偉そうな人の深層心理と弱点・嫌われないために注意したいこととは?
偉そうな人の深層心理にはどのようなことが隠されているのでしょうか。他人の態度は自分に想像以上に影響を与えることがあり、とくにネガティブな態度は精神的な負担になる場合もあります。
偉そうな人は職場や学校、またはお店の店員さんなど、あらゆるところで遭遇する可能性がありますので、自分に負担がかからないよう上手に接する方法を詳しくご解説していきましょう。
偉そうな人の心理状態について
言葉ひとつひとつが上から目線で、他人を不快な気持ちにさせる人。我慢強い人でもこんなタイプが近くにいたら、とてもやりにくさを感じるでしょう。
では最初に、偉そうな人の心理背景や弱点から詳しくご説明していきますね。
自信がないため
偉そうな人は周囲になんともいえない威圧感を与え、そばにはできるだけ近づきたくないですよね。職場の上司や先輩、または同僚にもこのタイプはよくいるでしょう。
偉そうな人は心理的にアグレッシブなところがありそうですが、実は自分に自信がない弱点を隠しているだけなのです。鼻につくような話し方、イラッとさせる態度は、自信のない自分を相手に知られたくないための自己防衛。
自信がないので、万が一相手と口論になると自分の負けが想定されますので、そうならないために事前に偉い態度で予防線を張っています。
とてもプライドが高い
偉そうな人は心理的にプライドが高く、自分の悪いところや弱点を認めるのが苦手です。たとえば仕事でミスして上司に注意されても、「言われた通りにやりましたよ」と言い訳し、他の人に責任転嫁することも。
自分の弱さを認めることは負けだと思っているので、プライドが邪魔してなかなか自分らしさが周囲に伝わっていません。他人のために自分がへりくだることはなく、誰に対しても偉そうな態度になってしまうでしょう。
大きく自分を見せたいため
偉そうな人は、心理的に自分の存在価値に不安を抱いていますので、周囲に大きく自分を見せるために態度でアピールしています。
たとえば皆に聞こえるように大きな声で話し、偉そうな態度で足を組むなど、ひとつひとつの動作がとても目につくタイプ。とくにライバル意識を燃やす自分と同レベルの人に偉そうな態度で接することが多く、自分の弱さを徹底的に隠しています。
実力では勝てないという事実を認識しているため、逆に自分の能力を必要以上にアピールしたくなるのでしょう。
正しく自己評価できない
偉そうな人は心理的に正しく自己評価せず、とても自分を可愛がりすぎるところがあります。実力とはかけ離れた自己評価をするので、周りからも付き合いづらく思われることがあるでしょう。
偉い人でなく「偉そうな人」とレッテルを張られ、話をしても皆に聞き流されていることも。過大な自己評価する人は、逆に他人を厳しくチェックする傾向があり、自分が有利でいられるようにいつもレベルが下の人や弱い人を探しています。
やりたい放題できると思っている
偉そうな人の心理背景にはまず自覚がなく、自分がやりたいことをやっていい立場だと誤解していることが考えられます。たとえば子供時代に過保護に育てられたまま大人になった人。
他人を見下す傾向が強く、嫌なことは他人にやらせてしまえば済むと思っているために威圧的な態度になっているのです。しかしこのような偉そうな人は、自分を客観的に判断していないので態度を変えることはないでしょう。自分は偉い、好き勝手やってもいいと自己判断しているだけなのです。
目立ちたいから
偉そうな人は、心理的に自分の存在価値を感じたい願望が強く、目立つために周囲をイラッとさせる態度になることがよくあります。目立ちたい人は基本的に自己中心的なところがあり、他人にどう思われても構わないと投げやりになることも。
自分さえ注目されれば、影に立つ人のことは一切関心を持ちません。偉そうな態度なので一見リーダーシップがあるように見えますが、皆のことよりも自分だけに意識を集中させているので、皆からは慕われることはないでしょう。
偉そうな人と上手く付き合う3つのポイント
偉そうな人は、心理背景を考えると決して強い人間ではなく弱いところがあることもわかります。しかし表面的には相手を不安にさせる嫌な存在の偉そうな人。どのような付き合い方が無難なのか、3つのポイントをご説明していきましょう。
張り合わないこと
偉そうな人は、心理的に自分の弱さを隠すために必死になっていますので、相手が少しでも反論してくるとさらにエスカレートして態度が悪くなると考えられます。
するとお互いに感情的になり話の結論が出なくなりますので、偉そうな人とは張り合わないことが一番。嫌な態度でも、「この人は自分の負けを認めているからだ」と解釈してみませんか。
自分のほうが強い、偉いと思えば、偉そうに接してくる人はとても扱いやすくなるでしょう。反論して無駄な時間を使うよりも、そのままスルーして関心を持たないことがベストです。
相手を持ち上げる
偉そうな人は付き合い方が難しい存在に見えますが、実はポイントをおさえておけば意外と簡単に接することができます。偉そうな人は、自分が中心でいたいことや有利に立ちたい願望がありますので、相手の求めることを与えるだけでいいのです。
相手の発言にイラッとする前に逆に相手を褒める、持ち上げるような態度を意識してみましょう。「さすがですね」「いつも頼りにしています」など、相手の気持ちを安心させることが付き合い方のコツ。
否定や逆に威圧するともっと攻撃的になるリスクもありますので、たとえ気に入らない言動が目についても、相手を持ち上げて考えを受け入れたふりをしてみましょう。
仲良くなる
偉そうな人は心理的に弱いところがありますので、相手に突っ込まれると人間不信になることもあるでしょう。とてもデリケートな部分がありますので、そんな一面を理解して信頼関係を築くこともオススメです。
偉そうだから付き合わないと徹底した態度をとるのは簡単ですが、偉そうな人は実は助けが必要なことも。周囲が受け入れてくれないために、さらに威圧的に間違ったアピールをしていることも考えられるため、きちんと対話できるよう信頼関係をまずは意識してください。
相手から認められるような態度で接する、またはしっかり話を聞いてアドバイスをしてあげるなど。よい人間関係を築きたいと柔軟な姿勢になることも、お互いに本音で語るよいきっかけ作りになるでしょう。
偉そうな態度を直したい人はどうするべきか?
周囲の態度がいつも冷たい、意見を言うと誰も聞いてくれない時などは、無意識に自分が偉そうな態度をとっていることが理由かもしれません。その場合は次の点を意識してみましょう。
自分の考えを冷静に吐き出す
偉そうな人は、その場の感情で行動することがよくありますので、一時的な考えで損しないためにも頭の中はきちんと整理してください。今感じていることを紙に書き出すなど、冷静に自分自身と向き合うことで弱いところが見えてくるはずです。
話し方を変えてみる
声のトーン、スピード、言葉使いなど、表面的なところで人間性を判断されることがよくあります。偉そうにしているつもりはないけど…という場合は、まず話し方を客観的にチェックして、直せるところを見つけましょう。優しく語りかけるように自分の意見を言えば、その場がとてもスムーズになります。
まとめ
偉そうな人は、心理的に他人には知られたくない弱点やストレスがあるのでしょう。人間関係を良好にするためにも、まずは自分の気持ちを正しく把握してアプローチ方法を考えてみませんか。
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