好きなことがわからない心理とは?自分を分析する簡単な方法について
好きなことがわからない理由は、心理的な部分が関係している場合があります。人生を謳歌する人たちは、何かしら自分の興味や好きなことを充実させて暮らしていますよね。
好きではない作業を我慢して毎日続ける生活はストレスの原因で、快適な人生からは程遠くなってしまいます。そこで今回は幸福に暮らすために知っておきたい、好きなことがわからない心理的特徴と、自分を詳しく分析する方法についてご説明しましょう。
好きなことがわからない心理について
やりたいことがわからないのは、根本的なところにある「興味」がわからないためではないでしょうか。ではそんな人の心理的に関係している理由についてご説明します。
我慢している
好きなことがわからない人は、心理的にやってはいけないと我慢している可能性があります。本当は好きだけど、やり始めたら周囲に何を言われるかわからない、自分には似合わないといった思い込みがあり、好きかどうかを意識して無視している状態なのです。
好きな食べ物が目の前にあったら、迷わず食べるのが人間の本能。しかし好きなことがわからない心理は、その人の思考パターンが関係して、何かを始める以上はきちんと完結させなければならないとプレッシャーをかけているのです。
そのため無理だからやってはいけないと、本能的に感じることも我慢してしまうのでしょう。
情報収集が面倒
初めての土地に旅行する際、いきなり現地に行ってもどう楽しめばよいのかわかりませんよね。何かを始める時に、私たちは少なからず情報収集をしますが、好きなことがわからない人は心理的にその作業が面倒に感じているのです。
テレビやネット、雑誌などの情報文化の中で、興味が湧くものは色々と発見できますよね。好きなことがわからないという悩みは、実は好きなことを見つけたい願望が薄いことも理由でしょう。
旅行を楽しみたいなら、行く前に観光スポットをたくさん調べてから出発することをオススメします。それと同じで、好きなことがわからない人は、人生を楽しく過ごしたい気持ちが少ないかもしれません。
難しく解釈している
好きなことがわからない人は、心理的に物ごとをきちんと考えて難しく解釈する傾向も。「何が好き?」と質問されてすぐに返答できないのは、その答えから相手が自分をどう判断するか、違った視点で考えてしまうため。
好きなものというのは、自分が掲げるゴールや目標ではなく、しかも人生観をアピールする難しいものではありません。好きなことは場合によって、他人にとって全く価値のないものかもしれませんし、何の結果も残らない可能性も。
しかしそれが自分にとって情熱を向けられるものなら、間違いなく好きなことなのです。
自信がない
好きなことがわからない人は心理的に自信がないためで、思い込みで失敗する自分をイメージしているのでしょう。歌手になって世界的に有名になりたい夢があっても、それは無理だからと自分を抑え込んでいます。
「好きなこととは可能でなければならない」という価値観がありますので、自分の今の能力範囲で見つけようとするために見つからないのです。
自分が求めるものや好きなものに気づくのは、実は自信がかなり必要。一旦自分の気持ちに気づいてしまったら、その後どう対処するか、自信がないと本来の自分を見失ってしまうのです。
好きなことを見つける方法について
好きなことがわからないデメリットは、仕事や人間関係をはじめ、さらに自分の人生観の構築にも影響を与えると考えられます。
必ずしも好きなものがわかっていなければならないわけではありませんが、自分の強みを知るためにも大切なのです。では好きなことがわからない心理が働く人が、今後どのようにして見つけていくか、ヒントになるポイントをご説明しましょう。
やることに理由を感じるもの
好きではないけれどやらなければならない作業は、世の中にたくさんありますよね。仕事もそのひとつで、生きていくためには仕方のないこと。
好きなものを見つける際はなぜそれをやるのか、理由にフォーカスできるものを考えてみましょう。たとえば筋トレ。健康のため、理想の体型を作るためなど、理由はたくさんあります。
しかし中には長続きせず終わってしまう人も少なくありません。好きなことならたとえ辛くてもなぜやるか、理由にフォーカスできるため、次第に楽しむ余裕も生まれてくるのです。
「なぜそれを続けているの?」と他人が理解できないものでも、自分にとってやる理由がわかっているものは、好きなことに変わる可能性が大いにあります。
好きで没頭できるもの
毎日なんとなく時間が過ぎてしまう生活は、自分自身に目を向ける時間をつい忘れてしまいますよね。好きなことが何かと質問されても、答えられない人は近年とても増えているようです。
そんな時は、まずやっていて楽しいと感じるものを思い出してみましょう。食事をするのが好き、ゲームをするのが好きなど、楽しくて無理せずに積極的にできるものは、自分の好きなことのヒントが隠されています。
趣味の延長、時間があるとふとやっていることなど。あらゆるしがらみを取り除き、自分が楽しいと素直に感じられるものが好きなことなのかもしれません。
なんでもいいから挑戦してみる
好きなことがわからないのは、世の中にどのような楽しみや刺激があるのか、情報不足になっているのも原因です。そんな人は何をするかを調べるよりも、まずなんでもいいので気になったものに挑戦してみましょう。
「これが好きだ!」と決めてから取り組む必要はなく、なんとなくでもよいのでまずは取り掛かりを作ることが大切なのです。
やってみたら意外と面白く、自分に合っているというものはたくさんあるでしょう。やらない理由を考えるよりも、アクションを起こしてから判断してくださいね。
子供時代に夢中になったもの
小さい頃に夢中になってやったことは、大人になってからも自然と再び興味を持てるはずです。子供時代に絵を描くのが好きだった人は、きっとアートに興味を持つでしょう。
生活環境やライフスタイルが変わると、自然と興味を持つものは変わっていきますが、子供時代の思いはとても素直で、本来の自分の欲求が見えてくるはず。
好きなことがわからないと思ったら、昔の自分を振り返ってみるのもオススメです。
自己分析する簡単な質問
自己分析は仕事や恋愛など、あらゆるところから人生を豊かにするために必要なステップです。好きなものがわからないと、次に何をすればよいのか迷いやすくなりますので、そんな時は次の簡単な自己分析の質問をしてみましょう。;
自分の強みや長所は何か?
自分自身についてよくわかっているつもりでも、他人には見えているのに自分には見えないものがたくさんあります。そのひとつが自分の「強み」。
謙遜しやすいタイプは、自分の長所にあえて気づかない習慣があるはずですが、自己分析をする際にどのような場面でも自分の強みをアピールするのはとても大切です。
そこがわかれば、自然と情熱を向けられることも発見しやすくなるでしょう。
こだわりは何か?
絶対に他人に譲れないものや、強いこだわりがあるもの。自分のコア部分になるため、自己分析する際に自問自答してください。「自分に厳しくしたい」「人のために何かをしたい」「おしゃれに暮らしたい」、そんなこだわりは、自分らしさの原動力になりはずです。
まとめ
好きなことがわからない人は、心理的に気づかないようにしている部分もあるでしょう。幸福な人生を送るためには、まずは自分とはどのような人間なのか、あらゆる角度から分析する必要があるかもしれません。