肩に手を置く心理と角の立たない丁寧な対処の仕方
肩に手を置く心理には、どのような意味があるのでしょうか。気になる人が肩に触れてきたらドキッとしますが、それほど親しくない人にされたら馴れ馴れしいなと悪い印象を受けることもあるかもしれません。
肩に手を置くのは心理的な背景があるためなので、丁寧に対処するためにも心の中まで考えてあげるとよいでしょう。
肩に手を置く心理について
職場の上司に肩をポンポンと叩かれたり、友人に後ろから肩に手を置かれて名前を呼ばれたりする瞬間。同じ行為でも気持ちが違うのは、相手が「誰」かによるためでしょう。
そこで気持ちが乱されないよう、肩に手を置く心理について考えられる理由を見ていきますね。
愛情を持っている
好きな女性とスキンシップしたい願望があることが、肩に手を置く男性の心理的特徴です。男性が女性にスキンシップをするのは、多くの場合、相手に恋愛や特別な好意を寄せているため。もっと仲良くなりたい相手に、その気持ちをさりげなく伝えているのです。
髪だと意味深になり、腕を掴むと少し強引に見えますし、適度に触れることのできるパーツといえば肩。他人に呼び止められる時も、肩を叩かれることはよくありますので、誤解されないように慎重になっています。
上から目線になっている
肩に手を置く心理は、上から目線になっているためで、ライバル意識を持っている可能性があります。このタイプは特定の人に限らず、自分のプライドが高いため、誰に対してもこのような態度になると思われます。
人にお願いごとをする時も、命令口調になってしまうかもしれません。悪気があってやっているのではないのですが、よく知らない相手なら少し不快な気持ちになるでしょう。
励ましている
肩に手を置く男性は、心理的に相手を励ましていることが考えられます。「肩を落としてがっくりしている」という表現があるように、肩は応援したい時や元気づけてあげたい時に触れる部分。
職場の上司が部下の肩をポンポンと叩いたり、肩に手を置いて話しかけたりする時は、相手の気持ちに寄り添っているとも受け止められます。
この場合はどのようなシーンで肩に手を置くのか、前後の流れを考えると心理背景がわかりやすくなります。
オープンな人
肩に手を置くのは、心理的に自分を丸ごとさらけ出したい願望が関係しています。とてもフレンドリーで、誰とでもコミュニケーションをとりやすい特徴があるでしょう。
肩に手を置くのは挨拶のようなもの。些細なスキンシップで、相手と一歩近づいた付き合い方をすることが得意な人です。このタイプの人は、誰にでも肩に手を置くので、どの人が特別な存在なのか見分けがつきませんよね。
自分の存在に気づいてほしい
肩に手を置く心理は、相手に好意を寄せている可能性があります。自分の存在に気づいてほしいので、わかりやすい態度でアピールしています。
コミュニケーションをとることが苦手な部分もあるので、会話では上手く自分の気持ちが伝えられないのでしょう。何かあるたびにすぐに飛んできてくれて、手伝ったり助けたりしてくれる人もいるかもしれません。
親しくしたい相手のそばにいつもいたいので、そんな状況が肩に手を置く行動にもつながっているのでしょう。
仲良くなりたい
声をかけるのと肩に手を置く距離は、明らかに物理的にも近さが違いますよね。相手の肩に触れる距離は心の距離でもあり、早く仲良くなりたい願望が心理的にも反映されているのです。
仲良くなりたいというのは、相手にポジティブな気持ちを抱いているサイン。今後更に親しくなるための方法について模索をしたうえで、肩に手を置くようにしようと決めている場合もあるでしょう。
マイペースな人
あまり親しくない人に肩に手を置かれるのは、正直あまり嬉しいことではありませんよね。とくにスキンシップは誤解されるリスクもありますので、相手の気持ちをまずは考えることが大切。
しかしマイペースな性格の人は、その時のノリや気分次第でアクションを起こします。決して悪気はないのですが、相手を不快な気分にさせてしまう可能性もあります。
楽しいので勢いに乗って、隣の人の肩に手を置いてしまう場合も。また写真を撮る時に仲間と肩を組むような、憎めないタイプともいえるでしょう。
肩に手を置かれた時の対処方法
苦手な人から肩に手を置かれたら、正直嬉しいとは思えませんが、心理背景を考えると丁寧に対処すべき瞬間かもしれません。では角が立たないようにするにはどうすればよいか、オススメしたい対処法についてご説明しましょう。
逆に肩に手を置く
もし親しくなりたい相手から肩に手を置かれたら、こんな時は仲良くなるチャンスかもしれないと思う人もいるでしょう。相手の本心を知りたい場合は、逆に相手の肩に手を置いて、ふざけるふりをしてみてください。
性格によっては、誰にでも肩に手を置く人もいますので、好意的なものか特別な意味が全くないものかを判断しにくい場合も。気持ちを確かめるなら、自分からも同じ態度で接することが、今後の付き合いにもメリットになるかもしれません。
苦手な人から肩をポンポンと叩かれると、あまりよい気持ちがしないはず。しかし好意的に受け止めてくれる人なら、もっと親しい関係になれる可能性があります。
リアクションをとらない
苦手な人、誤解されたくない相手への対処は、少し難しいですよね。たとえば上司。仕事上仕方ないことかもしれませんが、露骨に嫌な顔をしたり、周りに人がいるのに「迷惑です」と言ったりするのは難しいでしょう。
その場合は、リアクションを一切しないことがオススメです。今後もよい関係を続けたい相手には、あまり厳しい対処はしたくありません。
肩に手を置かれても、あえて気づかないように会話を続け、スルーすることが安心ですね。相手によっては反応を待っているケースもありますので、よくも悪くもリアクションがあると、相手が何かしらの可能性を感じてしまうことがあります。
笑顔で喜ぶ
親しくなりたい人が相手なら、対処はとても簡単。肩に手を置く心理はさまざまですが、こんな場面はこちらの気持ちをアピールするよいチャンスになります。
今後仲良くしたい相手に対しては、嬉しそうな表情で対処しましょう。笑顔で対応をすることにより、相手も嬉しい気持ちになれるのです。
ずっと肩に手を置いたままでいられるように、体を動かさないのもよいかもしれません。積極的にアプローチできる人なら、肩に置かれた手を軽く叩いたり、そっと触れたりしてみるのもオススメです。好意的に相手の態度を受け入れる姿勢を意識して対処してくださいね。
その場から去る
肩に手を置く心理背景がよくわからない場合は、はっきりした態度で反応すると、後でぎくしゃくした関係になるケースもあります。そうならないためにも、そんな時はさっとその場から去るのも対処方法のひとつです。
困惑するのはどちらも同じで、肩に手を置かれて「嬉しい」か「困る」か、答えは二択になってしまいます。突然のことで判断できない場合はその中間をとり、なんとなく体の動きに合わせてそっと相手の手から離れてみましょう。
もしくは仲がよい相手なら、冗談っぽく「ちょっと何?」といってごまかすことも対処のひとつです。
まとめ
肩に手を置く心理は、好意の表れである可能性も。でも全てそうとは限らないでしょう。スキンシップは誤解されないように、自分の気持ちを相手に知ってもらうことが大切なのです。このため相手に対しては、臨機応変に適切な方法で対処してくださいね。