結婚相談所に転職したい!有利な人や転職の際に知っておきたいこと
結婚相談所へ転職するには、どのような点を意識すればよいのでしょうか。幸せな人生の門出をサポートする仕事は、とてもやりがいを感じるでしょう。
結婚相談所は大手の企業をイメージしますが、起業する人も多く個性や人柄を活かして女性が成功できるフィールドでもあります。
そのため異業種から、結婚相談所に転職を考える人も増えています。そこで今回は結婚相談所に転職したい人に向けて、知っておきたい大切なポイントについてご解説していきましょう。
結婚相談所の仕事内容について
結婚相談所のサービス内容については、なんとなくご存知の人も多いかもしれませんが、具体的な仕事や実情についてはあまり知られていないですよね。
結婚相談所でお世話になったことがある人や、人生経験を活かして働きたい人にとっては、とても興味のある仕事です。では結婚相談所に転職する際に知っておきたい、仕事内容について詳しくご説明しましょう。
一般的な仕事の流れについて
結婚相談所は、結婚を考える会員同士を紹介してお見合いをしてもらい、成婚へ導くまでが基本的な仕事の流れです。近年結婚と恋愛を割り切り、結婚相談所を利用する人が増えているといわれ、注目されている仕事といえるでしょう。
オンラインを使ったマッチングサービスも普及しているため、結婚相談所は活動の幅を広げています。男女それぞれの希望に合った人をデータをもとに紹介し、お見合いをセッティング。場合によっては、スタッフがお見合いに立ち会う場合もあります。
また結婚相談所では、お見合いを目的にしたパーティーやイベントを開催することもありますので、あらゆる形で出会いの場を提供しています。
給与について
結婚相談所の仕事は色々とありますが、花形的なポジションは結婚カウンセラーです。どのような人がお似合いか最適な相手を見つけるだけでなく、結婚への心構えなども親身になって相談に乗るのも仕事のひとつ。
カウンセラーの場合は、平均的な月給が20万~25万円と、一般事務の仕事と比較すると高めに設定されています。勤務時間は実働8時間。
結婚相談所には会員が相談に来たり、情報収集をしたりするためのサロンが各地に点在しています。勤務地は主にこのような店舗が多く、休日出勤もあります。
成果報酬のインセンティブが加算されるので、成婚実績が高い人ほど給与は高くなるでしょう。
未経験でも可能
結婚相談所に転職する際には、特別な資格や経験がなくてもOKという会社は多く存在します。その理由はカップルのサポートをするには、その人の性格や個性が重要視されるためで、人生経験が豊富な人には活躍の場が与えられます。
たとえば結婚相談所を独立開業する場合ですが、未経験からスタートしている人のほうが遥かに多いともいわれています。人のお世話が好き、幸福になってほしい、そんな気持ちが仕事に取り組む姿勢としてもよいでしょう。
結婚相談所の主な役割について
結婚相談所は大きく分けると、次の4つの仕事があります。それぞれ活かせる経験やスキルなどもありますので、結婚相談所に転職したい場合に一番有利なポジションを考えてみましょう。
オペレーター
婚活に興味を持っている人からの問い合わせや、入会申し込みについてなど、これから結婚相談所を利用する人の最初の窓口になる仕事です。
オンラインから入会申し込みするケースがとても増えていますが、カスタマーサービスの電話受付もありますので、不安を解消できるように会員の質問や疑問に丁寧に対処するスキルが求められます。
結婚カウンセラー
年々ニーズが増えている結婚カウンセラーの仕事は、結婚相談所のメインともいえる大切な仕事です。会員それぞれの理想の条件に合う人をマッチング。
コンピューターでデータを紹介するだけでなく、人同士の相性を合わせるためにもカウンセラーの存在は欠かせません。会社によってコンサルタントやコンシェルジュと呼ばれる場合もありますが、結婚全般に関する悩みや戸惑いなど、相談に乗りながら成婚に向けてサポートしていきます。
カウンセラーになるには、社内の研修を受講すればなれることが多いため、特別な資格は不要です。
営業職
結婚相談所は製造業と同じく、営業が新規会員を増やすためにあらゆる活動を行っています。結婚相談所は会員数が多いほど会社の収益にもつながりますので、営業は会社においてとても重要になるでしょう。
たとえば電話営業や新聞の折り込み広告、飛び込みセールスなど、異業種と同じく営業は負担が多い仕事です。歩合制で年収は高くなる可能性もありますので、結婚式場で勤務経験がある人、営業職を経験した人にはオススメです。
総務や人事
結婚相談所に転職したい場合、事務経験を活かすなら人事部や総務部の仕事がよいでしょう。内容はスケジュール管理、社員教育の実施、従業員の勤怠管理などが挙げられます。売上のデータ管理、営業のサポートなどもあります。
結婚相談所の転職が有利な人
結婚相談所は、未経験でも活躍できる仕事です。ただし経歴や実績によっては、転職が有利になる場合もありますので、次のポイントをまずは考えてみましょう。
コミュニケーション能力が高い人
結婚式場で働くウェディングプランナーとの違いは、結婚相談所のカウンセラーはマッチングがメインであること。そのため個々の人柄や結婚観を理解して、成功率の高いマッチングをするためにはコミュニケーション能力が求められます。
経営の知識やIT関係のスキルよりは、丁寧に人の話を聞いて会員が求めることを的確に把握する能力が必要です。またその時代のトレンドに敏感で、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるよう、情報収集できる人がオススメです。
人生経験が豊富な人
婚活中の人は年齢層の幅が広く、再婚者や子連れの人などあらゆる人生経験を持っています。そのため結婚相談所のスタッフも、相手の立場になり将来を考えられるよう、人生経験を積み重ねた人が好まれます。
会員の人に共感できるか、結婚という人生の大きなイベントをサポートする仕事なので、あらゆる経験をしている物知りな人は活躍できるでしょう。
サービス業経験者
世の中には販売業や飲食業、旅行関係などあらゆるサービス業があります。結婚相談所に転職する際は、このような業界の経験が活かされやすいので有利です。
お客様、または会員の求めることを満たすようにあらゆる心配りを行い、一歩先を考えられる人。たとえば高級ホテルに勤務した経験がある人なら、客室で快適に過ごせるよう細やかな気配りができるのは、婚活中の人にも喜んでもらえるスキルになっています。
キャリアアップについて
結婚相談所は一般的なセールスとは違い、コンサルタントの仕事があり親身な対応が求められます。成婚させたらそれで終わりでなく、結婚後のフォローも必要なので、一歩踏み込んだサービス業ともいえます。
転職で有利になるのは、キャリアアップを考えている人。結婚相談所には個人経営から大手まで、規模はさまざまです。やる気があり一流の結婚カウンセラーになりたいなど、目的が明確な人は会社にとって魅力的な存在です。
まとめ
結婚相談所へ転職したい場合は、転職エージェントを活用して自分の長所を活かせるように、アドバイスしてもらうとよいでしょう。
婚活アプリなど、手軽に出会うチャンスは近年とても増えています。しかし人と人のつながりには、柔軟な対応ができる経験豊富な結婚カウンセラーの存在は欠かせません。
また会社をさらに大きくするためにも、結婚相談所で活躍できる人は大勢いるでしょう。もし自分が結婚するとしたら…そんなシーンを考えて、サポートできる人がよいですね。