SPIの目的を理解しよう!やっておきたい対策について

SPIの目的を理解しよう!やっておきたい対策について

SPIの目的や対策について、徹底的にご解説していきましょう。就職活動を進める間に、色々な試験を受けることがあるはずですが、SPIもそのひとつ。

受ける可能性が高いテストとして、事前の準備が必要です。ではSPIの目的や内容、さらに就活に有利になる事前対策について見ていきましょう。



SPIの目的や内容について

SPIの目的を理解しよう!やっておきたい対策についてSPIという言葉はよく聞くけれど、何かよくわからないという悩みを持っている人は多いはず。そこでまずは対策の前に、しっかりと内容と目的を理解しておきましょう。

 

SPIとは何か

SPIは「Synthetic Personality Inventory」の略で、リクルートキャリア社により開発された総合適性検査です。個人の人柄や適性を診断して、どのような組織に馴染むか知るためのテスト。

人材を採用する際に企業が行いますが、近年徐々に導入する企業は増えています。採用活動で企業が行うことはまず面接で、ほぼ100%に近い率で実施されています。

続いて適性検査や筆記試験もよく行われており、さらに書類選考も8割近く実施されているのです。このように応募者を判断する手段として、適性検査を導入する企業はとても多いことがわかります。

 

SPIの目的について

SPIの目的は企業ごとによって異なりますが、あくまでも所属を決める際の参考にするだけの場合や、得点により採用を判断することもあります。

SPIの目的は、主に応募者をもっと理解するための参考情報にするため。さらに配属先を決定する情報にしたり、実際に勤務する配属先の上司へ理解してもらうための情報にしたりするケースもあります。

一般的な書類選考や面接だけではわからない人柄。採用した後、もっと才能が引き出せるように適性を知ることは、企業の戦力としても考えるべきところなのでしょう。

 

SPIテストの種類について

SPIの目的を理解しよう!やっておきたい対策についてSPIは目的に合わせて大きく分けると、「能力テスト」と「性格検査」の2つがあり、さらに能力テストも4種類に分けてあります。このため合計で5つのカテゴリーから、企業は2~3つを組み合わせて検査を実施します。

 

能力テストについて

能力テストはさらに言語・非言語・英語・構造把握の4つに分けられ、試験は筆記となります。簡単にいうと言語分野は国語、非言語分野は数学のようなもの。

複雑な入試問題のようなものではありませんが問題数が多いため、時間切れになる人も多いので注意が必要です。たとえば言語分野なら、言葉の意味や話の要旨をきちんと理解できるかどうかを調べる問題。非言語分野は、論理的思考力を知るための問題になります。

 

性格検査について

仕事をするうえで、個人の性格はとても重要な判断材料になります。SPIの目的も日頃の考え方や行動を知るために、性格検査の質問でどのような答えを出すか、思考パターンや性格を知るために活用されているでしょう。

 

SPIの実施方法について

SPIの目的を理解しよう!やっておきたい対策についてSPIははっきりとした合格ラインがあるテストではありませんので、求める能力のレベルは企業ごとに異なります。3割程度でも合格する企業、もしくは9割程度の高得点を必要とする企業もあるでしょう。

大企業のように応募者が多い場合は、1次選考の足切りでSPIの合格ラインを高く設定することもあります。ではどのように検査を受けるか、実施方法の種類について見ていきましょう。

 

就職活動の初期に行う

SPIは就職活動の初期に行う傾向があり、夏インターン選考時期、冬インターン選考時期、さらに3月~6月の本選考で実施されています。

面接だけで人柄を判断するのは難しいことから、SPIは応募者と採用側がお互いに納得できる採用支援ツールといえるでしょう。企業が導入する適性検査の種類はいくつかありますが、SPIは妥当性や信頼性が高いため、近年企業に採用されることが多くなっています。

 

テストの4つの実施方法

企業の中には、適正検査の結果をもとに面接をしたいという場合もあるでしょう。そのため受験方法は、応募する企業によって違います。

主に4つの方法があり、テストセンターでパソコンで受験する方法は、都合のよい日程や会場を自分で予約して受験が可能。webテストはネット接続環境があれば、自宅からも受験できる便利な方法です。

もしくはマークシートで応募先の企業で受験する場合、応募先の企業でパソコンで受験する方法があります。

 

SPIの対策ポイント

SPIの目的を理解しよう!やっておきたい対策についてSPIの合格ラインは企業ごとに違いますが、苦手な人は事前にしっかりと対策を行っておきましょう。SPIの勉強方法で困っている場合は、次のポイントを意識して事前の準備をしてくださいね。

 

形式に慣れておく

適性検査とはいえ、基準に満たないと採用されない可能性があります。能力検査や性格検査は、勉強しても得点が飛躍的に伸びるものではありません。

しかし自分の実力を出すためには、テスト形式に慣れておくとよいでしょう。マークシート、パソコンなど4つのタイプがあり、そのうちどの形式になるかわかりませんので、どれも一通り練習しておきましょう。応募先の企業に知り合いのOBがいる場合は、情報を収集しておくのもオススメです。

 

国語対策

SPIの言語分野は短文の意味を理解したり、言葉の正確な用法を調べたりする問題がメインです。普段から使う日本語の試験なので、全く正解できないわけではありませんが、用法や語句の意味はいざとなると本来の使い方がわからないケースも。

普段から小説や新聞などの活字に慣れておくと、気になる単語も自然と意味を調べる習慣がつくでしょう。

 

英語対策

SPIを実施する企業の中には、英語分野を行うところも少なくありません。しかし英語対策はどこまでやればよいのか、範囲が広すぎて対処しにくいという人もいるでしょう。

その場合は、TOEICで勉強することをオススメします。ビジネスでも使う英語が多く、SPIと重なる傾向もありますので、難関のTOEICに最初に慣れておけばSPIが簡単に思えるかもしれません。

また英語力は、採用後の配属先を決定する際にも有利になるケースがあります。SPIの準備をする際に、英語力も忘れずに強化しておきましょう。

 

過去問で勉強する

書籍でも多く販売されているSPIの対策問題集は、効率的に勉強したい人にオススメです。過去問はネットで公開されていることもあるため、実践に向けて緊張感も湧いてくるでしょう。

また模試を受けることもできますので、就職サポート機関が開催するテストを、積極的に受験するのもメリットがあるはずです。

 

アプリで勉強する

電車で移動する間、バイトの休憩中など、手が空いたわずかな時間に活用できるのが無料のアプリです。SPI勉強用のアプリはいくつもリリースされていますので、気軽に勉強したい時にもよいかもしれません。

本を読むのが苦手な人は、スマホやタブレットでゲーム感覚で勉強すると、さらに身につきやすい可能性があります。

 

問題の特徴を知る

SPIの問題は、2つの特徴があります。ひとつ目は問題ごとに時間制限があることで、時間切れになりやすいわからない問題があれば、次へと進むように意識しましょう。

もうひとつの特徴は、受験する人によって出題内容が変わること。正答率が低いとより難易度が高く、配点が高い問題が出される傾向もあります。

 

自分に合う対策方法を選ぶ

SPI対策をスマホのアプリだけで行う人や、模試を受ける人など勉強方法は違うでしょう。得点をアップするためには、自分がやりやすい勉強方法を選ぶのが大切。

国語や数学などは事前にある程度練習はできますが、性格検査はその場で素直な回答をするのも必要です。

 

まとめ

SPIは目的を理解すると、採用後に活躍する自分の姿がイメージしやすくなるでしょう。色々な問題集や勉強方法がありますので、就職活動を開始したら同時にSPI対策もスタートしてください。



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