辞める辞める言う人の心理はなぜ?対処する時の注意点
辞める辞める言う人の心理は、なぜだと考えられますか。職場の中に大抵一人はいるこのタイプ。辞めると言いながらいつまでも会社に残り続け、周囲がやきもきしてしまいます。
仕事の不満を抱えるのは、誰でもあることですが「辞める」という言葉を口にするのは、かなり勇気が必要です。こんなタイプの人と一緒に仕事をすると、周囲のモチベーションも下がってしまいますね。
では楽しく仕事をするために、辞める辞める言う人の心理を理解し、対処する方法をご解説しましょう。
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辞める辞める言う人の心理背景について
「こんな仕事はもう辞める!」と周囲に宣言したのにそれから数か月、または数年、未だに仕事を続けている人がいます。このタイプの人と上手に付き合うためにも、心理的に考えられる特徴についてご説明しましょう。
慰めてほしい
頑張って仕事しているのに辛い…という自分の気持ちを周囲にアピールして、慰めてほしいので辞める辞める言う人の心理になります。
「どうしたの?」と優しく声をかけてくれる人に、仕事の愚痴こぼし。嫌いな人の悪口を言ったり、自分の辛い環境を説明したりして、誰かにかまってほしいのです。
本当に辞めるつもりはなく、周囲の興味を引きたいだけ。そんな心理があるので、寂しくなると「辞める」を連発しています。
コミュニケーション能力が低い
会話が盛り上がらない人、共通の話題がなくて話が続かない人など。職場にはコミュニケーション能力に欠けている人がいませんか。
このタイプは辞める辞める言う心理が働き、周囲が興味を持つ話題を提供しているだけなのです。この言葉がツールになっているため、休憩時間の話題はいつも会社を「辞める話」。
ネガティブな話題なので会社が好きな人にとっては、避けたい存在になってしまうでしょう。
自己顕示欲が強い
周囲にいつも注目されたい、自己顕示欲が強い人。仕事では目立ったことができないので、辞める辞める言う心理になり周囲を驚かせて注目を浴びています。
最初は周囲も心配してくれますが、繰り返されるたびに「また始まった」と呆れられ、真剣に受け止めなくなります。するとさらにエスカレートして「来月辞める」など、具体的なプランを話してくるでしょう。
自己顕示欲が強い人は、どのような手段を使ってでも自分が話題の中心になりたいため、最終的に自分が損するケースもあります。
甘えん坊
辞める、辞めたい、そんな弱音を吐いた経験がある人は多いですよね。一所懸命に働いても給与がアップしない、残業ばかりでプライベートが充実しないなど、辛いことが続くと愚痴をこぼしたくなります。
それが「辞めたい」という言葉に変わり、自分の心の中を整理しているのです。甘えん坊の人は弱音を吐いて、誰かに守ってほしい心理がありますので、間接的に辞めたい話をしてくることもあるでしょう。
次第と「類は友を呼ぶ」で辞めたい人同士がくっつき、お互いに励まし合う関係ができる可能性もあります。
ストレスが溜まっている
人間関係や会社の雰囲気、残業時間など、色々なところでストレスを感じます。会社の休日はこのストレスを発散するための大切な時ですが、会社以外でストレスの発散場がない人は「辞める」と文句を言ってしまうのです。
心のもやもやは、言葉にするとすっきりする場合があります。ストレスが心理背景にある人は、嫌な出来事があるたびに「辞める」を連発して、ストレス発散しています。
存在価値を確認している
辞める辞める言う人の心理は、自分がこの会社で必要とされているか、確認するための行動を起こしています。自分の仕事が評価されず、他の人ばかり目立っていってしまうと、存在価値が無視されたような気持ちになりますよね。
本当に必要な人なら、周囲が引き留めてくれるはず。辞めると言うことにより、どれくらいの人が心配してくれるかで、自分は大切に思われているかどうか確認しようとしているのです。誰も気にせず無視されると、逆に残りたくなる性格でもあるでしょう。
辞めたい人への上手な対処方法
辞める辞める言う人の話は、できれば毎日聞きたくはありませんが、本当に悩みを抱えている場合もあります。相手の心理背景を考慮して、上手に接するポイントをご紹介しましょう。
辞める準備を手伝う
辞める辞める言う人がそばにいると、マイナスエネルギーが周囲にも伝わり、仕事のミスにもつながりそうで困りますよね。本気で言っているのか、それとも周囲にアピールしているだけなのか。
本心を掴むためには、辞める準備を手伝う素振りをしてみましょう。たとえば「いつまでに辞めたいの?」など、具体的なプランを聞き出します。
その時に退職願いを提出するタイミングについて教えてあげるなど。周囲が真面目に受け止めていると思わせれば、本気でない人ならそれ以来辞めるとは言わなくなるでしょう。
上司に相談するよう勧める
辞めたいと愚痴こぼしする人は、現在ストレスを抱えている状態で、同僚や部下のクラスでは何もできないと感じます。働く環境を変えて居残ってもらうためには、上司に相談して部署替えを検討するのも方法です。
「辞める前に相談してみたら?」と提案することも対処法のひとつ。改善すべきことがあるなら、なるべく早く幹部クラスに伝えて、行動を起こしてもらうようにするのも必要です。
話をじっくりと聞いてあげる
辞める辞める言う人はコミュニケーション能力不足で、話し相手がいない可能性があります。社内で孤立した立場になっているので、辞めると騒いで周りに注目してほしいのです。
そんなタイプはじっくりと話を聞き、何が不満なのか心をオープンにしてもらいましょう。ただ甘えたいだけの人なら、深刻な不満は抱えていないケースも。誰かに愚痴を聞いてもらいたい、そんな気持ちなのかもしれません。
無視する
辞めるといつも口癖のように言う人は、我慢できない性格も関係しています。嫌な出来事があると、すぐに態度に出して自己アピール。上司が近くにいても、わざと聞こえるように「辞める」と言ってしまう人もいるでしょう。
このタイプは本気で辞めることは考えていませんので、周囲がそのたびに振り回されるほうが損です。一切無視して、何ごともないように日常生活を送ってみてください。
周囲が興味を示してくれないと、辞める辞める言う態度を変える人もいるでしょう。
転職エージェントを勧める
辞めると口にするほど不満がある会社なら、いずれは転職に向けて本気で動き始める可能性もあります。それまでの期間に、社内で辞めると連発されるのは、他のメンバーへも悪影響が出てしまうため、外部の機関をうまく使うことを勧めてみましょう。
実際に転職市場がどうなっているか、情報収集を進めていく中で、本人がいまの職場環境に恵まれていることに気付く可能性もあります。また、逆に転職に向けて前向きに進めようと思うかもしれません。いずれにせよ、本人にとっていい方向に転ぶのではないでしょうか。
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プライベートを充実させてもらう
辞めると毎日愚痴こぼしするほど仕事が嫌になるのは、溜まってしまったストレスや自分の性格など、要因が色々とあるでしょう。
まだ頑張りたいという人なら、長期休暇をとって気分転換するのも方法です。プライベートが充実すると、それが働くモチベーションにもつながりますので、時間の使い方などをアドバイスしてあげるとよいですね。
まとめ
辞める辞める言う人は心理的な意味を考えると、上手く対処できるでしょう。誰でも一度は迎える仕事の停滞期。そんな時は周囲に迷惑をかけずに、辛い時期を乗り越えたいですね。
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