面接で自分の強みを質問されたとき・印象に残る答え方について

面接で自分の強みを質問されたとき・印象に残る答え方について

面接で自分の強みを質問された時、どこまで自分を売り込めばよいのか、とても答えに悩む瞬間です。自分のことを高く評価しすぎても、面接官にあまりよい印象を与えることはできません。

しかしライバルに負けないよう、有利にアピールするためには、自分の長所や強みは的確に面接官に知ってもらいたい部分です。そこで今回は、面接で自分の強みを質問された時の理想的な答え方についてご解説しますので、自分らしさをプラスして考えてみましょう。



面接で「自分の強み」を質問する意図は何か?

面接で自分の強みを質問されたとき・印象に残る答え方について志望理由や退職理由など、よくある面接での質問。さらに回答を準備しておきたいのは「自分の強み」です。積極的に自分を売り込む欧米社会とは異なり、日本文化は控えめでいることがよいとされていますが、企業はどのような意図で自分の強みを質問してくるのでしょうか。

 

自己認知力を知りたいため

ビジネスパーソンに欠かせないのは、仕事の経験値やスキルだけではなく、自分をどう活かして社会に貢献できるか、「自己認知力」も仕事ができる人に求められています。

面接で自分の強みを質問する意図は、きちんと自分自身を把握しているかどうかを知りたいため。短所や弱みは比較的見つけやすいのですが、強みとなると自己判断が難しいですよね。

しかし自分をあらゆる角度から認知している人は自信があり、さらに創造力も豊か。リーダーとして強い人間関係を職場で築けるスキルがありますので、採用後の行動力を判断材料にするため、強みを質問されることがあります。

 

客観視ができるかどうかを知るため

面接で自分の強みを質問されるのは、自分自身を含めて物ごとを客観視できるかどうか、企業が判断したいためです。常に自分の視線だけで判断する人は、自己中心的で企業のような団体組織で他者と譲り合い生活はできません。

あらゆる情報が交差する今の時代、客観的な視点を持つことは、その人のスキルともいえるでしょう。自分の強みや長所を裏づけるためには、他者からどう見られているか、客観的に自分を知ることが必要です。その視点は仕事でもメリットになるため、面接で質問される項目となっていますね。

 

社風に合うかどうかを判断するため

企業ごとの特色や雰囲気は、提供する商品やサービスにも影響を与えますので、社会貢献する企業のほうが好感度は高くなります。面接で自分の強みを質問するのは、このような会社ごとのカラーに合うかどうかを知りたいため。

たとえばグローバルに展開している会社なら、好奇心旺盛で積極的に行動する人は、企業にとっても強みになります。また職場の雰囲気に合うかどうかも、強みを質問する理由。人間関係が上手くいかないとストレスになり、仕事もスムーズには進みません。

 

配属先を決める材料にしたいため

面接で自分の強みを質問するのは、採用後にどの部署に配属するかの判断材料にしたいため。営業職を希望している応募者だとしても、数字に強く経理で採用したいということもあるかもしれません。

強みは自分の価値をさらに引き出す原動力になり、さらに企業にとっても将来的な財産につながります。あらゆる可能性を残したほうが、内定される確率は高くなるといえるでしょう。

また募集している職種や部署に合うかどうかも、短所や長所で企業側がイメージしやすくなります。

 

面接でインパクトを残す答え方とは?

面接で自分の強みを質問されたとき・印象に残る答え方について面接で自分の強みを質問された場合、アピールしすぎやアピール不足、どちらも困りますよね。大切なのは、面接官の印象に残るように答えることで、次のポイントを意識して面接に臨んでください。

 

強みと弱みを一緒に説明する

自分の強みを質問する理由で、最も企業が知りたいことは自己認知力や自己分析力です。答えの正解や不正解よりも、どのように答えるかがポイントになります。

長所としてよく挙げられるのは「責任感」の強さ。「私は人一倍責任感が強いことが強みです」と答えると、とても過大評価しているように聞こえるかもしれません。

チームワークを乱さないためにも、強みを伝えたら必ずそれに対しての弱みも説明すること。「責任感が強すぎて、ストレスを抱えることも稀にあります」と、バランスよく自分を把握しているとアピールしてみましょう。

 

簡潔に答える

自分の強みとは自信が持てる部分で、面接では自分を有利に見せるチャンスになります。しかし自分を売り込むのが苦手な人は、中途半端で遠慮がちになり、ダラダラと説明するケースもあるでしょう。

それでは自信がなく見られますので、質問されたら「私の強みは粘り強いことです」など、簡潔な答えを述べてください。「友達から昔言われたり、自分でもすごいなと感じたりすることがあるのですが…」と前置きが長すぎる答え方は、情報のまとめ方が上手くないと思われる可能性もあります。

 

エピソードをつけ加える

面接で自分の強みを質問されたら、答えの裏づけになるエピソードも簡単に説明しておきましょう。たとえば「私の強みはリーダーシップがあることです」という答えの後には、「学生時代に野球部でキャプテンを務めていた時にリーダーシップを学びました」「前職で新人研修時のリーダーに任命されたことがあります」など、強みに関する体験談があると、面接官は具体的にイメージしやすくなります。

 

応募職と関連づける

面接での受け答えは、最終的に内定をもらうためのものなので、有利になるような答え方が大切です。面接で自分の強みを答える時は、応募した職種に関連づけて、自分の長所や強みが発揮できることをアピールしてみましょう。

たとえば明るい性格で、誰とでも円滑にコミュニケーションがとれることが強みの人は「初対面の人ともすぐ打ち解ける明るい性格なので、営業職に向く性格だと認識しております」など、応募職種を意識した答えを考えておくのも大切ですね。

 

企業が好むタイプの人とは?

面接で自分の強みを質問されたとき・印象に残る答え方について色々な職種や職場がありますので、自分の強みがどこでも活かせるわけではありません。自分の魅力を発揮できる場所かどうかは、応募した段階ですでにリサーチしているはずですが、次のような強みはどの企業にも共通して好まれる部分です。

 

積極性のある人

企業が最も求める強みとは積極性です。どのような業界や職種でも、自分の仕事を前向きに捉えて、わからないことは誰かにすぐ質問したり、手の空いた時間に周囲の人を手伝ったりするなど、職場の雰囲気を変えてくれる存在が求められます。

与えられたことだけを確実にこなすよりも、積極的にできることを探す人のほうがチャンスは広がるでしょう。

 

柔軟性のある人

自分の価値観を押しつけるタイプだと、職場の人間関係は上手くいきません。仕事面も同じく、気に入らない手順がある作業を自己流に変えるなど、固執しやすい人は付き合いにくいですよね。

企業が求める人は柔軟性があり、どのような環境や状況でもすっと溶け込める人。常に新しいものが取り込まれる企業なら尚更、柔軟性は仕事のスキルとして評価してくれるはずです。

 

視野が広い人

事務職でも、どのように商品を販売したらもっと注目されるかなど、あらゆる視点で物ごとを考えられる人は企業でも評価されます。チームの一員として仕事をするには全体像を見ないと、自分の作業の意味がわかりません。

視野が広い強みは、企業でも提案や改善に努めることができるため、新たな作業手段が見つかることもあるでしょう。

 

まとめ

自分の強みを面接で質問された時は、自分の好きなことや得意分野を考えてください。誰にでも長所と短所はありますので、企業が求める人物をイメージして答えを準備しておきましょう。



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