自信がない人の心理・転職先で頑張るための心構え
自信がない心理は過去の経験など、あらゆることが複雑に重なっているため、肝心な場面で損することがあるかもしれません。自信がないと転職でデメリットになり、とくに面接で自己アピールできず、よい印象を与えられない可能性があります。
そこで今回は、自信がない人の心理的特徴を理解して、転職先でできるだけ不安をなくして働くコツについてご解説していきましょう。
自信がない人の心理的特徴について
自信がない人の心理については様々なものがあります。どのようなものがあるのかを詳しく見ていきましょう。
注意深い
自信がない人は、物ごとを注意深く考える傾向があり、その態度が周囲には自信がないように思われる場合があります。このタイプは物ごとが期待通りに進まない場合、自分でなんとかしようと改善するよりも、諦めて立ち去ってしまうことが多いでしょう。
それは注意深いため、危険なことには近づかない性質なのです。誰かと喧嘩しそうになっても、自分は大人しく無視するタイプかもしれません。
過去を引きずっている
自信がない人は心理的にも人生経験が関係し、とくにいつまでも引きずってしまうような過去の辛い出来事は、自信をなくす原因になり得ます。
たとえば恋人に振られて人を信用できなくなった、親から充分に愛情を注がれずに育ったなど。このような経験があると、自分で自分を認めてあげることができず、自信がない行動や発言が目立ってしまうのです。
会社の人間関係で悩んでいる場合も、職場仲間を根本的に信頼できていないため、働く意欲をなくしてしまう可能性もあるでしょう。
高すぎる目標を掲げている
自信がない心理は、自分を高めようと必死になり、高すぎる目標設定をしています。何かを失敗すると、誰でもモチベーションが下がるのは当然のこと。
でも成功体験を数多く重ねていくと、徐々に自信は回復します。あり得ないゴール設定や、絶対に無理な憧れを追い続けると、いつまでもゴールに到達しない自分自身にイライラしてしまいます。
自分を大切にしていない
自信がない心理が働く人は、自分を愛する気持ちが少ないと考えられます。たとえばやってはダメと言われることをやるなど、自分で自分を苦しめる行動が多くなってしまうタイプ。
こういう人は、最終的に自分自身に腹を立てている状態なのかもしれません。このような間違った選択をしていると、いつまで経っても自分の長所やよいところが見えず、周囲と足並みが揃わないように感じてしまうのでしょう。
内向的
内向的な部分がある人は、積極的に自分から他人にアピールすることをしません。自信とは他の人から褒められたり、評価されたりする時に少しずつついていくもの。
そのため他者との交流がないと、スキルや能力があっても自信をつけるチャンスがありません。内向的な人の中には、優れた能力を持っている人も多いのですが、なかなか周りに知ってもらえないことが自分でもイライラする部分かもしれません。
新しい職場に早く慣れるには？
転職活動が無事に進み仕事が決まったら、次は新しい職場でどう活躍するか、新たな課題が待っています。少しでも早く慣れて仕事をするためには、次のポイントを意識してみましょう。中途採用者は、たくさんの職場仲間が注目している存在なので、才能を発揮するチャンスとも捉えられるのです。
どんどん質問する
新しい職場は、作業内容だけでなく会社のルールなど、新たに学ぶことばかりです。わからないことがあるのは当然で、周囲の人に質問できるのは入社して間もない時だからこそ。
しばらくして慣れた時期になると、どうしても質問しにくくなります。そうならないためにも、何ごとも最初が肝心。仕事を教えてもらう時はメモをとり、わからない内容は必ず質問してくださいね。
勉強と同じで、教わったことを復習しておきましょう。質問するのは恥ずかしいことではありません。他の人よりも積極的に吸収する人は、早く職場に慣れることができるでしょう。
職場の人とのコミュニケーション
自信がない性格の人にとって、新しい職場ほどハードルの高いものはないかもしれません。仕事も覚えなければなりませんし、職場の人とも良好な関係を築く必要があるため、あちこちで気を遣いますよね。
まずは自分を知ってもらうのが早く慣れるコツ。中途採用で入社した人のことは、職場ですぐ話題になるはずです。周囲に溶け込むためには無理に話しかけなくても、いつも笑顔で挨拶をしたり、職場仲間の顔と名前を覚えたりするだけで充分。仕事の報告や連絡なども、徹底してやっておきたいですね。
周囲を観察しよう
それぞれの企業に異なる雰囲気がありますので、今後業務をスムーズに進めるためにも、人間関係の構図を理解しておくと安心です。
そのためには周囲をよく観察しながら、誰が相談役になっているか、どの人がボス的な存在なのか、鍵を握る人を見極めておきましょう。
慣れてきたら、一緒に休憩する仲間や同僚に質問してみるのも方法です。早く新しい職場に慣れるためには、自分が接触しやすい人に近づくことがコツ。なれなれしくしないでマナーを守りながら、さりげなく話しかけてみましょう。
会社のルールを学ぶ
前職と今の職場には、違うところがたくさんあるはず。慣れた環境から全く違うところにくると、居心地が悪く感じることもあるでしょう。
会社が変われば社内ルールも違いますので、困った時は必ず誰かに質問すること。同じ業界や同じ業種の転職であっても、会社ごとに仕事のやり方は違います。
「前はこうやっていたから」といつまでも引きずることがないよう、新しい会社のルールを受け入れてくださいね。やりにくさを感じる場合は少し様子を見てから、違うやり方を上司に提案するのもよいでしょう。
丁寧に仕事をしよう
自信がない人は新しい職場で失敗しないよう、さらに注意深く仕事をしているはず。同時に早く結果を出したいと焦ってしまう気持ちもあり、つい業務を抱え込んでしまう場合もあるかもしれません。
最初は丁寧にひとつひとつこなしていくことが大切。早く仕事をやるよりも、業務に慣れることが最大のポイントです。言われたことをきちんと素直に受け止めて、丁寧に仕事をする気持ちを大切にしましょう。
前職で評価が高かった人も、それを必要以上にアピールせず、新人であることを忘れずに着実に仕事をこなしてください。
職場で自信を持つためにできる3つのこと
新しい職場で自信を持って働くためには、次の3つの点を意識してみましょう。自信がない人は、新しい環境で自分を開花させたいですね。
行動的になる
自信がない自分を、慣れた環境の中で変えるのは大変。転職して新しい環境があると、周囲は自分のことをよく知らないため、勇気を出して自己改革するチャンスです。
自信を持つためには、どんどんアクションを起こしましょう。出勤時間を他の人よりも早くして職場の掃除をするなど、誰かに言われずにやることをどんどん増やしてください。
自分の弱点を理解する
自信を持つためには、自信をなくす箇所を知るのも必要。人付き合いが苦手、仕事が丁寧すぎて遅いなど、他人に指摘されやすいところを考えてください。弱点を知ると改善箇所がはっきりわかるので、さらに自信を持ちやすくなるはずです。
集中力を高める
新しい職場に慣れて自信をつけるためには、評価されるよう基礎を固めてください。スマホが気になったり、他の社員の行動が気になったり、業務に集中できないとミスも増えてしまいます。
職場の人と談話する際も集中して、それぞれの性格や人柄などをリサーチしましょう。自分の置かれた環境に早く慣れると、自分のスキルや能力もどんどんアピールできるようになります。
まとめ
自信がない人は心理的な部分も考えて、転職活動中は得意な分野を中心に考えてみるのも方法です。転職エージェントのサポートがあると、もっと勇気を持って転職できるといえるでしょう。
