営業から事務に転職したい!未経験で成功させるために重要なポイント

営業から事務に転職したい!未経験で成功させるために重要なポイント

営業から事務に転職を考えるのは、仕事が厳しいことやライフスタイルを変えたいことなどが理由にあるでしょう。転職はできるだけ自分に有利になるようプランを立てることが大切ですが、営業から事務のように全く異なるフィールドに挑戦する際は、不安になる人がとくに多いはず。

そこで今回は、営業から事務にキャリアチェンジすることを検討している人に向けて、未経験で成功するための転職ポイントをご解説します。



事務職の特徴を理解しよう

営業から事務に転職したい!未経験で成功させるために重要なポイント結婚を機に働き方を見直し、営業から事務に転職を考える人もいるでしょう。営業と事務を比較すると勤務時間が不規則で、体力にも辛いかもしれません。

しかし事務職にも特徴がありますので、後悔しないためにも事務職とはどのような仕事なのか、まず見ていきましょう。

 

事務職の種類について

事務職には大きく分けると「一般事務」「経理事務」「営業事務」があります。仕事の幅がとても広い一般事務は、あらゆる立場の人をサポートする仕事で、ルーティンワークになる傾向も。

経理事務は日々の作業、月次の作業など、現金の出納管理や伝票の記帳、清算業務などをします。また取引先への請求や回収なども、経理事務が担当することが多くなります。

営業事務は営業職を経験したことがある人なら馴染みがあるはずですが、見積書の作成や商品の受注発注、顧客のスケジュール管理やデータ入力など、営業活動に関する全般的な事務を担当します。

営業から事務に転職を検討するなら、営業事務が最も身近に感じるフィールドになるかもしれません。

 

事務職のメリット

営業から事務に転職する際には、毎日の作業がスケジュールしやすく、社内で作業ができることが魅力になるのではないでしょうか。

営業から事務に転職するメリットとしては、残業が少なく就業時間が規則的であること。営業だとお得意先との付き合いで、夜まで仕事関連の話が続くこともあるかもしれません。その点事務職は残業のない仕事もたくさんありますので、仕事とプライベートの両立がしやすくなります。

また事務のメリットは仕事の幅がとても広いので、実践で活かせるスキルを身につけられること。また事務職はあらゆる業界でニーズがありますので、求人の種類が多い職種であることもメリットです。

 

事務職のデメリット

営業から事務に転職するのは、よいことばかりに思えるかもしれませんが、デメリットになることもいくつかあります。営業職との一番の違いは、人前に出たり外出したりする機会が少ないこと。

定型業務がメインになりますので、地道に作業を続ける強さが求められます。また営業職のように個人的な能力やスキル、結果を残せる仕事ではないため、成果が数値化できずすぐに評価につながらないことも。就業先に貢献するには、作業の効率をアップさせるなどの工夫が求められます。

 

事務職に求められるスキル

事務職は未経験でも受け入れてくれる企業が、比較的多いことが特徴です。しかし営業から事務となると全く異なる職種なので、企業側が不安に感じる部分もあるかもしれません。

転職を成功させるためにも有利になるよう、事務職に求められるスキルをまずは理解しておきましょう。事務は仕事内容により必要なスキルも異なりますが、基本的にコミュニケーション能力はとても重要なポイントです。

また事務作業で必要になるWordやExcelなどのPCスキル、秘書検定、外資系企業の事務なら、TOEICのスコアを重視する場合もあります。

たとえば不動産会社の事務職なら、宅地建物取引士の資格のように専門的な知識やスキルがあるほうが、有利に転職できる可能性が高くなるでしょう。

 

事務職に向いている人

営業から事務に転職し、あまりにも違いがありすぎて後悔する人も中にはいるはず。事務職は基本的にコツコツと物ごとを進める人に向いている仕事で、あちこちに出かけるアクティブな働き方が好きな人には向かないかもしれません。

また事務職は作業がルーティン化しやすいものの、仕事の幅が広いために柔軟に対処しなければならない場面もあります。急な仕事が入ってくることや、他の人の手伝いなども必要になるでしょう。

事務職は表立って活躍するよりも、他の人を支えるサポート的なタイプに向いています。営業成績を伸ばす喜びよりも、他の人がいかに働きやすくなるか、支えることにやりがいを感じる人によいですね。

 

転職のコツについて

営業から事務に転職したい!未経験で成功させるために重要なポイント営業から事務に転職する場合は、今までとは全く違った仕事環境になりますので、その違いを上手く消化しながらキャリアアップする必要があります。

営業から事務に未経験で転職することは可能なので、その際に有利に転職活動ができるよう、成功のコツをご説明しましょう。

 

事務職は競争率が高い

事務職はどの企業でも人員の絶対数が少ないことや、採用数の上限が限られているため、思った以上に転職が難しく感じる場合があります。

とくに正社員の事務職の求人は応募も殺到するため、経験者やスキルがある人のほうが有利になることは間違いないでしょう。事務職の中でも、どの分野で自分の経験を活かすか、スペシャリストとしてキャリアプランを考えることが成功の秘訣。

「事務職ならすぐ仕事が見つかる」という余裕は持たず、狭き門であることは理解しておきたいですね。

 

志望動機を明確にしておく

営業から事務に転職する際に、採用担当者から必ず聞かれるのが、なぜ異業種から転職するのかという理由です。この場合、営業職の不満を解消するための転職にならないよう、どのような自分を目指すか、キャリア構成で目指す自分像から逆算してみることがコツ。

たとえば事務職でスキルを身につけて違う能力を開花させたいなど、前向きな転職理由を考えておきましょう。営業はノルマやインセンティブなどで、事務職よりも給与が高くなる傾向にあります。

そのため事務に転職するのは、営業経験のある人にとって不利に思われることもありますので、事務職でないと得られない社会経験や実績をアピールするのもオススメです。

 

勤務形態

営業から事務に転職する際に、勤務形態を意識することも成功のコツに。正社員の事務職は人気が高いうえ、求人数が少ない傾向にありますので、派遣社員や契約社員として働くことも選択肢のひとつです。

事務職はこのような働き方を導入している企業も近年増えていますので、正社員にこだわらない転職も考えてみましょう。

 

営業職のまま転職する

営業から事務に転職したい理由は、人によって色々とあるはずです。しかし今の仕事に不満を抱いている人は、違う企業や業界の営業職として転職するのも方法。

またプライベートが安定する働き方を目指すなら、事務職にこだわることはありませんし、残業が少ない営業職の求人を見つけることも方法です。

経験がある仕事のほうが、転職市場では有利になりますので、営業職からキャリアチェンジする目的をもう一度考えてみるのもよいですね。

 

転職エージェントに相談する

転職エージェントに相談すれば、異業種からの転職もあらゆる角度からサポートしてもらえます。営業では経験しない事務職の魅力、そして辛いことなども、事前に理解を深めておいたほうが安心につながるもの。

そして今までの営業で養ったスキルをどう活かすか、プロのアドバイスがあると、営業から事務への転職も成功しやすくなります。

 

まとめ

営業も事務も、それぞれにメリットやデメリットがありますが、転職で自分の新たな能力を発見するチャンスにはなるでしょう。仕事に誇りとやりがいを持ち働くためにも、自己分析をして希望職種との相性を考えてみてくださいね。



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