尊敬できる上司の特徴・部下から慕われるための魅力について
尊敬できる上司がいると、仕事がスムーズにできるだけでなく、人生においても大きな影響力を与えてもらえそうですね。仕事のパフォーマンスをさらにアップするためには、職場の上下関係はとても重要です。
尊敬できない上司よりも、部下から慕われて尊敬できる上司がいるほうが、現場の士気が高くなるのは当然といえるでしょう。そこで今回は、尊敬できる上司の特徴についてご解説しますね。
将来自分が部下を管理する立場になることを想像して、今から準備を始めてみませんか。
尊敬できる上司の特徴について
離職率が高い企業は、上司との関係がよくないともいわれるように、企業が存続するためにも上司と部下の関係を大切にしなければなりません。
では周囲に好かれる尊敬できる上司とはどのようなタイプなのか、主な特徴について見ていきましょう。
悪いところをきちんと指摘してくれる
ミスをして上司に叱られると、一日モチベーションが下がってしまいますよね。上司や管理職の人も同じ人間。それぞれ性格や考え方が違うので、相性が合わない人もいるでしょう。
尊敬できる上司とは、誰にでもきちんと悪いところを指摘してくれる人。叱り方が上手で決して感情的にならず、直すべき点や苦手なところを指摘して、解決策を提示してくれます。
中には気分屋で、周囲にあたる上司もいますよね。たまたまイライラしている時に、部下である自分がターゲットにされて怒られると、さらにやる気をなくしてしまいます。的確な指摘と冷静な判断は、尊敬できる上司に共通するでしょう。
仕事ができる
多くの人が憧れる上司は、仕事ができる人。部下をまとめるにはリーダーシップも大切ですが、それだけでなく有能であることも尊敬できる上司には必要です。
仕事ができる人はきちんと部下へ指示が出せるため、周りも効率的に作業ができるようになります。嫌なことを人に任せず、自分でもきちんと仕事をこなす上司。
サクサクと大量の作業を正確にこなすのは仕事に慣れているだけでなく、頭の回転が速いからでしょう。のんびりと新聞を読んでお茶を飲んでいるだけの上司だと、周囲も不安になるかもしれません。
問題解決能力がある
尊敬できる上司は、見ていないようでもしっかりと状況を把握し、何かあった時に適切な対処や解決策を提示してくれます。たとえば部署の中で、全員が違う業務をする場合。
仕事の進行状況も個人差があり、周囲をまとめるのは決して楽ではありません。しかし問題解決能力が高い上司なら管理でき、しかもミーティングや連絡体制をきちんと整えているため、全員が情報を共有できます。問題が起こった場合は迅速に対応できるため、困った時に頼れる存在です。
話しやすい
尊敬できる上司は、とても丁寧に話を聞く姿勢があることです。上司と部下の関係は見えない壁ができやすく、悩みを相談したくても気軽に話せない上司も多いですよね。
しかし仕事のパフォーマンス力を高めるためには、社員同士のコミュニケーションは欠かせません。とくに上司は、最終的な決断を下す立場になりますので、なんでも話しやすい存在が理想的です。
職場では「報告・連絡・相談」が必要ですが、実際には誰かが我慢していることがほとんど。話しやすい上司とは面白いだけでなく、相手が言いにくいことがある場合もひと足先に察知して、自分から話しかけてくれるのも魅力です。怒りっぽい上司だと、話す内容もつい悩んでしまいますよね。
周囲への気配り
周囲へいつも気を配ってくれる上司は、とても尊敬できます。仕事ができるだけでなく平等に接してくれるので、特別扱いされる人はいません。
また自分は立場が上だから…という傲慢な態度もなく、お茶を自分で入れたり掃除を率先してやったり、配慮ができる人は人間としても尊敬できますね。
いつも周囲のことを心配してくれる上司は、部下が仕事をしやすいように早めに出社して、仕事の段取りをしてくれます。職場はチームワークが何よりも大切なので、周りの状況を常に気にしてくれる上司はとても素敵です。
部下を守ってくれる
上司とは偉そうに仕事を指示するだけでなく、部下の行いを監督する責任があります。そのため仕事のミスがあった場合は、部下のせいでなく自分の指導不足だと把握できる上司は、とても尊敬できますね。
たとえば重役に、仕事のミスを謝りに行く際。完全に部下のせいだと言い張る上司よりも、逆に自分を犠牲にして部下を守ってくれる上司は、とてもありがたい存在です。
部下の間違いを、自分のことのように一緒に謝ってくれる人。そんな上司は自分が部下だった時代をいつまでも忘れず、相手の気持ちを理解してくれる心の広さがあるのでしょう。
プライベートも変わらない
上司の中には、お酒を飲むと突然人が変わってしまうタイプがいます。仕事はバリバリやるのにプライベートになると、全く意志がなく決断力がない人。
逆に会社の飲み会では楽しい人なのに、仕事ができない上司など。このような境目があると部下から信頼されないため、仕事がやりにくいと感じることもあるかもしれません。
尊敬できる上司とはいつも同じ態度で、価値観や性格のブレがないでしょう。そのため周囲が上司の顔色を窺いながら仕事をするストレスもなく、いつも平穏な気持ちで集中できます。
私たちは仕事を通じてあらゆることを学んでいますので、人生の先輩としても多くのことを学べる上司のほうが、仕事のやりがいも感じるでしょう。
尊敬できる上司の特徴は、部下への思いやりや気遣いがあるため、相手に周囲を自分に合わせるのでなく、自分を相手に合わせるようにプライベートでも気を遣うプロ意識があります。
部下に慕われる方法について
職場には色々な人がいますので、役職に関係なく相手を思う気持ちがないと、仕事は上手く進みませんよね。では尊敬できる上司になるためには、どのような点を意識して部下と接することが必要なのか、重要なポイントについてご説明していきましょう。
コミュニケーションが大切
何かあった時にじっくりと話すだけでは、よい上司とはいえません。普段から話しやすい存在になるためには、世間話なども気さくにできるようコミュニケーションを図ることが必要です。
なんでも話せる上司なら、仕事のミスも未然に防げるかもしれません。仕事だけでなくプライベートに関する話も、抵抗なく話題にできるような理解者になること。
そのためには昼休みに一緒に食事したり、仕事以外でもメールのやりとりをしたり、自分から積極的に部下に近づく必要があるでしょう。
粗探しでなく長所を伸ばす
嫌な上司はいつも人を注意したり、怒っていたりする姿が印象に残りませんか。部下から慕われる上司になるためには、悪いところを指摘することはもちろんですが、短所を直すだけでなく長所を伸ばしてあげるのも必要でしょう。
上司とは部下それぞれの魅力を知り、さらに輝かせることも仕事のひとつです。たとえば内向的な社員で、あまり目立った行動がない部下。
しかし丁寧な仕事ぶりはとても評価できるため、長所を活かしコツコツと進められる仕事を依頼するのもよいでしょう。部下の成長は上司の評価につながるだけでなく、会社の業績もアップします。
まとめ
いつや人の悪口ばかりを言うような上司は、周囲にマイナスのオーラを出しています。職場は何かとストレスの多いところなので、上司がその要因になることだけは避けたいですよね。
難しい仕事でも前向きな気持ちで取り組むためには、上司のサポートが必要です。気持ちよく毎日仕事するには、ポジティブな性格の尊敬できる上司が一番。部下のモチベーションについても、上司の存在がかなり影響しているでしょう。
