気分屋の心理を理解する方法・他人の感情に振り回されない付き合い方のコツ

気分屋の心理を理解する方法・他人の感情に振り回されない付き合い方のコツ

気分屋な人とは、心理的な部分を考慮すると、難しい人付き合いも少しは楽になるかもしれません。相手の顔色を見ながら会話をしたり行動したりするのは、日常生活の中でとても苦痛ですよね。

しかし世の中には自覚していない気分屋も多く、接し方がわからず困ることもあります。では早速ですが、他人の感情に振り回されないために、気分屋の心理背景を理解する方法をご解説していきましょう。



気分屋の心理とは?

気分屋の心理を理解する方法・他人の感情に振り回されない付き合い方のコツさっきまで笑っていたのに急に不機嫌になる人。今どのような気持ちなのか、いつも周囲が敏感になってしまうタイプは、心理的に次のような要因があります。

 

集中しやすいタイプ

気分屋の人は、心理的に好きなことにはとても夢中になり集中力がありますので、嫌なこととの違いがはっきりしています。集中力を発揮させるのは興味があることだけ。

たとえば車が好きな人は、徹底的に車種を調べて買いたいものを選びますが、興味のない洋服などに対してはどうでもよくなってしまいます。

気になることへの集中力は人一倍ありますので、上手に活用できれば高い評価も可能なタイプ。しかし短期的な集中力なため、些細なことでつまずいてしまうでしょう。

 

決断力がない

気分屋の心理は、物ごとを自分で決定するのが苦手で、そのためすぐに気分が変わってしまいます。なんでも勢いやノリで物ごとを進める傾向にありますので、決断力があるようにも見えますが、それが維持できないことがデメリット。

結果的に選んだものが嫌になり、優柔不断な人にも見られています。決断力とはその場だけでなく、決めたことを最後までやり通すところまでがワンセット。気分屋の人は、一度決めたことを覆すことに抵抗は感じないようです。

 

ネガティブ思考になりやすい

気分屋の心理はネガティブなことに意識を集中させやすいため、考え方も卑屈になる特徴があります。気分屋とは気分が変わりやすい人のことで、言動に一貫性がないので周囲と足並みを揃えるのが大変。

約束ごともその時の気分で急にキャンセルするなど、自分の「気分」を優先しています。とくにネガティブな感情を周囲に知らせたい願望が強いため、楽しい場面でもつまらないことを言うなど、理由がなかなか理解されません。

 

気持ちの落差が激しい

悲しい、楽しいといった気持ちは、人間なら変化するのが当たり前ですが、周囲と上手く付き合うためにはどこまで感情をアピールするべきか考えたいですね。

気分屋は心理的に自分の気持ちをコントロールするのが嫌いで、感情の落差がとても激しいことが特徴。上手く気持ちを隠せないので、あまりにも違いがありすぎて、周囲としてはどうすればよいのか苦戦しています。

 

かまってもらいたい

気分屋の人は、心理的にもっとかまってもらいたい願望が強いため、相手の気を引くために怒ったり笑ったり、あらゆる感情をアピールします。

悪意があってやっているわけではないのに、周囲が冷たい対応をしてくると不安になってしまいます。するとさらに感情を処理しきれずに、その時に感じたままの気持ちをアピール。周囲を巻き込むだけでなく、自分自身も振り回してしまうことがあるのです。

 

気分屋になる原因とは?

気分屋の心理を理解する方法・他人の感情に振り回されない付き合い方のコツ気分屋の人は心理的な理由や背景があり、考え方や価値観など、独自の要素も含まれています。しかし誰でも感情の抑制ができず、コロッと意見を変えてしまう場面がありますよね。他人に負担をかけず付き合うためにも、気分屋にならないよう原因を理解してみましょう。

 

人を信頼できない

過去に辛い体験をしていると、自分の居場所を確保するために気分を変えやすくなります。信じていた友人に裏切られたり、親から充分愛されず育ったりすると、自分を守る機能が働き、感情表現が一定しなくなるでしょう。

人を信頼できず、人付き合いに苦手意識がありますので、どう対処すればよいのかわからないまま感情を優先している状態。しかしそれが逆効果になり、距離を置いた関係しか築けないこともあるでしょう。

 

身体的な負担がある

気分屋とは自分自身と冷静に向き合っていない人で、コントロールできない状態です。その原因としてよくあるのが、体調が悪いなど身体的な理由によるもの。

心身共に健康な状態なら、感情表現も安定しています。逆に具合が悪い時はネガティブになりやすく、イライラして関係のない人に当たってしまうことも。

気分屋はそんな一時的な要因もありますので、調子が悪いなと思った時は他人への接し方を慎重に判断してみましょう。

 

人間関係が負担になっている

気分屋は他人の言葉にとても敏感な人が多く、何気ない場面でも大げさに反応することがよくあります。人間関係が上手くいかない時は尚更、人の態度や言葉に敏感になっているため、自分の感情の波に気づかないのです。

他人からどう思われるか気にしていることも気分屋になる原因。その場に合わせて自分が有利になるよう考えているので、感情もコロコロ変わりやすいのです。

 

付き合い方がわからない

交友関係が狭いと、あらゆるタイプの人に慣れていないため、気分をどう表現すればよいのかわからなくなります。初対面の人と仲良くなるのも時間がかかるため、自分を早く知ってもらうために間違った感情表現をしてしまうこともあるでしょう。

積極的に近づく姿勢は好意的なのですが、場違いな発言や自己中心的な行動も目立ち、結果的によい付き合い方ができないのです。

 

他人の感情に振り回されない付き合い方とは?

気分屋の心理を理解する方法・他人の感情に振り回されない付き合い方のコツ気分屋の人は心理的な意味を考えると、誤解せずに相手の気持ちに寄り添った付き合い方が可能になります。しかし他人の感情は、時にはとても激しく理解しがたい場面もありますので、そんな時に周囲に流されないで付き合う方法をご説明しましょう。

 

機嫌が悪い時は放置しよう

気分屋の人が楽しくしている間はとても付き合いやすく、その場の雰囲気も盛り上がりますが、急に不機嫌になり黙ってしまうとどうするべきか困りますよね。

気分屋が急に態度を変えるのは「気分屋」だから。それ以上の理由や原因を追究するのは、自分にとってストレスになってしまうでしょう。

「どうかしたの?」と毎回相手の顔色を窺って接するのは、あまりよい関係ではありません。もし不機嫌になったら、そのまま放置するようにしましょう。

いつまで経っても態度を変えない時は、しばらく距離を置いて相手が冷静になるまで待つことも方法です。

 

相手を変えようと思わない

感情的な人や気分屋の人は、無理に相手を正そうとすることは避けましょう。付き合いやすいように他人を変えることは、たとえ相手が柔軟なタイプだとしてもよい結果にはならないかもしれません。

期待を裏切られると、ネガティブな感情を相手に抱き、がっかりした態度が伝わります。すると気分屋な人は過剰な反応をするため、お互いに不安になってしまうでしょう。

気分屋だから仕方ないと、半ば諦めて対処すると、精神的な負担は減る可能性があります。

 

はっきり相手に伝える

今後も長く付き合う必要がある人なら、きちんとお互いに向き合って話し合う場を設けることも方法です。気分屋は他人から「気分屋だ」と言われると機嫌を悪くする傾向がありますので、言い方を優しくするよう意識して、コミュニケーションをもっと豊かにするようルール作りをすること。

楽しいはずなのに急に怒る場面などは、言葉できちんと説明してもらうよう相手にお願いしてください。

 

まとめ

気分屋の心理は、正しく自分を知ってもらいたい気持ちが上手く伝えられないことが関係しているのでしょう。まず相手の立場になることが、気分を上手く示すコツになると考えられます。



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