次のような心理状況が考えられます。

 

悲観的なため

愚痴を言う人の心理は、まず悲観的であることが考えられ、そんな自分自身を自覚していないのでコミュニケーションで注意することもありません。

隣の芝生が青く見えるように、悲観的な人は物ごと全てが自分にとって損であったり不利に見えたりととてもネガティブ。そのため前向きな発言がなく、常に愚痴っぽくなっているのです。

悲観的な人は、愚痴を言うことで自分の悲観的な考えを排除しているつもりなのでしょう。ストレス発散が逆にストレスになっていることに気づいていません。

 

言い訳している

愚痴を言う人の心理背景にあることは、自分自身への期待感を減らすためで、プレッシャーに弱い点もあります。たとえば仕事の締め切り日。

間に合わない時に「期限が短すぎる」と愚痴を言う場合もあるでしょう。これにより自分の失敗を言い訳して、周囲にも納得してほしいのです。

愚痴っぽい人はこの繰り返しなので、努力しないことも多いかもしれません。結果的に成功しようが失敗しようが、愚痴を言って終わりにできることが習慣になっているのです。

 

責任感がない

チームワークが欠けてしまうのは、必ず皆の足並みを乱す人がいるため。その理由は、しっかり責任感を持たずに行動することが原因です。この人たちに共通するのは、愚痴を言う心理がよく働くこと。

自分の責任を少しでも減らしたいため、愚痴を言って他の誰かのせいにしています。チームプレーもしくは個人プレー、どちらでも愚痴は責任感のない人がよく使う手法のひとつ。

「こんな仕事、やる意味あるのかな」など、愚痴を言れば自分の責任がなくなると思っています。

 

努力したくない

愚痴を言う人は、心理的に頑張るのが苦手なコンプレックスがありますので、やりたくないタスクに出くわすとすぐに文句を言ってその場を去ってしまうでしょう。

努力は自分のゴールを達成するために必要なことですが、楽をしてゴールを目指す人は愚痴っぽくなる傾向があります。自分なら手を汚さなくてもできる、と自信たっぷり。

このタイプは、大変な場面で努力する以上に、愚痴や文句を言っている時間のほうが長いはずです。

 

注目されたいから

愚痴を言う人は、心理的に自分の存在意義を他人にアピールしたい欲求があるため。文句を言っている人は内容にかかわらず、つい周囲が気にしてしまう存在です。

たとえばお店で買い物している時に、店員さんにクレームをつけている人がいると、何が起こっているのか意識してしまいますよね。そのようなシーンと同じで、愚痴を言う人は必然的に周囲から注目される要素があるのです。

もっと自分に興味を持って欲しいと考える時、または特別な相手に近づきたい時も、愚痴でアプローチすることがあります。

 

相手よりも上の立場にいたい

力関係を誇示したい人は、ライバルに対して愚痴を言うことがよくあり、文句を言ったほうが勝ちというおかしな価値観を持っている場合も。

相手よりも強い立場でいるために愚痴を言い続け、力関係を築きたいのです。いつも文句を言う人に対して、周囲はそれとなく意識して接するようになりますよね。

そんな周りの気の遣い方がとても快適に感じているのでしょう。少し強引なところがあり、自分勝手な行動が目立つため、愚痴も荒々しく言ってくることがあります。

 

ネガティブな人に左右されない方法とは?

愚痴を言う人は心理背景を考えて対処!ネガティブな人に影響されないコツ愚痴をいつも言う人に耳を傾けていると、次第に自分までネガティブな人間になりそうな不安がありませんか。そうならないためにも、愚痴を言う人やネガティブな人には次の方法で接してみましょう。

 

一度はしっかり聞いてあげる

嘘をつく人が稀に真実を語っても、誰も信じてくれないかもしれません。しかし毎回嘘をつくわけではなく、愚痴を言う人も同じこと。本当に言いたいことがある可能性もありますので、一度はきちんと耳を傾けて、何が不満なのか聞いてあげましょう。

ただ誰かに注目してもらいたいだけの場合もあり、愚痴を言えばすっきりして元に戻るかもしれません。誰かが自分のことを考えてくれるという安心感があると、愚痴を言う頻度は減るはずです。

 

ポジティブな面を引き出す

愚痴を言う人は、その人のイメージからしてすでにネガティブになっています。表情や態度、話し方など、どこを見ても周囲に好感を与えることは少ないでしょう。

しかし最初からはねつけてしまうのでは相手も可哀想なので、愚痴の中からポジティブな面を引き出してみましょう。たとえば「こんな面倒くさい仕事のせいで残業になった」と愚痴を言っている時は、残業になるほどの複雑な仕事なので改善するべき点があるかもしれないと前向きに考えることができます。

愚痴は聞きたくないと諦める前に、ポジティブに解釈することでお互いの精神的な負担も減るでしょう。

 

丁寧にその場を去る

ネガティブな人の相手をするのは考える以上にエネルギーを使い、とても気分が重くなってしまいますよね。しかし愚痴を言う人にも理由があり、誰かに話を聞いてもらいたいのでしょう。

そんな時は双方が嫌な思いをしないためにも、丁寧にその場を去ってください。「そろそろ行かないといけないので…」と時間に追われている素振りなら、相手も納得してくれるはず。「その続きはまた後で」と、決して嫌な顔をせず申し訳なさそうに去りましょう。

 

愚痴を言わない人になるためにやること

愚痴を言う人は心理背景を考えて対処!ネガティブな人に影響されないコツ愚痴っぽい人はとても迷惑な存在。しかし自分も知らない間に周囲から面倒な人だと思われていることもあるかもしれません。愚痴で周囲に迷惑をかけないためには、次の点を意識してみましょう。

 

問題点を突き詰めてみる

愚痴や文句を言いたくなる場面は、生活していれば必ずありますよね。そんな時に考えずに言葉を発すると自分の印象を悪くし、周囲との関係も乱れる可能性があります。

愚痴を言いたい時は、愚痴の深い部分を突き止めてみましょう。一体何が一番気に入らないのか、この問題はいつまでも引きずることか。そんな質問で、愚痴の必要性を改めて考えてください。

 

ポジティブに愚痴を終わらせる

嫌なことがあった時は、どうしてもネガティブな思考になってしまうのは仕方ありません。愚痴を言いたくなったら、最後はポジティブに終わらせることがコツ。

「お金ないのに車が故障したけど、トラブルが見つかってよかった」と、最後が前向きな形で終了すれば、聞かされる人も決して不快にはならないでしょう。

感情的になっていると頭の中が整理できず、ネガティブ思考に左右されてしまいます。そんな時は一旦深呼吸して、日記に文句を書き綴り、気持ちを整理してくださいね。

 

まとめ

愚痴を言う人の心理は、誰にでも納得できる部分があるでしょう。人間なら誰にでもある弱い部分なので、自分自身を快適に感じるためにも、これからは愚痴を言う人を自分だと思い上手く対処してみましょう。愚痴っぽい人がポジティブに変わると、お互いに心が豊かになるはずです。



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