セラピストに転職したい人必見!仕事内容やスキルなどの基礎情報
セラピストに転職したい場合は、仕事内容や求められるスキルなどを詳しくリサーチしておきましょう。とても人気があるセラピスト。
種類はたくさんあり、若い人だけでなく40代以降からセラピストを目指す人も増えているように、あらゆる人にチャンスがあるキャリアといえますね。
そこで今回は、セラピストに転職したい人に向けて、大切な基礎情報をご紹介していきましょう。
セラピストの種類について
セラピストには種類が色々とありますので、転職する場合はどのようなジャンルに興味があるか、まずはターゲットを決めておくことをオススメします。セラピストには主に次のような種類がありますので、参考にしてみてください。
リラクゼーション
セラピストとは「療法士」や「治療士」ともいわれるように、セラピーを行う人のことです。対象になるものに合わせて、セラピストには異なる種類があります。
よく見るのが「リラクゼーション系」のセラピストで、リラックス効果を与えるためのアロマセラピーやカラーセラピーなどは、比較的よく知られていますよね。
不安を和らげ安心感を与える療法で、サロンなどもあちこちにあります。医療現場や学校などでも、セラピストが活躍する場合もあるでしょう。
医療系
医療系のセラピストは、介護施設や病院などで医療行為を行う仕事。たとえばはり師が東洋医学に基づき体の不調を改善したり、あん摩マッサージで体を押したり揉むといった手法で、痛みや不調を緩和させるセラピーです。
他にも作業を通じて人々をサポートし、社会復帰を目指す作業療法士や、運動療法で日常生活をサポートする理学療法士などもあります。
メンタル系
人の不安や迷いを軽減するセラピーを行うメンタル系のセラピストは、カウンセリングや診療心理審査定を行い、心理的な負担を軽減するサポートをします。
労働者を対象にした産業カウンセラーや、催眠状態で潜在意識に語るヒプノセラピスト、臨床心理士の資格を持った臨床心理士などがあります。
ボディ系
女性の利用者が多いセラピーとして知られているのがボディ系。痩身やフェイシャルマッサージなど、美しさを求める人に向けてセラピーを行います。
ボディ系のセラピストは他にも、カイロプラクターやリフレクソロジストなど、ツボを刺激して体の不調を軽減し、体の疲れを癒したりするようなセラピーもあります。
セラピストになる資格について
セラピストに転職したいけれど資格がないという人も、今から準備できることはたくさんあります。ではセラピストになるために必要な資格についてご説明しましょう。
必要な国家資格について
セラピストになるために国家資格が必要なのは、「あん摩マッサージ指圧師」「はり・きゅう師」「理学療法士」「作業療法士」など。メンタル系のセラピストになるには「臨床心理士」「公認心理士」の資格が必要になることもあり、とても高度な専門知識が求められます。
たとえば臨床心理士は医師の指導のもとで、患者さんに精神療法を行うことが認められていますので、医療現場でも活躍できるセラピストのため、それだけ責任も大きくなるでしょう。
民間資格について
セラピストは民間資格も多くありますので、国家資格が必要なセラピストよりもハードルを下げてキャリアをスタートさせることも可能です。
民間資格には「アロマセラピスト」などがあり、国家資格よりも難易度は下がります。セラピストの中には資格が不要なものもありますが、一定レベルの基礎スキルを証明するためには資格があったほうが転職で有利になります。
民間資格も種類によって、勉強に必要な期間や求められる知識が異なりますので、自分が何をやりたいかをよく考えてみましょう。
さまざまな資格認定がある!
セラピストには種類がたくさんありますので、興味がある分野を絞って転職プランに組み込むことが可能です。日本では多くの団体がセラピスト関連の資格認定を行い、キャリアアップをサポートしています。
整体セラピスト・スパセラピスト・薬膳セラピスト・ホットストーンセラピスト・スピリチュアルセラピストなど、趣味をさらに掘り下げてセラピストに興味を持つ人も多いようです。
セラピストになる方法について
セラピストに転職するためには、専門的な知識や技術でお客様を癒してあげることが必要なので、勉強しておくべきことも色々とあります。ではセラピストになるには、どのような方法があるのかをご説明しましょう。
通信講座を受講する
通信講座は平均すると半年ほどの期間が設定され、修了すると資格が取得できるタイプなどもあります。人気があるのは、開業や転職のサポートまでしてくれる通信講座。
スクールに通う手間がなく、仕事をしながらも勉強がしやすいので、キャリアチェンジを考えている人にもオススメです。ただし通信講座だと、人を相手にマッサージなどの施術の練習がしにくい点がありますので、まずは知識を充分に習得して、実践でマスターしたい人によいでしょう。
大学で専攻する
大学に通い、国家資格の取得に向けて心理学などを専攻すると、キャリア選択の幅がぐんと広がります。勉強しながら自分に合う職業を考えられるため、長期的に計画できる余裕がある人にはオススメです。
セラピストによっては、大学卒が必須条件になっているものがありますので、必要な科目を修了しておくことが必要。医療系の現場で活躍したい人は、大学への進学も検討してみましょう。
専門学校に通う
なりたいセラピストをターゲットに勉強したい場合は、専門学校がオススメです。たとえば女性に人気があるエステサロンが運営するスクールやアート系のセラピスト養成など、具体的な目的がある人にはとてもよい勉強の場になります。
専門学校はコースが色々と用意されていますので、社会人なら土日だけのコースなどもよいでしょう。幅広く知識をつけるよりも、特定の専門性を磨きたい人にオススメです。
未経験OKのサロンに勤務する
自分で勉強しながら実践でスキルを身につけるなら、未経験でも採用してくれるサロンに就職することも方法です。このような場所では、新人の教育システムが整っていますので、スキルや知識がなくても勤務が可能。
プロのセラピストから多くを学べて、即戦力にもなり得ます。ただし現場以外では、通信講座などで勉強しなければならないこともありますので、計画的に働きながら勉強できる人にオススメです。
セラピストの年収や働き方について
セラピストはあらゆる場所で活躍していますので、セラピーの内容や勤務場所により年収が異なります。基本的な給料や働き方について、知っておきたいポイントをご説明しましょう。
平均的な年収
セラピストの年収は、280~350万円が多くなっています。未経験の新人の場合は、月給の手取りが15万円前後になる場合もあり、お店の売り上げや成果も収入に影響を与える場合もあるでしょう。
アルバイトなら時給は1,000円~2,000円、派遣社員の場合は時給1,300円~2,500円と幅があります。
福利厚生について
セラピストは大手企業が運営するサロンなどに勤務すると、社会保険などの福利厚生は用意されていることも多いはず。しかし個人経営などの中小規模の場合は、施術に必要な諸経費は個人で負担させられることもあります。
セラピストは制服、セラピーで使うアロマなどの道具も必要になりますので、給与が少ない未経験者ならかなり負担になるかもしれません。
まとめ
セラピストに転職して活躍の場ができると、多くの人に感謝され、とてもやりがいを感じられるでしょう。転職エージェントでは、サロン関係の求人も多く取り扱っていますので、興味がある人はまず相談してみてはいかがでしょうか。