転職を繰り返す心理になるのはなぜ?その本音に迫る!

転職を繰り返す心理になるのはなぜ?その本音に迫る!

転職を何度も繰り返す心理になるのは、どうしてなのでしょうか。能力が高い人のなかには転職することで、わらしべ長者のようにステップアップして成功している人もいるでしょう。

大多数の割合で周りの人から見ると、だらしない、落ち着いていないなどといった、マイナスな印象を持たれる場合が多いのです。

転職を繰り返す人にも、人それぞれ様々な心理があります。転職を繰り返してしまう心理、その本音に迫ってみましょう。

 

理想を求め過ぎる

転職を繰り返す心理になるのはなぜ?その本音に迫る!仕事に対して理想を求め過ぎていて、転職を繰り返してしまうケースがあります。理想を抱いてそれを目標にし、努力をするのはとても大事なことでしょう。

しかし過度に理想を追い求める人は目移ししてしまい、一つのことに集中できず、転職を繰り返すという場合もあるのです。

 

他の仕事の方がよく見えてしまう

今の仕事よりも他の仕事の方がよく見えてしまうという心理が働き、転職を繰り返す人がいます。仕事に慣れてくると、少しずつ会社の欠点や仕事への不満などが、分かるようにもなってきます。

残業が多いなどの長時間勤務、有給などの休みが取りづらい、給料やボーナスが思ったより少ない、仕事内容への不満といった様々なことが、理想とは程遠いと感じるのです。

「隣の芝生は青く見える」というように、自社の欠点が気になると、他の会社のイメージなどから好印象を抱いてしまいがちです。

自分の理想に近い100点満点の会社や仕事は、そうそう無いと言っても過言ではないでしょう。自社の良いところにも、目を向けるのが大切です。

 

多くの仕事を経験して天職を見つけたい

若いうちはいろいろな仕事を経験して、本当に自分がやりたい仕事、自分に合った仕事を探したいと、転職を繰り返す人もいます。

理想とする天職に巡り合いたいと考えている間は、一つの仕事に落ち着くことはなかなか難しいでしょう。何をやりたいのか、明確な目標が定まっていないからです。

もっといい仕事があるかもしれないと、転職を繰り返してしまうのです。天職ではなく、適職を探すようにしましょう。ある程度自分に合った仕事と思ったら、しはらくその仕事に腰を据えて打ち込み、努力してみることです。

仕事に慣れ、経験を積んで実績が出せるようになると、次第に適職と感じられるようになります。

 

転職でレベルアップできると思っている

転職していろいろな仕事を経験することによって、様々な知識が身につき自分がレベルアップしているように思えている場合もあります。

短期間で転職を繰り返しているケースでは、それぞれの仕事を少しずつかじっただけにすぎず、レベルアップとは言えません。

薄く広い知識や経験は身につくかもしれませんが、深い知識とまではいかないでしょう。仕事をある程度極めて、その仕事のノウハウを活かせる仕事に転職するというケースであれば、スキルアップやステップアップなどのレベルアップになります。しかしこの場合は、何度も転職を繰り返すというケースはとても稀なのです。

 

忍耐力に欠ける

転職を繰り返す心理になるのはなぜ?その本音に迫る!忍耐力に欠けている人は、転職を繰り返してしまう場合があります。折角就職できたのに、もう会社を辞めてしまったという人が、身近でも見聞きすることがあるのではないでしょうか。

飽きっぽい、忍耐力に欠けているといったケースも多いのです。では、どのような点で忍耐力に欠けているのでしょう。

 

環境に馴染めないと思ってしまう

環境にすぐ馴染めないと思うと、自分には合わないと諦めてしまい、転職を繰り返す場合があります。新しい環境に馴染むのが得意な人と、あまり得意ではない苦手な方という人が当然います。

一言で環境といっても様々です。上司や同僚などの人間関係、人付き合いの環境、社風や職場の雰囲気といった環境、仕事内容や職種の労働環境などです。

3K職場(きつい・汚い・危険)と従来はよく言いましたが、最近では新3K職場(きつい・帰れない・厳しい・給料が安い・格好悪い・休暇が少ない・結婚できないなどから3つ、職種によってバリエーションも)ということもあります。

忍耐力を持ってしばらく我慢をしていると、次第に環境に馴染んでくるケースもあるのです。

 

挫折や苦難を避けたい

仕事において挫折や苦難を乗り越えることを諦めて、避けたいという心理から転職を繰り返してしまう場合もあります。

人生にも仕事にも、挫折や苦難は付き物です。できることであれば、挫折や苦難から関係ない生活を送っていきたいと考えるのは普通のことです。

人によって大小様々ですが、挫折や苦難に直面するでしょう。仕事において間違えたり忘れたり、何らかのミスをしてしまうケースもあると考えられます。

目標が思うように達成できずに、挫折感を覚える場合もあるかもしれません。同じ失敗を繰り返さないように、これから改善していけばよいのです。問題が解決できなければ周りに相談して、個人で抱え込まないようにするのが大切です。

 

責任を持った仕事を避けたい

転職を繰り返す人には、仕事上の責任やプレッシャーを避けたいという場合もあります。新人だから、見習い期間中だから、経験が浅いからなどといった、まだ一人前ではないときには、先輩や上司が責任をカバーしてくれて気楽に働けるでしょう。

しかし一人前として独り立ちをする段階になると、目標達成などのノルマや責任といったプレッシャーに苦しくなる人もいます。

能力に見合わない過度なノルマや責任を課される場合は、上司や会社に問題がありますが、アルバイト気分でいつまでもいられては、正社員として会社も困ります。

少しずつステップアップして、責任やプレッシャーをやりがいと思えるとよいですね。

 

焦りが強い

転職を繰り返す心理になるのはなぜ?その本音に迫る!仕事に対して、そして就職に対して焦りが強いという心理状態の場合は、転職を何度もしてしまうケースがあります。とりあえず次の仕事に就きたい、手っ取り早く収入を得たいがために仕事を選んでしまうと長続きしないで、転職を繰り返してしまうのです。

 

仕事をイメージだけで選んでいる

仕事をイメージやネームバリューだけで選んでしまうと、思っていたイメージと違ったり、こんな仕事内容をするはずではなかったといったギャップが大きかったりして、また転職をしたいと考えてしまいます。

どのような仕事がしたいのかを明確にし、会社選びの条件を整理するのも必要です。会社や業界・仕事内容など、焦らずにしっかりと調査をして、自分の条件に合っているのかを判断しましょう。

 

転職探しは自己流でよいと思っている

転職探しは自分の考えだけで選んだらよいと思っていると、実際は自分に合わないで転職を繰り返す場合もあります。

転職エージェントに登録することをおすすめします。転職のプロに自己分析をしてもらったり、自分のこれまでの経験や能力を考慮してもらったりした上で、適した会社をマッチングしてもらえます。

自己流で転職探しをするよりも、自分に合った仕事に出会える確率は高いのです。

 

転職を繰り返してもいつかは適職に

転職を繰り返す心理になるのは、他にも理由があります。転職を繰り返すことにより、必ずしもマイナスになってしまうとは限りません。

転職により、最も自分に合う場所を見つけることもできるでしょう。早い時期に適職が見つかるように、転職エージェントなどの手段を使うのも重要です。

ある程度の期間、同じ場所で努力をして辛抱する必要もありますが、早い段階で見切りをつける勇気も求められるのです。

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