企画職に必要な資格はなに?未経験でも転職は可能か?

企画職に必要な資格はなに?未経験でも転職は可能か?

企画職へ転職を考える人の中には、資格取得について気になっている人もいるかもしれません。転職をする際に資格はとても有利になりますので、計画的に資格取得に向けて勉強し、転職活動を考えなければならないもの。

とても人気がある企画職ですが、必要な資格はあるのか、また未経験者のアピール方法についてご紹介しましょう。



企画職に有利な資格について

企画職に必要な資格はなに?未経験でも転職は可能か?企画職の主な仕事内容や、活かせる資格についてご説明します。華やかなイメージで、とても人気がある職種のひとつ。有利に転職活動できるよう、資格取得を考えるチャンスにしていきましょう。

 

企画職の主な仕事

企画職は企画を立案する仕事で、主に商品企画、広告企画、営業企画などがあります。自社製品やサービスを向上させるため、市場や消費者のニーズをリサーチし、目標達成のためにアイデアを出します。

商品企画の場合は新商品を企画したり、既存商品の改善や改良を行ったりする仕事。営業企画なら販促ツールを使用して、営業戦略の立案をします。

また商品の認知度をアップさせたり、サービスの販売促進を行ったりする広告や宣伝企画も。マーケティング活動がメインになりますので、企業の中には外部のコンサルティング会社やマーケティング会社に依頼をすることもあります。

 

TOEIC

英語力の実用力を評価する認定試験で、外資系の会社だけでなく最近はあらゆる業界で英語力は求められていますので、企画職にも有利です。

この試験はリーディングとリスニング試験があり、結果は10~990点のスコア。高いスコアなら、外資系企業の企画職に応募しやすくなりますし、就職後に海外出張などを任されるポジションにつくこともあるかもしれません。

スコアは700点、もしくは800点以上あると、企画職もあらゆる業界が選択できるでしょう。

 

販路コーディネータ

社団法人日本販路コーディネータ協会が認定する資格で、マーケティングの実践や理論が身につきます。この資格を取得すると商品開発から改良、販促までコンサルティングを任されるようになるでしょう。

またこの資格はとても柔軟性が高いため、あらゆる規模の企業や地方行政、業種に対応できるのがメリット。近年コンサルタント機能を持つ販路コーディネータが必要になるケースも増えていますので、企業内のアドバイザーとして将来活躍できるはずです。

 

商品プランナー資格

日本商品開発士会が認定する資格で、試験を受けて資格取得する方法と、研修により取得することが可能です。この資格は、商品企画を広めて改善するための知識を身につけるのが目的。

新商品の企画をする際には、この資格があると有利になるでしょう。商品企画の仕事は、とくに必須となる資格はありません。

創造力や感性などが重要視されていますが、商品プランナーの資格があれば、将来的にも仕事の選択肢が増えます。この資格は学歴や年齢に関係なく取得できますので、学生時代に取得も可能です。

 

商品開発コーディネータ

この資格も日本商品開発士会が認定するもので、「商品企画10のステップ」をマスターした人が、さらにブラッシュアップするために取得する資格といわれています。

顧客のメリットを想定してヒアリングし、自社のメリットを導くこと。組織の大きな課題、目標、貢献意欲、コミュニケーションの3つを土台にして、商品の開発や市場のリサーチを行います。

商品開発コーディネータの仕事は、プロデューサー的な立場になりプランニング作業や予測に基づいたコンサルティング、現場ではスキルを発揮してプロジェクトをリードする役目を担います。

 

ビジネス・キャリア検定

中央職業能力開発協会が実施する検定です。1~3級までの区分があり、主に企画マーケティングに関する知識が求められる内容になります。

3級は合格率も高く人気がありますが、専門的な部署に就きたい場合は2級以上を取得しておくと有利。実務経験を積みながら、資格取得を目指すこともできますので、プランを立てて準備するのが可能です。

この検定は8分野43試験から、自分の職種に合わせた検定を受けることができます。受験者数は50万人を超える実績のある試験。

等級のイメージとしては、部長やディレクターを目指す人は1級、課長やマネージャーなら2級、係長やリーダーは3級が目安とされています。どの級からでも受験ができますので、実務歴がある人にとって有利になりますね。

 

未経験で企画職に就くことはできるか

企画職に必要な資格はなに?未経験でも転職は可能か?転職して企画職に就くために、資格取得はとても有利になると考えられますが、何よりも経験や実績はとても大切です。では企画職の仕事は未経験でもできるのか、転職の際に知っておきたいポイントをご紹介しましょう。

 

資格は不要

企画職に必要な資格は多種多様なので、イメージしていたよりも多くて驚く人もいるでしょう。そもそも企画職への転職は、資格がなくても可能です。

もちろん自己のキャリアアップのために取得するのは大切ですが、資格取得だけにこだわらず、転職活動を有利に進める点も忘れてはいけません。

資格があれば必ず転職が成功するとも限りませんので、採用側が納得できるようアピールするのがコツです。

 

資格取得にこだわりすぎない

企画職は資格取得すれば、自信を持って転職活動ができます。とくに未経験者の場合は、資格がアピールポイントになりますので、かなり集中して勉強する人もいるでしょう。

未経験で企画職を狙う人に知ってほしいのは、資格や経験はあくまでも企業にとって判断材料のひとつに過ぎないということ。

資格があるからといって油断はできませんし、転職はあらゆる角度から判断されますので、資格取得以外にもできることを考えてみましょう。

 

企画職に向いている人

企画職で有利になる資格は色々とありますが、大切なのは自己分析して、自分が企画職に向いているかどうか考えること。そもそも企画職とは、アイデアやプランを経営層や多くの関係者に伝えるスキルが必要になりますので、ポイントをおさえたプレゼン力が求められます。

あらゆるシチュエーションに合わせて、適切なコミュニケーションができるか。またトレンドや業種、業界の動向などあらゆる物ごとに興味を持てる人がよいですね。

そして企画職は、長いプロジェクトを任されるケースもありますので、安定したモチベーションで仕事に取り組む意識も必要とされます。

 

企業が求める人材を理解しておく

企画職は資格やスキル、実績など現場での経験が転職でも活かされる仕事です。社会人としての経験を含めて即戦力になる人材だと、かなり重宝される傾向があります。

しかし中には、企画職でも未経験者を求める企業もありますので、その場合はどのような人材を必要としているか確認しておきましょう。

企業によっては、違う業界から転向する人材の経験を欲しがることもよくあります。未経験者を進んで採用するのは、今後マーケティングのスキルを育成したい企業の期待感がわかりますね。

その際に有利になるものは資格。事前に勉強した意欲は、転職活動でよい印象を与えるはずです。

 

転職エージェントに相談しよう

企画職へ転職を考える場合は、資格取得はメリットになります。それだけでなく自分の経験やスキルを強みにして企画職を狙うには、豊富な求人情報とプロのサポートがあると安心ですね。

企画職の仕事は資格は不要なので、未経験で異業種から挑戦する人も多く存在します。そのためには、転職エージェントの充実したアドバイスが役に立つでしょう。

 

まとめ

企画職に有利な資格は、ビジネスパーソンとしての基礎をはじめ、豊かな発想力など違う業種の人でも身につけられるコミュニケーションスキルが必要ですね。どのような資格が自分に向いているか、早速リサーチしてみましょう。



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