自信過剰の人の心理・仕事で成功するために必要な自信はどこまで必要か?
自信過剰なのは、心理的に他人の存在がとても気になるため。自分自身を向上させるモチベーションになる反面、過剰な欲求に支配されてストレスが溜まってしまうこともあります。
とくに仕事では成功したい意識が強く、自信過剰だとチームワークが乱れてしまう場合も。仕事で成功するためには、多少の自信は必要です。しかしどこまで自信過剰になってよいのか、今回は心理的な面から考えてみましょう。
自信過剰な人の心理について
自信過剰な人は、心理的に影響されている部分があります。どこに行っても一人は必ず出会う自信過剰な人。どう接すればよいのか困った時は、心理背景を理解しておくとわかりやすくなります。
自分に甘い
自信過剰な人の心理背景は、自分に甘いことが考えられ、嫌なことや厳しい環境などを無意識のうちに避けています。なんでもやればできると思っているので、本来の自分の力を過大評価してしまい失敗することも。
ミスをしても自分に甘いため、そこから学ぶことはあまりないのです。それよりも大切に自分自身を守り続け、有利な環境を常に探すことが特徴ですね。
実践できない性格
自信過剰な人はとても立派な考え方はあるものの、思っているだけで行動が伴わない場面もよくあります。失敗を極端に嫌がる傾向にあるのが、自信過剰な人の特徴。
心理的に不安を抱きやすいため、思ったことを実践するまでにとても時間がかかるのです。行動力がない人に見られることもありますが、自信過剰の人はその都度言い訳をして、その場を回避しているでしょう。
自己顕示欲が強い
最近はSNSで自己アピールする環境が整っているため、自己顕示欲が強い人が増えているように感じませんか。自信過剰の人にとってSNSは一躍注目される場なので、たくさん毎日投稿されているでしょう。
自信過剰な人は、心理的に自己顕示がしたい願望が強く、他人から称賛されたり褒められたりしたい気持ちが強いことが特徴。自撮り写真を加工して、理想的な自分を世の中に送り出すようなこと。自己顕示欲が満たされると、自信につながっていくのです。
虚栄心がある
有名企業の関連子会社で勤務している人が、親会社の名前を自慢するようなこともありますよね。自信過剰な人は、心理的に実際の自分よりも大きく見せたい願望が強く、エスカレートして虚栄心になることもあります。
新規のプロジェクトの一部だけをやったにもかかわらず、さも自分が中心になってやったかのようにアピールする人がいますよね。実際の自分に不満があると、ひと回り大きく見せたい気持ちが湧いてくるでしょう。
ローンを抱えながらブランド商品を持つように、虚栄心は自信過剰をさらに強める原因にもなるのです。
他人より優位に立っていたい
自信過剰な人は、心理的に他人よりも優位に立ちたい願望があり、常に自分よりも下の人を探す傾向にあります。人を見下すことは、自分の成長をストップさせるのと同じ。
自己を過大評価したいために、レベルの低いレースに参加するようなことなのです。自信過剰な人は、基本的に他人の評価を気にする傾向にあり、よい評価をされるために比較の対象を限定していることが特徴といえますね。
成功者に必要な自信の持ち方
成功者は誰しも自信にあふれ、他人を引き寄せる素敵なオーラがありますよね。そんな理想的な人間になるためには、自信は必要不可欠。
では他人の目につくようなプライドでなく、成功へのステップになるプライドの持ち方についてご説明していきましょう。
本当のプライドとは何かを理解しよう
プライドは自己顕示や虚栄心ではなく、自分の自信を支える土台になるものです。辛い時に原動力になるものが自分のプライド。逆に本当の自分以上によく見せたいと思う気持ちは、自己認知力を低下させてしまい、仕事や人間関係でも素直な自分になれない原因になりかねません。
プライドはプラス面もマイナス面もありますので、まずは自分を中心に考えて、どのような人間になりたいか、素直な気持ちで向き合ってみましょう。
高いレベルをライバルにする
成功者が持つプライドとは、常に向上心につながるものです。お金持ちが高価なものを身につけて見せびらかすことではなく、高価なものを買える心のゆとりが本当のプライド。
自信過剰な人は心理的に負けやミスを認めるのが苦手で、比較対象を低く設定する傾向もあります。これからはライバルに自分以上の人を選び、努力するモチベーションを高めてみましょう。
今のレベルで満足しないこと。さらに自分の上を目指す気持ちが、プライドを高めるコツになります。
失敗から学ぶこと
失敗経験のない成功者は、きっと世の中には存在しないはずです。失敗すると自信過剰な人はひどく落ち込んでしまうかもしれませんが、揺らがない自信をつけるためには失敗をバネにして、多くを学ぶ気持ちが大切なのです。
仕事のミスでお得意先から怒られた場合。これは自信をなくす瞬間ですよね。成功者はチャンスを掴むのが上手。失敗もステップアップだと思い、ポジティブな解釈をします。
そこで他人を責めたりネガティブになったりするのは、手放すべきプライド。持つべきプライドの見極めが大切ですね。
自分を客観視する
自信過剰な人は、他人から見られる自分像を意識するため、自己の判断が上手くできない場合がよくあります。こうなりたいという姿はわかっていても、現実の自分が見つからない状態。
そんな時は自分を客観視して、正しく向き合ってみましょう。客観視すると負の感情や自分のマイナス点が受け入れられ、冷静に判断できるようになります。長所や短所を考え、家族や友人から自分の印象を聞くこともよいでしょう。
自信を持って仕事をする方法
自信過剰で仕事に取り組んでも、期待通りにいかないことはよくあります。成功者は自分にとってメリットになるプライドを上手く刺激しながら、順調に仕事を進めていけることが魅力です。
では自信を持って仕事をするためにはどうすればよいか、重要なポイントをご説明しましょう。
積極的に仕事をする
自信をつけて仕事をするためには、周囲の評価も欠かせない要素です。現状維持は一番無難な働き方ですが、さらに一目置かれるためには積極的に仕事に取り組みましょう。
人の仕事の手伝い、仕事のやり方を提案するなど、意欲的な働き方は自信をつける基盤になります。
責任を持つ
誰かがやってくれるという安心感は、次第に責任逃れにつながる可能性があります。会社の一員として働く場合と個人で起業する場合、責任の度合いは若干違うかもしれません。
しかしどのような働く環境でも、自分の仕事に最後まで責任を持ってやり通すことがプロの証。困難を乗り越えて達成するたびに、自信がどんどん湧いてきます。
経験の数を増やす
嫌な仕事を長々と続けるよりも、好きな仕事に精力的に取り組みたいのは、誰もが考えていることです。今の仕事を100%好きになること以上に大切なのは、誇りを持って働くこと。
自分の仕事が誰のためになっているか、また働くことのありがたみを実感することも自信をつけるコツです。そのためにはなんでも挑戦して、経験値を高めましょう。
あらゆる場面を経験すると、今置かれた環境にとても感謝できるようになります。自然と誇りを持って自分の仕事に向き合い、向上心も高まるはずです。
まとめ
自信過剰な人は、心理的に自分以上に周囲を気にしていることが考えられますね。仕事は「やらされている」という感覚になりやすいことですが、自分を高めるプライドがあれば、毎日が意味のあるものへと変わるでしょう。
これからはプライドに振り回されないよう、正しくプライドを高める心がけを意識してくださいね。