データサイエンティストでフリーランスになるにはどうすればよい?

データサイエンティストでフリーランスになるにはどうすればよい?

データサイエンティストという職業は「ビッグデータ」というキーワードが叫ばれ始めた2010年ごろから徐々に定義されるようになり、2015年以降は実際に各企業においても、「データサイエンティスト」というポストを設けることも徐々に増えてきました。

実際に、データに関連する雇用については、36万人強が増える言われている中で、雇用条件を満たせる人材は11万人程度しかいないという見込みも立っています

また、フリーランスとして働く人口は、2018年段階では1000万人強がいると言われています。これは、国内労働人口の約6分の1にあたる数になります。

今後も、市場としては明らかに伸びていく「データサイエンティスト」という職業、かつ「フリーランス」という形態について、詳しく見てみましょう。

データサイエンティストとはどういう仕事か?

データサイエンティストでフリーランスになるにはどうすればよい?データサイエンティストの仕事は、簡単に言うと、「企業が保有しているオンライン/オフラインでのデータを統計学やコンピューターサイエンスの知識を用いて分析し、知見を得るための作業・プロセスを構築する」ことを指します。
これまで、各企業において、あらゆるデータが蓄積されてはいるものの、1か所に保管されていなかったり、それを活用した分析や施策というものが積極的に行われてきませんでしたが、IT化が進むにしたがって、蓄積されたデータを有効活用し、ビジネスに活かすという考え方が徐々に普及してきました。
その結果、それらのデータを収集・蓄積・編集する役割として「データサイエンティスト」という仕事の需要が増加してきています。


データサイエンティストの業務は実際にどういったものあるのか?

データサイエンティストの業務は、大きく2つに分かれます。

データ基盤の構築・分析プロセスの型化

企業内のデータを収集・蓄積するための基盤を構築します。
扱うデータは多岐にわたり、基幹システム内のデータや、業務ツール内のログデータ、Webサイトやアプリケーション上で発生するオンラインログデータ等です。
これらのデータを収集し、扱いやすい形に変換して保管をしておくための基盤を構築することで、企業のデータ資産を蓄積できるようにします。
データ基盤からは、好きな時にデータを抽出できる必要があるため、データの抽出についても簡略化できるようプログラムを組むことがほとんどです。

要件に合わせたデータ分析・施策の提案

分析基盤を構築した後に発生することがほとんどですが、実際に業務上で発生する分析要件に沿って、データを抽出し、分析・施策の提案を行います。
その際、ある程度分析結果の仮説を与えられることもありますが、仮設構築からデータサイエンティストが実施することも多くあります。
これらは、RやPythonなどのプログラミング言語が扱えるだけではなく、ビジネスモデルや実際の業務フローなどについても理解がないと、適切なアウトプットを出すことは難しいでしょう。

データサイエンティストに求められるスキルは?

データサイエンティストに求められるスキルとしては、「データサイエンティスト協会」においても以下のようなものが定義されています。

①ビジネス力:課題背景を理解したうえで、ビジネス課題を整理し、解決する力
②データサイエンス力:情報処理、人工知能、統計学などの情報科学系の知恵を理解し、自らの手で使う力(またAI等への転換も行うことができる力)
③データエンジニアリング力:データサイエンスを意味のある形に使えるようにし、実装、運用できるよう、仕組み・プロセスを構築できる力

https://itjinzai-lab.jp/article/detail/314


また、それらのベースとなるスキルとして、「ロジカルシンキング」や「プログラミングスキル(RやPython、SQL等)」についても必要となることがほとんどです。


データサイエンティストでフリーランスは稼げるか?

データサイエンティストでフリーランスになるにはどうすればよい?データサイエンティストの仕事をフリーランスで行った場合、年収は600~2000万円以上と様々なようです。
要は、自分自身のスキルに応じて、企業から支払われるフィーが大きく異なるということです。

ちなみに、正社員雇用の場合の平均年収は600万円程度のようです。
(正社員雇用の場合でお、全職業の平均からすると、データサイエンティストの平均年収は高いと言えます)

勿論、フリーランスの場合は、社会保障費なども自分で支払う必要がありますし、その他福利厚生などもありません。
正社員雇用のほうが良いのか、フリーランスで働くほうが良いのか、メリットデメリットを加味して決めるほうが良いでしょう。

データサイエンティストでフリーランスになるにはどうすればよいか?

データサイエンティストでフリーランスになるには、専門のエージェント会社を使うのが一番確実です。
また、成果に応じて、おいおい個別契約なども結べるようになるため、いまからフリーランスになる、という方であれば、間違いなくエージェントを使って損はないでしょう。

<おすすめのエージェント会社>
・レバテック
実績も多く、企業とのコネクションも強いこともあり、エージェントの担当者からも手厚いサポートをうけることができ、内定率なども比較的高いようです。

・BIG DATA NAVI
ビッグデータとデータサイエンスに関するプロフェッショナルが集まっているので、機械学習、ディープラーニングなど人工知能(AI)での案件保有数も国内最大級。

・BTC AGENT
フリーランス向けのコンサルティング案件に強みがあります。ハイクラス求人を求めている方はこちらを利用してみましょう。

最後に

データサイエンティストという仕事は、今後も需要が伸び続けます。
また、フリーランスとしての働き方も、今後さらに普及していくことが考えられますので、もしあなたがフリーランスとしてデータサイエンティストの仕事をしたい、と思い始めているのであれば、まずは実際の案件なども見ながら、検討してみてはいかがでしょうか。

年々、データサイエンティストになる人の数も増えていきますので、ある意味今のタイミングで転身するのが、いろんな意味でおいしいかもしれません。

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